頭を作る
良く発達した獅子頭が蘭鋳の特長。びん張り(鬢張り)の良く出た角頭の蘭鋳は何と言っても見ごたえが有る。頭には色々な形が有り、主に系統的に形成される要素が大きいようである。この系統的なものは別に述べるとして、頭は大きければ良いと言うものではない。鰓に乗った肉溜は、やぼで品が無いと言われ敬遠される。ここでは見栄えのする頭に育てるためには、どうしたら良いか考えて行きます。
「頭は黒子のうちに」と言われ、その形を決定付けるのは色変わり前の飼い方による。色変わり後も頭は大きくなるが、形は色変わりするまでに決定付けられてしまう。鰓に肉溜が乗ってしまうのも、黒子の頃の飼い方次第である。
逆立ちして、池底の藻を食べる当才魚 |
魚を創る
「成長促進法」「頭を創る」では、魚を大きくする方法、頭を出す方法に付いて個々に述べてきました。しかし魚を創ると言うことになると、これらの基礎知識を基に、総合的な飼育技術が求められます。