はじめに

 

金魚飼育の楽しさの一つに、初心者からベテランまで品評会入賞のチャンスが有る事です。一回の産卵で 何千もの稚魚が生まれる事からすれば、池の数が多い少ないは問題では有りません。このページは、皆様とともに大会入賞を目指し1年間過ごして行きたいと思います。その時々の管理方法や「魚を作る」にはどうしたら良いのか一緒に考えて行きましょう。金魚の飼い方は同じ場所に並んだ池それぞれで違うと申します。地域によって気候も異なります。飼い方の一例として、参考にして頂ければ幸いです。


平成10年  

 

1月9日

朝起きると、30cmは積もっただろうか外は一面の銀世界。テレビのニュースは首都圏に大雪が降り、大変な交通まひが続いている事をさかんに報じている。

金魚のビニールハウスが心配だ!幸い屋根の雪は滑り落ちている。だがこのままにしておくと、次に降った雪でハウスが押しつぶされてしまうので早速雪かたづけだ。池には薄氷が張っている。池の底のほうでじっと寒さに耐えている魚影が かすかに見える。

 

 

昨夜からの雪

1月9日除雪完了

1月15日

又更に積雪30cm、せっかくの休日も終日雪かきで終わった。今度降ったらもう雪の置き場が無い!

 

 

1月15日朝

1月15日昼

1月25日

今日は日曜日、朝から太陽が顔を出し、暖かい日和だ。12月以来、池の水が5cmぐらい蒸発しただろうか。天気も良いので昼頃から「増し水」をする事にした。(冬期間は池の水替えをしないので、時々蒸発した水を補充して浅くなった水深を戻してやる必要がある)同じハウス内に置いた貯水槽に数日前から水を汲んでおいたものを使う。水道のホースをサイホンにしてゆっくりと。冬眠中の魚を驚かさない様にゆっくりとやる事が大切。増し水する時、池の水に流れが出来ないよう静かに行う。水が大きく動く事はじっと静かに池の底で寒さに耐えている金魚には禁物。冬期間は時々増し水を行い、3月上旬に床直しを行う。本格的な水替えはまだ先。水質が悪化した時でも、「差し水」程度に止めておくほうが無難。

増し水、差し水の違い

(言葉の定義)

増し水

池の水量を増やす為に水を追加する事を言う。

 

差し水

水質を改善する目的で、池の水の1部を抜き取り、減った分量を新水で補充する事