日々のつぶやき(99/03/01〜)

1999/03/18(Thu)

台湾から送られてきたGM。KさんとかTさんに手伝ってもらって検査をするけど、もうこの段階ではオオボケのミス以外指摘しても直せないような状態なので、検査をお願いするのもつらいし、自分自身で検査するのもつらい。私の感覚でバグを分類すると、重い方から、致命的、かなり重大、重大、運用で回避可能、要望くらいに分けられると思う。ところが通常のリリース基準だったらかなり重大と分類されるようなバグでも、もう台湾のソフトハウスも直す意志がないみたいだし、時間的に見ても直せるような状況じゃない。

ここまで来るともうどうしようもないので、リリース基準を大きく下げて、この状態で出荷する腹を決める。明日以降も検査を続けるが、これで一段落。もっとも釈然としないGM制定。明日もう一度大雑把な検査をして、工場出荷用のCDを焼いてそれで終わりとしよう。私は下っ端なので、今までGM制定の決断というのはしたことがなくて、これが私にまかされた最初のGM制定の決断だが、これはなんともつらいというかやりきれない決断になった。

その間にも新人研修に関しての会議が明日あるので、そのための資料も作らなくちゃいけない。もちろん手抜き大好きの私だから(^_^;、細かい資料は別の人に任せちゃって、その概要部分を作成して、ちょっと根回しが必要かな?と思った所だけ会議に先行して会議参加予定者にメールで確認を求めたら、その根回しメールにオオボケな書き間違い+(本質的にはどうでもいい)事実誤認識があって、某chomboさん(って全然匿名じゃない(^_^;)から激怒のメールをもらう。

慌てて「ごめんなさい、そこは私が間違ってました。」と素直に謝ったら、「そんなに怒ることじゃなかったかもね。」との返事が来る。おバカな間違いをやったのはこっちだし、バカをやったらバカをやっているって、指摘してくれる人がいるってのはとてもありがたいことだと思っているから、そんな風にこられると対応の仕方に困る。(^_^;

聞けば、年末の業務処理やら何やらで、とんでもなく忙しいらしく、おまけに周りが思ったように動いてくれなくてピリピリしているんだという。やって欲しい人がちゃんと思ったように動いてくれないというのは今回の仕事を私も通じてたっぷり味わったので、結構分かる気がする。(^_^;もっともこっちは気楽な平社員の身だし、遠隔地にいる人のリモート操作ってのもあった。がchomboさんは、重大な責任を負わされて、しかも手近にいる人がちゃんと動かないから余計いらいらするんだと思う。そのストレスに比べれば、私のストレスなんて10分の1も分かってないんだろうな。やっぱり偉くなるもんじゃない。(^_^;;;;

お得意のマッチポンプ。今回は障碍者とコンピュータの関りに関して(^_^;障碍者とか要介護者相手にビジネスが成立するかという命題の立て方だったら、それはいい技術があれば成立すると思う。で、かわいらしい女史の願望をくじくようで悪いんだけど(かわいらしいというのに疑問符がつくかどうかは本人に会ったことがないので、本人の激怒を楽しみに待ちつつ保留(^_^;)、ビジネスとして成立するってことは、要するに金儲けが出来るってことなんだよね。少なくとも利益が出ないまでも、人件費やら税金を払って、例えば10年やって、トータル赤字になるんだったらビジネスとしては成り立たない。実はそのような障碍者関係のビジネスって補助金が出るらしいので、その補助金まで含めてトータルプラスになればビジネスになるってのが企業の論理ってものだと思う。慈善事業じゃないんだから、金儲けが目的なのは当たり前。以上サラリーマンの論理。

で、プログラマとしての論理。せっかく他の人が障碍者とかにも目配りして(実際そんな記述があったはず)、ALT属性やらなにやらを作っているんだし、例えば、画像のALT属性に、とても気の効いたコメントをつけるのは大変なのかもしれないけど、多少気の効かなくてもとりあえず何が表示されているのか分かればいい、それでも視覚障碍者にはひょっとしたらとんでもなく役に立つのかもしれない。本当のところは私は視覚障碍者の知人がいないのでよく分からないが、可能性としてはある。パソコン通信+文字読み上げソフトの組み合わせで、いろんな人と知り合えたという視覚障碍者の例を以前テレビで見た事があるけど、記憶があやふやだから、証拠にはならないかな。(^_^;

