写真山行記
巻機山 まきはたやま 1967m 2006,8,14
花をめあてに山に行く私としては,巻機山に期待していたのはハクサンコザクラとタテヤマリンドウだった。結果としてその両方が見られたので,満足の山行だった。

ルートマップはこちら(登山口に設置された地図を借用)

「深田百名山」スタンプラリーの人たちは御機屋(おはたや)と呼ばれる空き地?に設けられた山頂標柱の前で記念写真を撮っている。地形図を持って登っていれば,本当の1967m地点はそこから東に10分ほどの平坦なピークだということは簡単にわかるのだが,スタンプラリーなのだから,山頂プレートと自分が写っている証拠写真があればいいのだろう。

私は牛ヶ岳まで往復したのでその本当のピークの近くを通ったが,ピークそのものは木道からはずれていることがわかった。まさか木道からはずれて池塘の中を歩くこともできないので,私はてっぺんには立っていないが,まあそんなことはどうでもいい。巻機山は多くの池と残雪と高山植物をあわせ持った立派な体格をした山だった。

駐車場からすぐ登山道
清水の集落から車道を登り,二子沢川を渡ったところに大きな駐車場がある。
今夜はここで泊まることにして携帯を出してみると,なんとつながった。自分のHPの掲示板を見て,写真を貼り付けたりした。
夜は月が出て,明日の好天を予感させた。
6合目展望台
正面が天狗岩。その右下がヌクビ沢。雪渓が崩れるおそれがあり,
沢コースは通行禁止だった。尾根コースを往復したが,今年は
残雪が多いので仕方がない。

前巻機山(にせ巻機山)から山頂
9合目のピークからようやく本当の巻機山が見えた。雲に隠れそうになっているのが1967mの山頂で,左端しの平坦部が御機屋(山頂標柱のある所)だ。

高山植物はこのあたりから本格的に見られる。
小屋の中にはきれいなバイオトイレ
木の香りがするとてもきれいな小屋だ。トイレを使うには一旦靴を脱がなくてはいけないが,まあそれも休憩がてらいいだろう。

用を足した後,自転車をこげ,と書いてある。
どうしてかは行って見てのお楽しみ。
湿原に木道
9合目から上は木道と階段がよく整備されていて歩きやすい。イワイチョウやワタスゲ,キンコウカ,イワショウブ,ミヤマイなどがたくさん見られた。
ここが山頂ということになっていた
御機屋という広場にベンチが用意してあり,山頂を示すいろいろなものがここに置いてある。
1967mの標高碑まであるけれど,本当は違う。
私は牛ヶ岳までピストンしてきた。花や残雪がきれいな稜線散歩だった。

ミヤマアカバナ

ニッコウキスゲ

キンコウカ

ハクサンコザクラ

オンタデ

ハクサンフウロ
山頂に一番近い木道からオヤマリンドウ
中央の残雪のところに避難小屋がある。
その左のピークが前巻機山となる
タテヤマリンドウ
この個体は青が強いが,全体的には白に近いものが多かった。
つぼみの形もミヤマリンドウと違う。

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