[7月の日記]

7月2日[孵化後80日]

稚魚は「親指」の太さに成長。水替えと選別を行い、
腰が伸びたもの、尾の張り過ぎ、絞他もの、上捲くれ、尾の付け違いなどをはねる。
30匹を残す。
梅雨の時期とはいえ、真夏を思わせる日も有る。
強い日光にさらされて池の藻がいたんでくる。

またあまり藻が付き過ぎるのも良くないので、半分を取り除き、新しい藻に更新する事にした。

池底の緑藻が黒ずんできた。

池底の緑藻を半分取り除く

側壁は前回剥がし新たに付いた藻

稚魚は、色変わりが進み稚魚と呼ぶのは相応しくない。当才魚である。ランチュウらしい丸味を感じさせる体つきに成ってきた。

色変わり中の当才魚

 

選別で取り除いた不良魚

解説

    1. 尾先が上に跳ねている
    2. 尾を絞ってしまった魚
    3. 尾筒が詰った魚
      (白く光った部分の尾筒が細くなり詰ている)
    4. 親骨が硬く>の部分にビレが出ている。

 

 

尾皿がしかりついて、尾付けが良い魚

 

7月5日

梅雨明けもまぢかである。
日中の暑さから金魚を守る為、ハウスに寒冷紗を設置。

夏の強い日差しを避ける「寒冷紗」

7月12日

今日、「第1回長野県らんちゅう連合会研究会」が行なわれた。
7月になると各地で、当才魚の研究会が開催される。
研究会は会員の鑑識眼を磨き、飼育技術の向上を目的とし、秋の大会までの間、毎月1回開催される。
品評会同様、魚に順位が付けられ景品も用意される。
研究会は会員にとって飼育技術を磨くための好機である。必ず自分の魚を持参して参加する事が大切で、上達の早道となる。

今年初めての研究会とあって、県外からも多数の会員が集まった。
春から異常気象が続いたが、魚の出来具合はどうだろうか?
今年の出来具合を探る良い機会でもある。

繁殖のページ「研究会の心得」参照

研究会風景