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外装の補修

  キャンピングカーとて不意の事故などによって、ボディへのダメージを負う事があります。破損状況によってはボディパネルの交換や
  場合によっては車内設備の分解・脱着作業にまで及ぶこともあります。工程も増し多額の補修費用が発生するケースもみられます。
  内外装修理のための費用が車両本体の評価額に及んだり、時にはそれをはるかに上回ることも現実に起こり得ます。

  事例として停車時に右後部を追突され、更に前に押し出されたはずみでバンクコーナーもヒットしてしまった「ZiL」の補修依頼があり
  出来る限り現実的な予算価格にて最大限の修復を試みました。その作業過程をご覧いただくことにしましょう。


損傷の状態
リヤバンパー・サイドスカートパネルは
砕け散り排水タンクも破壊されている
バックパネルやフロアパネルもラダーに
押されてバックパネルは裂けた状態
バンク部分も繋ぎの目隠しが割れ
ピラー部サイドカウルにも歪が発生
損傷部の撤去と修理
下回りのダメージ・状態を確認の為
4柱リフトに上げ配線・配管を撤去
若干押されぎみのクロスメンバーを修正
フロアパネルや配線・配管もここで修復
サイドスカートパネルの損傷部の切除
この部分の接合・修復が一番難問
  バンテックさんのボディ工法の手順はフロアパネル(フレーム)にアンダースカートの上部(耳があります)を乗せて、その上から
   サイドパネルやバックパネルが組立てられています。従ってスカート(フェンダーやバンパー)を交換するには、ボディを分解する
   必要があります。しかしその為には室内の配線配管、家具類やシャワールームの脱着など大掛かりな作業となってしまいます。
   そこでスカートは部品交換でなく、途中カットして新品部品を繋いで接合する方法を取ることにします。スカート同士の接合はまだ
   問題ないのですが、サイドメンバー(フレーム)への取付け部は全くクリアランスが無い為、溝を彫りフレームに羽を取付加工して
   スカートを接合して行きます。
FRP補修&ペイント
スカートの接合・パネルのFRP補修
縦側コーナーカバーの割れも補修
スカートのゲルコートはピンホールや
現車との色差があり下地からやり直し
現車の車体色に合わせて再ペイント
(FRPゲルコートは経年劣化退色する)
正面バンク部の補修も同時作業で プライマーを入れペイントを待つ カバーもスカート色とは微妙に別色
  FRPのボディーワークが最大の作業となり、今回の工程のなかで一番時間を費やした部分です。取寄たFRPパーツは下地から、
  色差とピンホールもかなり見受けられたのでスポットパテやサフェーサーで補修、最終ボディ同色ペイントで仕上げていきます。  
組立・仕上げ
アンダーコートの塗布&シーリング
配線・配管の仕上/保器類の取付
バンク部やカウルパネルも仕上がり
マーカーランプを取付
各部の点検作業・・・ほぼ完成!
リヤラダーは部品待ち後日取付
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