ただ、少なくとも、HTMLの仕様書を作った人達が、心を砕き、わざわざ仕様書に入れた心意気ってものを汲み取らないと、それは仕様を機械的のように読んでいるだけだと思うのね。当然そんな微妙な所は機械処理なんて出来るわけがないから、人の手をかけなくちゃいけない。そこに人の手がかけられるかどうかってのが、判断が難しいと思うんだよね。確かに障碍者というのは絶対的な比率からみれば数は少ない。でもちょっと苦労したり、見栄えのよさを捨てることによって、ちゃんと情報を伝えられるんだったら、そっちのほうが大切じゃないかと思う。

もう1つ、個人的な論理。これは単に名誉欲なんだけど(^_^;、やっぱりお客から感謝されるような(ただしボランティアじゃない)仕事をしたい。私自身のプログラム能力なんてのは大したことがないから、健常者相手だと、マーケット自体が成熟して「ぼけ!かす!」と罵られそうなプログラムしか書けないけれど、今のコンピュータって基本的に健常者を対象にしているから(それぞれの商用OSで工夫はあるにしても)、障碍者を相手に絞った場合にはまだまだコンピュータのデバイス周りとかそれに関連するソフトウェアがらみで出来ることって一杯あると思う。コンピュータが口の代わり、目の代わり、耳の代わりになるようなソフトウェアを開発したら、せめてその補助ができるようなものを開発したら、例えば自分がおじいちゃんになった時に孫にどんなに自慢できるだろう。「ほら、あの人は目が見えないんだけど本を読んでるよ。あれはもともとおじいちゃんが作ったんだよ」て。

要するに、自分可愛さで、実際に障碍を持って生きている人達のことなんか、真面目に考えていないんだ。(^_^;かわいらしい(ただし真相は保留?)女史の願望をくじいちゃってゴメンね。(^_^;

1999/03/17(Wed)

台湾からGMが送られてくるのが早くて夕方、まあ遅くて明日の午前中だということになっていたので、出社しても特段やることはない。だから朝起きた時によっぽど休んじまおうかと思ったが、そういえば来年度の新人研修に関しての会議をやることになっていたんだっけ、と思い出したので仕方なしに出社する。朝からテンション下がりまくりの一日である。(^_^;

昨日Laoxに行って買ってきたまん丸じゃないマウスの調子は上々。やっぱりマウスはまん丸じゃない方が、ぱっとつかんだ時ににぎった位置がずれない。だからマウスが思いもかけない動きをすることがほとんどなくて、使っていて気持ちがいい。シースルーだというのは気に入らないが、まん丸マウスなんかよりはずっといい。そういえばあのまん丸マウスのデザインを考えた奴って自分で使ってみてこのデザインが使いやすいって思ったのかなぁ。信じられない。見た目が大事とかAppleのCEOは言っていたけど、iMacクラスならともかく、G3クラスのマシンを購入するユーザーが見栄え第一で選ぶとも思えない。もっとも私はあのCEOってあんまり好きじゃないってのもあるんだけど。(もう一人のスティーブのほうはなんとなく好き(^_^;)

とりあえず、自腹を切ってでも別のマウスにした価値はあったと思う。マウスみたいによく使うデバイスでストレスが溜まっちゃ、仕事にならないもんね。しかし、iMacにしろG3にしろあのシースルーというぶざまなデザイン、何とかならないのか?互換機メーカーがあって、シースルーじゃなければ、多少条件が不利でも絶対そっちを買ったんだけどな。

新しくマウスを買ったのでUSBマウスが2つになった。G3 MacのキーボードはiMacのキーボードと同じくマウスをつなげる端子が左右に2つ用意されているので、Macの師匠Sさんが2つ繋いでみたら、ちゃんと2つとも認識して、両方のマウスの動きにマウスカーソルが追従する。これって何か面白い対戦型のゲームのネタにならないかなぁ。

テンション下がりまくり、仕事は特にないという一日だったはずだが、新人研修のスケジュールや内容に関して、次長級の会議で一回検討するということなので、そのための資料を作ったり、今まで忙しさにかまけて全然手をつけていなかった単純な社内の事務手続きなどをこなしていたらそこそこ忙しいふりができた。

15時から新人研修のスタッフが集まっての会議。30分以内で終らせるシャンシャン会議のつもりだったが、やっぱり抜けている所があって50分も時間がかかってしまう。まあ、新人研修のスタッフが一同に会して会議をすることなんてもうないだろうからこれくらいは本来なら時間をかけてもいい。ところが、実際は10人いるうち私を含め4〜5人が1〜2週間の間に制定をひかえているんで、本当は20分程度で済ませたかったんだよね。(^_^;

