伊吹山 2003,2,27
一週間のリフレッシュ休暇も終わりに近づいた。四国,九州の山を登って信州に帰る途中に,もう一つ登ってしまおうとあらかじめ考えていたのが伊吹山。

ふもとのスキー場をテクテク登るのもいいが,ちょうどゴンドラが動き始めた時間だったのでそれに乗った。ゴンドラを降りたところからはもう歩くしかない。積雪期ならリフトもあるようだが,2月も末なのでスキー場にはもう雪はない。

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ゴンドラ駅から伊吹山
登山者は写真の男性と私と二人だけだった。
伊吹山は花の山なので,こんな季節に登ってもおもしろくないのかもしれない。

初めて登る私には,どの山も楽しみだ。
一応アイゼンを持っていった。
7合目から鈴鹿山脈
少し上空には雪雲がかかっているが,7合目からは鈴鹿の山並みがなんとか見えていた。

まだ行ったことのない山域なので,どれが何と言う山かわからないのが,もどかしい。
山頂部の売店?
なんの建物かはわからないが,屋根下まで吹きだまっていた。この年の雪は例年よりもずいぶん多かった。
山頂の日本武尊像
たけるさんがこの山に棲む大蛇の毒ににやられたのがもとで死んでしまうという伝説があるようで,どんな像かと思ったら,顔とかほとんどわからないようなひどい像だった。まあ,たけるさんを誰も見たことがないので仕方ないのだけれど。
なるほど雪は多い山
関が原といえば冬は交通の難所。日本海からの季節風が伊吹山にあたって,そこに大量の雪を降らせる。2月の末とはいえ,この日も風は相当強く,冷たかった。

でも結局アイゼンを使うほどの斜面も氷結もなかった。
伊吹山を下りた次の日の朝,琵琶湖の湖畔で伊吹山を飽くまで眺めて信州に戻った。


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