選別U[6・7月]

尾肩・尾形による選別

尾各部の名称

選別の心得 

6月になると稚魚の成長が早く、大きさは小指から人差し指、親指の太さと瞬くうちに大きくなってくる。尾形がはっきりして来るので、将来を見越した選別を行う。悪いものを除く(欠点を探す)選別ではなく、良い所を見つけて残して行くように心がける。すなわち多少の欠点が有っても尾形の良い、尾肩がしなやかで、尾付けの良い魚(高いもの)を残して行く。

選別淘汰する魚

  1. 尾芯が立ち過ぎたもの(頭を上にして、ぎこちなく泳ぐ)
  2. 尾先が上に跳ね上がったもの(上跳ね)。
  3. 尾付けの低いもの
  4. 尾張りが悪いもの(尾付け部分から親骨が下向きに出たもの)
  5. 尾の開きが悪いもの(前記は親骨が下方向に、開きの悪いものは後ろ方向に向かって付いたもの)
  6. 親骨の硬いもの(泳いでいる時に尾先をおろさないもの)
  7. 尾先がまくれたもの
  8. 谷の深いものは、程度の問題。
  9. 尾芯曲がり、尾芯の付け違い(尾筒の中央から出ていない)尾肩の付け違ったもの等、再点検。
  10. 尾筒の伸びたもの、しゃくれたもの

 

参考