[5月の日記]

5月4日[孵化後20日]

稚魚は割り箸(小豆)の太さ。
三回目の選別を行う。「差し尾」「尾芯の太いもの」「尾芯の曲がり」
「尾張りの足りないもの」「尾の曲がり」「尾の付け違い」
その他をはねて残り300匹

差し尾

つまみ尾

尾の捻り

 

5月9日[孵化後24日]

稚魚は大豆の太さに成長。「尾の形と開き」「尾芯の曲がり」
「尾の付け違ったもの」「尾筒の曲がり」を見て選別。
残り150匹

5月17日 [孵化後32日]

稚魚はたばこの太さに成長。食欲おう盛。ランチュウらしい体に丸みがついてきた。
選別を行い100匹を残す。

5月23日 [孵化後38日]

稚魚は「小指の先から第一関節」くらいの大きさに成長。
「餌はミジンコ」
ミジンコは日の出の時間(5時)頃が良く採れるので、早起きをして毎日1〜2kgを採取。
採取したミジンコは、朝6時から夕方5時の間に5回に分けて稚魚に与える。
1回あたりの量は、コーヒー スプーン山盛り1杯、約30グラム。
稚魚達の食欲はおう盛で、これを約2時間で食べ終える。
生きたミジンコだから一度に与えても良いのだが、こうして分けて与えると稚魚達は一度に与えた時よりも20%程度多く食べるのがその理由。
この時期になると、もちろん夜餌は切る。

5月24日(日)

水替え、選別に合わせて稚魚の再配置。

この頃になると、選別しても、将来性の有るものはなかなか数が減らず、
又良くないものはどんどん少なくなってくる。
*数が減らない場合は、いくつかの池に分けて飼育。
*数が少なくなった系統魚は一池にまとめて飼育。
この様にして、各池の飼育密度を調整する。