桑沢山(1538m) 2006,6,17
日本の南海上の梅雨前線から逃げるように,北部の山を選んで登ってみたら,意外にいい山だったので写真山行記の対象に昇格させた。

天気も後になるほど回復して,梅雨のさ中にしてはまずまずの展望と花が楽しめた。


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立派な看板に期待が高まる
林道の途中では夏草が生い茂っている箇所があったので,車のボディーが擦れていやだったのだが,終点には予想外の広い駐車場が作られていたのでビックリした。

登山道入口の看板も手の込んだものだったので,これならよく整備されたいい道があるだろうと期待した。
稜線にはこんな道標が
登山口から20分登ると稜線に出る。十六ノ尾根とはなんと読むのだろう。十六夜なら「いざよい」だが。じゅうろくのおねでいいのだろうか。

行きは桑沢山を往復し,帰りに六夜様を往復してきた。

ウラジロモミの疎林
稜線の標高は1500m前後なので,ウラジロモミも自然に生えていた。山頂までの尾根筋には60p前後の大木もあった。

写真はないがブナもときどき見かけられた。
平坦で広い尾根を行く
アップダウンはほとんどないといってよい。写真のようなカラマツ林やら,ミズナラ林やらが交互に続いている。

季節がら,セミの声が大きくてうるさいぐらいだったが,ここを歩くには盛夏以外ならいつでもよさそうだった。
レンゲツツジもあちこちにあった
一番目につくのはヤマツツジで,濃い赤のものから白に近い薄いものまでたくさんあった。
明るいカラマツの下にはレンゲツツジも咲いていて,花の散策を楽しんだ。


ヤマツツジと新緑

コガラと目が合う
野鳥も多い山だと感じたが,なにしろセミがうるさくて鳥の声が聞こえにくかった。それでも鳴き声が聞こえた鳥は,エナガ,シジュウカラ,ジュウイチ,コマドリ,ヤマガラ,などだった。

山頂にはリスもいたが,写真は撮れなかった。


桑沢山山頂


山頂から南東方面 天気がよければ塩見岳などが見える

六夜様の展望地
どういういわれか知らないが,石碑が三つ並んでいて,その前からは辰野市街と八ヶ岳の展望が得られる。
右端のトンガリ山は守屋山
今日の最後は六夜様から東の展望を楽しむ。守屋山の奥には八ヶ岳が横たわっていたが,雲がかかっていて上部は見えない。

梅雨時にしては十分すぎる天気に恵まれ,ツツジ満開の山旅を終えた。

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