とりあえず新人研修のスタッフのリーダーは私とKさんだが、Kさんは自分で作っている製品の制定がすぐそこなので、あまり新人研修がらみのことはやらせたくない。まあ、こっちも製品の制定が目の前なんだけど、とにかく評価対象が送られて来ないことにはすることがないので、必然的に私が全体を引っ張っていくことになる。必然的に会議でも私が議長っぽい役割をやっていたのだが、そうやって話の方を決められる立場に立ったことをこれ幸いにして、仕事を他の人にどんどん振っていく。で、最終的に私がやらなきゃいけないことをスタッフリーダーとしては最低限の所までまで押さえてしまった。(^_^;ふふふ、どうせGMが送られてくるまでは暇なんだし、自分が暇で他の人が忙しい時にばしばしとまくしたてて状況を自分の都合のいいように持っていくのもサラリーマンの生きる知恵ってもんよ。(^_^;

その後、会議での決定事項を踏まえての資料づくりや根回し作業をする。どうせ大した量の資料じゃないし、明後日の会議に間に合えばいいのでのんびりやる。やっている最中に、「某製品のバージョンアップのネタを探しています」というメールが飛び込んで来た。「どんなアイデアでも結構です」と書いてあったので、どうせボツになると分かっていたが、どうせ担当外だからと無茶なアイデアを8つくらい出す。とりあえず8つも出したんだから、後で昼ご飯くらいはおごって欲しいなぁ、と書いてみたが少なくともこの要求は無視されるに違いない。(^_^;

制定前の製品の社内検査に協力してくれというメールも来た。どうせ台湾からGMが送られてくるまでは暇なので、そっちにも首を突っ込む。いつもは使っていない(けどインストールだけはしてあった(^_^;)製品なので、一通りいじってみてとりあえず不具合がなかったことを報告。

とにかく台湾からGMが送られてくるまで、何がおきるか分からないからさっさと帰る訳にもいかないが、さりとてやる(やれる)こともほとんどないという訳で比較的平穏な一日が過ぎようとしていた。ところが「さてちょっと早めだけど、台湾から連絡もないし帰ろうかな」と思った18時半ちょっと過ぎ(もうちょっと遅かったかも)に台湾から連絡が入って、これからGMをこちらに転送するという。が〜ん。これで今日早く帰るという目論見はパーになってしまった。仕方がないのでひたすら転送が終るまで待った。

で、転送が終って、それをCD-Rに焼いて…、焼いている間に新人研修に関する会議のための資料を作っているうちに、結局帰宅時間が23時頃。台湾のスタッフは転送途中(19時、現地時間で18時頃)で帰っちゃうのが頭にきた。こっちはGMをじっと待っているんだから、せめて転送が成功したのを見届けてから帰宅して欲しい。FTPで転送してもらったんだけど、回線状態が悪くて転送が失敗したら、どうするつもりだったんだろう?せめて転送が成功したって連絡をこっちがするくらいまではつきあえよと怒鳴りたくなった。いくら転送が順調に行ってそうだとしても、全部転送が終るまで結果は分かんないんだし。金をもらってモノを売るにしては相手の神経を逆なですることだけはうまいよなと変な関心の仕方をする。

1999/03/16(Tue)

昨日GM許可を出したので、GMの出来具合を確かめるために30分だけ早めに出社。ところが何の連絡もないしGMも到着していない。おかしいなぁと思ってとりあえず待つ。新人研修の準備やバックアップ作業などやることにはそんなに困らないから、それを粛々と進める。(といいつつ、実は遊んでいただけ(^_^;)

CD-Rでのバックアップ作業をしている間に、WWWサイトのメンテナンスをしているNさんと話をする。

vyama「そのHTMLファイルってDOCTYPE宣言ないよね。入れたほうがいいんじゃない?」
Nさん「え?METAフィールドってオプションじゃない?」
DOCTYPE宣言ってなんなのか分かっていない?ここで一回絶句。

vyama「いやいやDOCTYPE宣言のことですよ。HTMLの仕様書って読んだことあるでしょうに。」
Nさん「ああ、それならここにあるけどそんな事書いていないなぁ。」
と言って取り出したのが「この出版社の出したコンピュータ関連の本だけは無条件で読まなくていい」とも噂されるナツメ社のHTML解説本だった。再び絶句。

Nさん「だってほら、こんなに有名な会社のサイトでもこんな風に書いてるよね。だからこっちも間違っていないよ」

サイトポリシーとか、文法に反していないなどの理由で反論されるならともかく、こんな反論をされるとは思わなかった。Nさんは、他のサイトのHTMLに対する態度が変わったら、「他がやっているから」程度の理由で追随していくのだろうか?その論法を押し進めていけば、「MicrosoftがひどいBUGを出しているから、うちの会社もその程度のBUGを出してもいい」ってことにならないか?(というかそんな論法に聞えた)なんかそれって、すごく情けないぞ。これが3回目の絶句。

vyama「そんなの単なる解説本でしょ。冗談きついんだから。W3Cの出している仕様書くらい読んだことあるでしょ?」
Nさん「W3Cって何?」
4回目の絶句。冗談抜きでこの人がうちの会社のサイトのメンテナンスをしているので、これから色々とっても楽しいことが起きる予感がする。(^_^;もっともその時にW3Cのことも仕様書のことも教えちゃったから、楽しいことは起こらないかも知れない。ちょっと失敗だったかな。:-P

