私とは何か(第1巻) 要するに自己紹介



名前とその由来

  名前はプチ、Petit。フランス語で、英語ではLittle。「小さい」とか「可愛い」とかいう意味なんだそうだけど、まだ赤ちゃんの頃、モコモコしていて小さかったからそう名付けられた。お母さんの名前はブチ。その名をいくらか引き継いでもいる。今、10才。熟女というかもうおばあさん。人間で言うと60才位。

両親・兄弟

  母親は私と全く同じキジトラで父親は白とキジトラのブチ。4匹一緒に生まれて一番元気でメスだった私が引き取られた。私の実家は飼い主の奥さんの実家と同じ。だからお盆だとか正月だとかはいつも実家に帰っている。




体型

  4匹一緒に生まれたのだけれど、(あ、そう、誕生日は11月8日。だから蠍座の女)私だけが飼われることになったので、私はお母さんのおっぱいを独り占めにすることになった。その後2ヶ月ほどして飼い主のところに来ることになったのだけれど、こっちへ来ても、殆ど水は飲まず、ミルクばっかり飲んでいたという。だから、骨太。6Kg。つい最近の検診では6.6Kg。身体が大きいものだからいつもオスと間違えられる。

最初の自然環境(狩り)

  前に住んでいるところは良かった。飼い主が転勤族なので、農家だったところを借りていた。だから縁の下を通って出入りはいつも自由。周りも自然環境が豊かで、ネズミは勿論のこと、スズメ、バッタ、セミ、蛾、ヘビなどなんでも自由に獲ることが出来た。自分では決してそうは思っていないけど、周りからは臆病だと思われていて、だからという訳ではないんだけど、ネズミを捕る時は、大抵は子ねずみ。ヘビも5〜6回はとってきたが、これは家人に嫌がられた。シマヘビなんだけどね。これだって、主人が子供の頃からヒモでじゃらして遊んでくれたので、その続きだと思っているんだけどなあ。獲ってきて、別に食べる訳じゃないから、部屋でじゃらして遊ぶ。そのうち見失ってしまって----。野鳩を獲ってきたときも怒られた。縁の下を通るときに鳩に致命傷を負わせてしまったらしく、食べられるわけでもなく、臭いはきついし 。結局主人に埋葬してもらった。オナガというのは気が強い鳥だ。せっかく捕まえてきたのに格闘の末、最後に逃げられた。最後にピイとか言って去っていったが、あれは「馬鹿!」という意味じゃなかったかと思う。

食物

  食べ物は主としてCAT FOOD。こんなものとは思っているのだが、栄養バランスも良かったりして、雌猫の私としては、結局これに落ち着いてしまう。どちらかといえばフリスキー派。昔はカルカンも食べたのだけれど。まあ、それだけでは何なので1日に1度はおやつをねだるようにしている。一番良く食べるのは「大正エビ」かな。ボイルしてもらって殻も取ってもらってる。他にイカだとか貝類が好きだ。「猫のくせに」とよく言われるんだが、魚はどちらかというと好まない。よっぽど新鮮だと別なんだけど、本来それほど好きという訳でもない。まあ一番おいしいのは子ネズミの生だと思う。  


性癖

  変わった性癖だと思われているのが、「水が好きだ」ということだ。猫というものは一般に水は苦手でというのが常識だが、なぜか好きだ。(主人はノルウェージャン、いやメインクーンの血が混ざっているのかも知れないと勝手に思っているが、んなことは無い、ただの雑種だ。)小さい頃から、例えばお風呂場の排水溝から水が流れていく様子、その音が面白くてずっと眺めていたものだ。洗面台は大好きだし、レコードやCDの中で水の音がするものがあったりすると、それにも反応してしまう。雨というのは実に風情があっていいやね。雨の音が聞こえると大抵は縁側に出してもらっていつも眺めてる。台風や嵐なんていうのは特に最高だ。「吹き込むから」と嫌がられながらも、何度も外に出してもらう。  

  もう一つの癖が、鳥との重唱、合唱が好きだということ。ある鳥が電線に来ていていい声で鳴いていると、こちらもたまらなくなってついつい歌い始めてしまう。雀たちがちゅんちゅん合唱していると、やはりそれに参加したくなって優しい声で歌い始めてしまうのだ。あの鳥を捕まえたい、獲って食べたいというのではない。ともかくそういうこと、時とは別に、鳥の歌声を聞いていると気持ちよくなってこちらもついつい優しい声でそれに参加してしまうという次第なのだ。

遊び1(イス取りゲーム)

  私が一番好きな遊びはイス取りゲームだ。イスというのは飼い主のコンピューター用のイス。特にこのイスが好きとか言うわけではない。他の方が具合がいいとさえ思っている。だけどご主人様がコンピューターをやり始めたりすると、そこから状況が変わってくる。すなわち「イス取りゲーム」と言うわけだ。妙にそこに座りたくなってくるのだ。あのイスは本来は私のものなのだと。だからご主人様がプリンターで印刷なんて立ち上がろうもんなら、すぐにイスに飛び乗ることにしている。取ってしまえばこっちのものだ。ご主人さまが忙しい時なんかは早速放り投げられたりもするが、このイス取りゲームで大事なのは、このイスが誰のものなのか、シロクロをはっきりさせる、決着をつける、相手にはっきりと判らせるところにある。イスに座ってしまったらもうこっちの天下だ。シマを荒らす奴には喧嘩を売ることにしている。噛み付く、引っ掻く、何でもやる。このゲーム、闘争本能を刺激させてくれるので毎日やっても飽きない。

遊び2(新しい爪研ぎ)

   最近、又、別の遊びを覚えた。遊びというか実は爪研ぎなのだが、今までは外では木で、家では専用の爪研ぎもあったりして、それでやっていたのだが、今年の夏は実に暑かった。そこでいつものように腹を出してずーっと伸びてダレネコになって寝ていたのだが、コテンと回転するとそこにご主人様のLPがずーっと並べて立てられている。爪がLPケースのビニール袋に引っかかった。プチプチ。「あ、何だこれ、気持ちイー。プチプチプチ。快感ーーーーん。」この経験が忘れられずその後そこで爪研ぎをするようになったのです。ご主人様は他のページにあるように無類の音楽好き、LPもたくさんあるのですが、棚の一番下に並んでいるLPのビニールは片端からプチプチ、プチプチプチ・・・・・・\(^o^)/(→。←)。どう思います。

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