第4回山岳科学フォーラム
「未来に引き継ぐ日本アルプスの自然」
1 日時 2006年3月11日(土) 午前10時〜午後5時
2 場所 信州大学理学部C棟会議室(2階)
3 主催 信州大学山岳科学総合研究所
4 後援 長野県環境保全協会、信濃毎日新聞社、大町市立山岳博物館など
趣旨:1992年の地球環境サミット(リオ・デ・ジャネイロ)で採択された「アジェンダ21」では、山岳環境はその脆弱さゆえに特別な保護・管理が必要であるとし、そのために1章を設けている。マクロの地球環境変動や経済・社会的な変化も山の環境に重大な影響を及ぼしているが、このたびのフォーラムでは、北・中央・南の日本アルプスのかけがえのない自然環境や景観を子々孫々に引き継ぐために、登山を含む山岳ツーリズム(関連する観光開発を含む)がどうあるべきかについて考える。
プログラム
10:00 開会式 (総合司会:高石)
10:10 基調講演1 「写真で見る中央アルプスの現況〜高山植物保護活動から〜」
片桐勝彦 日本高山植物保護協会伊那谷支部長
11:10 基調講演2 「自然公園の適正収容力」 加藤峰夫 横浜国立大学国際社会院教授
12:10〜13:00 昼食休憩
13:00 講演1 「新・生物多様性国家戦略」 櫻井洋一 環境省松本自然環境事務所長
13:30 講演2 「生態学的環境評価指標の可能性」 中村寛志 信州大学農学部教授
14:00 講演3 「利用者の満足度の視点から」(講師交渉中)
14:30 講演4 「旧丹生川村五色が原の森のとりくみ」 大平俊治 高山市丹生川支所産業振興課長
15:00 休憩
15:20 パネル討論 「上高地を次世代に引き継ぐ」
パネラー 環境省 櫻井所長
上高地自然案内人 木村太郎
上高地旅館組合 鳥居総一郎
山小屋経営者 穂苅康治(返事待ち)
信州大学名誉教授 吉田利男
17:00 閉会
実行委員会:土田勝義、伊藤精吾、中村寛志、島野光司、佐藤利幸、高石道明、佐久間昌孝