夕方になってもGMが来ないので心配になって、「一体いつになったらGMをよこすつもりなんだ?」とメールを出したら、今度はしばらくして返事が来て、「早くて明日の夕方、木曜日の朝に間に合うかもしれない」などという信じられない返事が返ってくる。こいつら高々セットアップディスクを作るのに、一体何日かかるんだろうか。木曜日は最終も最終、本当にぎりぎりの「この日に工場に送れなかったら(正確には翌日の朝工場に届ければぎりぎりセーフだけど)発売延期」という締め切りで、そんな日に送られても簡単な検査すら出来ない。これにはさすがに切れてしまった。

真っ青になって上司のNさんに報告。同様の報告を営業サイドでも受け取っていたのだが、このような事態になることを予想していたのか反応が早く、実動1日だけ、つまり23日工場納品まで締め切りを伸ばしてもらえることになった。なんだ、営業でも一日バッファを持っていたのか。(^_^;

一応むこうに提示した締め切りが月曜日だったのでもう一度しめきりを木曜日の午前中に設定して、台湾側に通知。よっぽど「セットアップディスクを作るだけなのに2日もかかるなんて君たちは優秀だねぇ」とたっぷり嫌味を書きたかったのだが(事実草稿の段階では入っていた)、さすがにそれは上司に却下された。(^_^;

しかし、バグが取れない、納期は守れない、2時間もあれば終りそうな仕事が2日がかりなんて言うレスポンスの悪さじゃあ、これから頼まれてもあの台湾の会社とは一緒に仕事をしたくないと切に思った。

今日はGMが届かないので、さっさと家に帰る。で、サイトポリシー雑感ということでぶつぶつ。

それぞれのサイトでHTMLに対するポリシーがあるのは当たり前のことで、他の会社がそうやっていても別に文句はない。でもね。「他がやっているからうちもやっている」なんてポリシーは、なんだかなぁと思う。うちらはソフトウェアのベンダーなんだから、HTMLの仕様書で「こんな風に書けばこんなことができるんだ」(具体的には視覚障碍者対応など)の意味とか「イキ」とかってのを汲んであげなきゃいけない。絶対売り上げには結びつかない努力なんだろうけどさ。(^_^;

HTML4.0の仕様書を読んでいると、そのようなハンディキャップを負った人に対する配慮もあるのに気がつくはずだ。それを読み取れないようじゃ、あの仕様書を読んだとは言えないんじゃないの?もっともナツメ社のHTML解説本が仕様書だと勘違いしているんじゃ話にならないが。(苦笑)もちろん、私は実際に障碍者に接して、障碍者とコンピュータの関り方がどんな風にあるべきか考えたことがないので、こっちの議論にしたって単なる書生論議。(^_^;ただし障碍者相手のビジネスってかなり可能性があると思っているので、ここで書いたことが、数年後の行動の伏線になるかも知れない。ただしどちらに賭けるかといえば、ならない方に賭けるけどね。(爆)

1999/03/15(Mon)

台湾からGMに入れる最新のモジュールが送られてくる。そっちでチェックして欲しいという。「お前ら今ごろ何を言っているんだ。GMの締め切りなんかとっくに過ぎているんだぞ」と言いたいのをぐっとこらえて、一応検査。品質ははっきりいって制定できるようなレベルじゃないんだけれど、こっちが致命的だと考えるものを直すのに一体どれくらいかかるのか聞いてみたら、一ヶ月以上かかるという。そのエラーについては2月に台湾に行った時に報告済みだったので、都合解決に2ヶ月間もかかることになる。どれほど根の深い問題か知らないが、馬鹿も休み休み言えとよっぽど書こうと思ったが、これもぐっとこらえて、GM作成の許可を出す。品質は普段私の会社が出荷する品質に比べれば、ず〜と落ちるが、覚悟を決めて出荷するしかない。

で、待てど暮らせど、返事が来ない。もちろんGMも来ない。一体いつになったら返事がくるんだろう。一体いつになったら晴れてGMを制定し、休みが取れるんだろう?

