金魚の産卵(採卵)と孵化
魚巣の準備
産卵のための魚巣は色々使われているが自然の水草が最良。水草ではないがヒカゲノカズラも昔からよく使われている。
シュロで出来た特製タワシも手軽で使用者が多い。自然の水草に劣らない孵化率である。またタワシは毛足が長く立体的空間がある。これが稚魚の隠れ場所になり生育結果も良好。
サランネットやシュロ皮を使う人も多い。水草やタワシは立体的空間があり、卵も立体的に付着するのに対し、これらは平面的に卵が付くので卵が過密になり易い。産卵中にサランネットやシュロ皮を時々交換して卵が付きすぎない様にするのがポイント。過密に卵が付いていると無精卵に付いた水生菌が正常な卵に伝染して全滅する事もある。また卵一個あたりの酸素供給量も足りなくなる。
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産卵用特製タワシとポリテープで作った疑似の水草 |
- 水草には害虫の卵などが付着していて後で思わぬ被害が出る事が有るので事前によく点検しておく事が必要。
- タワシやシュロ皮は水に浸けてアク抜きを事前に行います。
- 1000粒程度の採卵規模であれば写真中央のような荷造りテープで作った「リボン」をいくつか作って、輪にした針金に結びつけて使のも一つの方法です。(お勧め品)
- ビニール製の縄で出来た長いタワシ状の人工魚巣は、移動する時、卵に傷が付くので取り扱いには注意が必要。