[6月の日記]

6月3日[孵化後50日]

稚魚は「人差し指」の太さに成長。水替えと選別を行い、腰が伸びたもの、尾の張り過ぎ、絞り過ぎ、上捲くれ、尾の付け違い、尾芯の曲がったものなどをはねる。
厳選の末50匹を残す
いよいよ梅雨の時期を迎えるが、金魚の健康と「頭を創る」為に今日からは水替え当日の餌を切る事にした。
稚魚は、いよいよランチュウらしい丸味を感じさせる体つきに成り、頭には肉溜がついてきた。目先もついてきた。見方によっては目先が伸びたように感じさせる。

ランチュウの頭には色々な形が有り、「龍頭」「兜金頭」「獅子頭」等がそれである。目先の良く出た特長の有る「角ばった頭」は、らんちゅう愛好者が求める頭(かしら)の形で、気品を感じさせる。いくら頭が良く発達していても、鰓に瘤が載っている魚は敬遠される。

 

6月10日

大きさが「親指の太さ」に成長。いよいよ退色(*色変わり)が始まった。水替えを行い、腰が伸びたもの、尾の張り過ぎ、絞り過ぎ、上捲くれ、外捲くれ、内捲くれ、尾の付け違い、尾芯の曲がったものなど10匹ほどをはねる。
飼育数40匹となる

虎はげ状態の稚児(中央)

色変わりは尾から始まる

6月13日

朝、金魚池に行くと、1・2匹の稚魚が時々体を反転させて、体の側面を池底に擦り付ける動作をしている。稚魚を観察すると、尾筒の側面や横腹の一部が赤く血がにじんだ様になっているものが何匹かいる。これは微生吸虫類が金魚の体表面に付き、血を吸った後である。幸い稚魚の食欲は、落ちていない様だ。早速、餌を与える前に鑑賞魚用殺虫剤「マゾテン」を池に投薬。2日もすれば、すっかり治るはずである。

 

6月16日

朝、池に行くと稚魚達は餌を待ちかねて、 盛んに池底に付いた緑藻を突ついている。一斉に逆立ち状態になり、一生懸命藻をついばんでいる。 体の赤みもすっかり消えている。このところの悪天候でミジンコがほとんど採れない為、 餌は少し前から冷凍赤虫である。板チョコ状になった赤虫は1枚が100グラム。 (5個×7列のセルになっている)冷凍庫から取り出して5分もすると、手で簡単に割ってセルを分割する事が出来る。冷凍赤虫の使い方は、 セルが5個ずつの、7本の棒状に割って使うのが一般的。そして分割した冷凍赤虫は凍った状態で金魚に与えた方が食いが良いし、餌やりも簡単。稚魚達は朝5時、9時、12時に各2列、 そして17時に1列の赤虫をぺろりと食べてしまう。(1日合計100グラム)

池底の藻を食べている稚魚

 

6月23日

水替えと選別。尾付けの低いもの、張りの悪いものを除いて残り35匹となる。梅雨とは言え太陽が顔を出すと池の水温は日中30度近くになる事が有る。餌の食いも盛んで水も汚れてくる。うっかりすると稚魚は尾焼けを起こすので注意が必要だ。藻が付き過ぎると尾焼けを起こすので、水替えの時に側壁の藻は取り除く。

池底の藻は洗って残す。