待っている間マニュアルの校正をNさんとやる。Nさんは校正をしながら「台湾の会社から金曜日に持ちかけられた話って、こんな作業をしているとどんどんやる気なくすよな。」と言っていた。それを聞いて「こんな目に遭って、やる気が減るだけ残っているなんてNさんてエライよなぁ」と素直に思う。私なんかはあの話はやる気ゼロだから、やる気が減るってことはない。もっとも私がアサインされないってのが分かっているし、提案もつまらないと思ったから、最初から興味がなかったんだけどさ。(^_^;

1999/03/14(Sun)

一回休み。一日中ダウン。

1999/03/13(Sat)

いとこうちではじめて12月に赤ちゃんが誕生。その初めてのひな祭りのお祝いということで、親戚が集まってお祝いをする。形状的に考えればぶよぶよしていて、気に入らなければ泣き出す、触ると壊れそうな存在が何故あんなにかわいらしく感じられるんだろうかというのは、自分でも不思議。別にいとこは(これは自信をもっていえるが(^_^;)美人という訳じゃない。でも、母親が子供を抱えてあやしている姿をぼ〜と眺める。絵になるよなぁと柄にもなく思う。

その後、おじさん達と花札をする。別にお金がかかっている訳じゃないんだけど、負けが込むとどうも頭にくる。(^_^;しかし、どうしてあんなにおじさんたちは強いんだろう?

1999/03/12(Fri)

台湾の会社から営業担当者が来て、新製品のプロモーション。で、そのついでに今土壇場の製品について、現状説明をする。スキャナに関してはほとんど死屍累々の状況で、これを強引に市場に投入するのかと思ったら、嫌になってきた。その席の冒頭で翻訳担当者のvacationは結婚式があったんだと聞く。担当者個人にはおめでとうといいたい所だが、制定直前の作業から、クライアントに無断で逃げ出したことには変わらない。あの会社の人材のマネジメント能力がまともじゃないことを証明するだけのこと。勘弁して欲しいぜ。

(私に言わせれば)悲惨だったのが上司のNさん。台湾のOEM作業で私のチェック作業が間に合わない、向こうは締め切りをばんばん遅らせるしでやらなくていいことまでNさんがやることになっちゃって(これは本当に申し訳なかったと思っている _ _;;)、その上ほとんど興味の湧かないプロモーションに午後一杯ず〜と付き合わされていた。

1999/03/11(Thu)

今日は制定日というか、Golden Master(プログラムの完成バージョン)が送られてくる日なんだが、「いつ送ってくれるんだ」とか催促しても全然ナシのつぶて。仕方がないので「マニュアル明日、プログラムは明後日」という妥協案を出したら、「マニュアルの変更は出来ない、プログラムはバグがあってもそれが目立たなくなるような小改造以外はとても間に合わない」という返事が返ってくる。

このOEM作業は、翻訳は台湾で、プログラムの修正はアメリカで、窓口になっているのは台湾のオフィスなので、今まで翻訳作業に関しては、プログラムの修正に比べれば結構融通が効いた。だから、プログラムの件はあきらめるにしてもマニュアルが全然修正が効かないのはどういう訳だ?と向こうからのメールを読み直してみると、なんと制定前なのに翻訳者がvacationをとっているから直せないんだという。これ、休みを取るほうも取る方だけど、取らせる方も取らせる方だよな。お国柄というのか、国民性の違いというのか…。私にはこの神経が信じられないよ。怒る気も失せた。上司のNさんもあきれていた。やっぱり昨日無理してでも出社した方が良かったかなぁ。お前らがここまでスケジュールを送らせなければ、こっちはとっくにvacationが終って次の仕事の準備をしているはずだったのに、仕事を遅らせたお前らが先にvacationを取るなんてそりゃないぜ。(T_T)

昨日休んでいる間にG3が来た。OEM作業に関しては向こうからGMが送られて来ない以上、向こうとの連絡以外には大してやることがないので早速G3を梱包から解いて、色々インストールする。さすがにG3 400Mhz。いつも使っているマシンがPentium (MMX/Pro)200Mhz + メモリ(32M/64M)なので、やっぱりかなり早く感じる。この前まで使っていたPowerMac 166Mhzと比べると体感速度が全然違う。

現時点では社内で最速のMacマシンということでMac関係の人が何人か(で、その何人かで社内のMac開発の中心メンバーがほぼ尽きてしまう(^_^;)マシンを見にくる。へ、へ、へ、いいだろう…とか自慢したくなるけど、投資対効果でいえば絶対このMac、あの人たちに渡した方が絶対いいんだよなぁ。(^_^;でも、今日一日でかなり自分用にがりがり環境をいじってしまったから、もう手放したくない。(^_^;でも私の代わりにMac版を開発してくれるんだったら、いつでも手放せるけど。まあ、いよいよ年貢の納め時で、Mac版開発に真面目に取り組まないといけない訳だ。

でもやっぱり慣れないせいかG3にも文句はある。やっぱりシースルーのボディーは見栄えがしない。なんか安っぽい感じがする。あと、あの円形のマウスの形状は何とかならないだろうか?私がマウスを使う場合って、「マウスがどこら辺にあるか」を腕が憶えていて、ほとんど視界の境界線上にあるマウスを、腕で探してマウスを使うんだけど、その時にマウスの形状というのは「今、マウスがどの方向に向いているか」という大切な情報を教えてくれる。ところが円形のマウスだとそれが目で見るまで分かんなくて、動かしてみてから「なんだ、このマウスの動きは?」となることが結構多発した。まあ、慣れの問題かも知れないけど、今後も続くようだったら自分でUSBのマウスを買い直そう。

1999/03/10(Wed)

燃え尽き症候群…。どうしても会社に行く気がしない。という訳で会社を休んだ。といえばそれっぽいかな?(^_^;

その時には意識がなかったので確実なことは言えないが、どうやら状況を整理すると

  1. 深夜、猫が私の布団の中に入ろうとした。
  2. しかし、私は首もとをしっかり布団でガードしている。
  3. 仕方なしに猫が私の胸の辺りに腰を落ち着ける。
  4. 私が寝苦しくなって無意識のうちに左に寝返りをする。
  5. 猫が身体を寄せてくる。
  6. 何かに押されているような気がして、更に左に寝返りをする。
  7. 更に猫が身体を寄せてくる
という繰り返し(あくまで推理だけど)で、気がついた時には、この寒いのに猫に布団からはじき出された格好で布団の外でぶるぶる震えていた。で、ふらふらと熱を計ってみたら、微熱があったので大事を取って休んだ次第。

OEM制定が明日になっているので無理してでも行こうと思ったが、表の制定日(OEM提供先に伝えてあるぎりぎりの日)の明日と裏の制定日(本当に間に合わなくなる日)とどちらが大切かといわれれば、当然裏の制定日のほうが重要で、その時に会社を休むなんて事態は絶対許されないので、大事を取って今日は休むことにする。

と言う訳で、風邪薬を飲んで一日中おとなしく寝ていた。

1999/03/09(Tue)

新人研修の準備。マシンの確保が思うように進まない。研修生同士であまりマシンに差をつけるのは良くないと思うので、社内の133〜166Mhzクラスのマシンを集めて台数を揃えようとしたのだが、どうもそれだけでは足りないようだ。かといって90Mhzクラスのマシンを深甚に割り当てるのも酷だし…。最初から新人に新しいマシンを割り当てていれば、こんな苦労はしなくても済むんだけど、「会社の方針」ということで否決されちゃったしなぁ。こんな苦労をするくらいだったら、もうちょっと抵抗したほうがよかったかも知れない。

調べてみると、大体133〜166Mhzクラスのマシンを研修用に使うのがよさそうなのだが、開発環境ではロートルマシンに属するらしく(^_^;十分な台数が揃わない。これくらいのクラスのマシンだったら、Linuxで使ったら快適なんだけどなぁ。(^_^;サポート課のスタッフでそのクラスのマシンを良く使っているらしいので、何とか交渉してみようと思う。

で、ちょっと調べて分かったのだが、サポートスタッフの使っているマシンを調べてみると、166〜200クラスのマシンがゴロゴロしているみたい。Newマシンを開発にある程度優先的に割り当てるのは分かるけど、サポート業務ってお客さんと電話を使って同じ操作をトレースすることも多いだろうから、もうちょっと良いマシンを使ってもいいんじゃないかと思った。良いマシンを使ってもらう→問い合わせ一件あたりに費やすサポート時間が減る→サポートスタッフにもっと負担をかけられるようになる。おお、開発スタッフにとってはすばらしい三段論法だな。(^_^;

研修業務でラッキーだったのは、同じプロジェクトリーダーのKさんが制定間際のがんじがらめ状態でも結構相談にのってくれていること。とりあえず明日までは何とか時間が作れるので、それまでに目処を立てておきたいのだが、やっぱり自信のない所もある。実は彼の人のいい所につけ込んで、こっちの仕事を割り込ませているような所もあるんだが(^_^;、向こうがそれで良いって言うなら甘えさせてもらおう。とにかく私に与えられた権限とそれが及ぼす影響のアンバランスさが大きすぎて(権限が小さすぎる)、一人では何も決められそうにない。

とうとうMac発注。これで後戻りは出来ない。来年度はひたすらMac版開発に突き進むのみ。なんか開発前の現時点で「死の行軍」が予感できるってのがつらい所。(^_^;

給与査定の面接があった。思い返してみると、この半年にやったことといえば、台湾の会社のOEMの受け入れ作業と、手持ちのプロダクトが新しいバージョンに移行するにあたって、前任者のソースを全部書き直したことくらいしか思いつかない。どっちも結構大変だったけど、OEM作業については自分にできる限りのことはやったと思っているが、バージョン移行作業に関しては、技術者として存在することが許しがたいソースファイルだからといって、全部を全部書き直さなくてもよかったんじゃないかという気もしてきている。

もうちょっと許容レベルを下げれば、書き直さなくても良い部分もあったろう。そうすればもう1weekとか2weekとか工数に余裕が出来て別のモジュールの品質を上げるために使えたはずだ。もちろん、検討の結果、やっぱり全部を書き直すべきだという結論になったかもしれないが、局所的に見た場合に書き直すべきでも、大局的に見て書く直すべきではない場合はあり得る。

あのコードを初めて見た時の私の気持ちは「あんなコードが製品として流通していることが許せなかった」ということに尽きて、結局そこからコードの批評を否定的にしかしていなかったように思う。つまり、生かせる所を生かす「目」を失っていたということだ。そして、それは物事を大局を見ていないということだ。で、「まともにソースを書き直した」としても結局Outputは変わらない訳で、自己申告では「よく出来ました」と書いておいたが、正直「一掃の努力が必要です」と査定されても仕方がなかったと思う。大局観がないんだもん。仕方ないよね。

もっともそこのあたりはこっちが黙っていたせいか(^_^;、面接官のNさんには好意的に受け止めてもらったようで、何とか今年も懲罰査定だけは免れそうな感じなので一安心。ふぅ。

1999/03/08(Mon)

人間はこんなに長時間寝られるものなんだということを発見。前日の16:00に寝はじめてから、途中で喉が渇いてちょっと起きたとかトイレに行ったとかはあったにせよ、食事もせずに朝の9:00頃までずっと寝ていた。おおよそ17時間も寝ていた訳で、こんなに寝ていたのはちょっと記憶がない。大体ホテルでも7時間程度は寝ていたんだし、やっぱりよっぽど疲れていたんだなと感じた。今までこんなに寝ていたことはちょっと記憶にない。

さすがにこれだけ寝ていると、起きていても頭がぼ〜となる。出社しても、機材購入(Mac)の事務手続きなどをすませる程度にしておく。もっともそれ以外にも新人研修のプロジェクトリーダーを引き受けたので、やること自体は結構あるのだが、機材購入の手続きはモノをちゃんと注文できて、支払方法を総務にちゃんと指示できて、それをちゃんとした書式にするってだけなので、どうということはない。新人研修のプロジェクトに関しても、今は初動段階なので、ここでのミスはいくらでの取り返せる。

といっているうちに、OEM作業で検査ミスが発覚。まあ、回避手段がない訳でもないので楽観していたのだが、営業から猛烈な抗議が来る。それについてはとりあえず営業の意向を尊重することにした。まあ、運用で回避できるといっても、バグを見つけてそれを放っておくってのも、あるbugを退治したつもりでもっと深刻なbugを呼び込んでしまうという危険性はあるにせよ、「分かっているcritical bugに対処しないとは何事か」と言われれば反論できないよな。私だってそう思うもの。

新人研修のためにコーディングスタイルのことが問題になっている。一応会社のコーディングスタイルの規約はあるのだが、それが作られたのが随分昔で、今のコーディングスタイルにはちょっとあてはまらなくなっている。それで書き直したほうがいいんじゃないかという意見も出て、私もそれに全面賛成だったので、私案としてコーディング規約の私案を書く事にした。もちろんオフィシャルな計画じゃないので、家に帰ってセコセコ書いていくという、去年c++の教科書もどきを書いた時と同じようなことをやっているのだが、書いても書いても全然終りそうもない。(T_T)ひぃ〜。

1999/03/07(Sun)

うまい酒はいくらでも飲める…つもりでもやっぱり身体は正直なのかな?チェックアウトしてすぐに名古屋行きの新幹線に乗り、そこから松本に直行した。14:00頃に自宅についてから、しばらく本を読んでいたのだが、16時頃に強烈に眠くなって、そのままダウン。

1999/03/06(Sat)

今日は大学の後輩のMさんの結婚式。ぎりぎり前日に仕事の目処が立って、何とか今日と明日は休めることになった。というか、今回の土日に関しては上司のNさんから出社禁止令というか強制休日命令が出てしまった。(^_^;さすがに今まで出社禁止令をくらった事はないので面食らうが、どうせOEMのFCに対する最終回答を出せたのでひとまずやれることはないので安心して休める。朝、私にしては早めに起きて一路結婚式場の浜松に向かう。

名古屋で友達と合流。ちょっと時間があったのでコンピュータショップを2〜3軒見て回る。で、お手ごろな価格のPCIのバンシーカードを見つけたので思わずゲット。(^_^;丁度そのあたりで電車の時間になったので、浜松行きの新幹線に乗る。

浜松での結婚披露宴は大変すばらしかった。新郎のMさんはいつもより3割増し(当社比)男前にみえたし :-) 、新婦には初めてお会いしたのだが、(結婚式で猫をかぶっている分もあるにせよ :-) )、新郎がオランダに行っているにもかかわらず式の準備なども怠りなかったし、3日前に急遽オーダーした宿舎の予約もばっちりこなしてくれたので、好感度急上昇。唯一心配なのはvyamaのようなバカな友達がいるって新婦にばれちゃって、だんなさんの評価が落ちやしないか?(^_^;どちらかといえば演出は「ジミコン」系統だと思うけど、みんなから祝福され、出席者の心が暖まるいい結婚披露宴だと思った。残念だったのは料理。とてもうまかったけど、小食な私は全部を食べきれなかった。(T_T)

披露宴が終ったあと、友達と別れて単独、新郎新婦が用意してくれた宿舎に向かう。OEMの仕事がやっと一段落着いたという安心感もあるが、なんだか新郎新婦に幸せを分けてもらったような感じのいい気分になって、久しぶりにうまい酒を飲ませてもらった。

1999/03/03(Wed)

OEMのFCの検査…のはずなんだけれど、検査作業自体は専任検査スタッフのTさんに任せてあるので、ある程度楽が出来る。といってもやることは沢山あるので、てんてこ舞い。もしTさんがアサインされていなかったら…と思うとぞっとする。もっとも私がやるよりもTさんがやった方が質の高い検査が出来るので、その意味では安心。

まず新人研修のミーティングのスケジュール調整。メールでスケジュールを聞いたのだが、そのメールを開かない人もいて唖然。常時メールチェックをしろとは言わない(そんな事は私もやっていない)けれど4時間おき程度には社内メールをチェックして欲しい。社内の正式な連絡事項は基本的にメールを使うということになっているだけに、余計にそう思う。

とうとうというか、やっぱりというか、結局来年度からMac版の開発をやることになった。本当はやりたくなくって、新しいマシンを買っちゃうと絶対Mac版の開発をやらなくちゃいけないように思えて、あんまり買いたくなかったんだけど(^_^;、今年度Macの予算を確保していて、それを使わないと来年度は予算を確保できそうもないので(ってどこかの役所の予算消化みたいだな(^_^;)、とうとう買うことになった。新製品のPowerMac G3 400Mhz(Apple開発者特典価格) + MITSUBISHI 17inchディスプレイで大体予算内。もう少し色をつけてもらえると19inchまで手が届くんだけど(^_^;、さすがに今回はあきらめざるをえない。21inchとなると6万円違うもんなぁ。

OEMの検査作業については、とんでもないバグが見つかるわ、直したつもりが作り壊しなんてのが見つかるわで、てんやわんやの状態。本当に間に合うんだろうか、すごく不安。

久しぶりにvyama宛てに届いた個人的なメールを見たら、お友達から「最近更新してませんね」というお叱りのメールをもらう。といってもそのメールを送ってもらったのは、先月の24日なんだけど。(^_^;今日大量に更新したから許してくださいな。(^_^;(実はFF8をやっていて更新するどころではないというのは絶対内緒なんだな。(^_^;)

1999/03/02(Tue)

やっぱり今日も台湾のソフトメーカーからのFTP転送は成功しない。仕方がないので、こっちのサイトのFTPサーバーにアカウントをつくって、向こうから転送してもらう。で、こっちでも転送作業を続けていたのだが、こっちの転送作業が30%も終らないうちに向こうの転送作業が終ってしまう。これでやっと検査作業が出来る。やれやれ。

1999/03/01(Mon)

台湾のソフトメーカーのFTPサイトからリリース候補バージョンをダウンロードしようとしたのだが、全然ダウンロードできない。タイムアウトで全然転送できない。これではお手上げ。色々な経路を試してみたが、どうやら台湾のHiNetの先から問題があるらしくて、どうにも転送が成功しない。今日は台湾は国民の休日なので相手先には連絡がつかないので、どうにもお手上げ。こんな日はさっさと帰るに限る。


1999/2 のぶつぶつ

1999/4 のぶつぶつ

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