「どつぼ」の記録・その3


Windowの移動で失敗

97/07/14

世の中には色々なプログラマーがいます。サーバーの管理をしているいわゆるSEという人もいるし、パソコンショップに並んでいるような、いわゆるパッケージソフトのプログラマーもいます。大部分のプログラマーは受注生産のような、企業内のシステムを作ったりするプログラマーでしょうね。もちろん、仕事でやっていないというのであれば、フリーソフト、シェアウェアの作者なんてのは星の数ほどいます。

でも世の中に広く流通させる事を目的としたパッケージプログラムをVisual Testを使って書いたという大馬鹿なプログラマーは世界で私が最初でしょう。(^_^;私だってまともな開発期間が与えられればちゃんとC/C++とかで書いたでしょうが、いかんせん3週間で何とか動くようにしろ、とかいわれたら、恥も外聞もない。(^_^;使えるものは何でも使う。主要な機能を満たすんだったら後は何でも構わない、という強引な手法で開発を進めるという状況で選択したのがVisual Testでアプリケーションを書くという事でした。

ちなみにそんな無節操なプログラマーは私だけではないようです。某国内大手のパッケージソフトメーカが同じ手法を用いていましたからね。現時点で公開されているパッチをすべてあてたユーザー相手だったらともかく、そうじゃないユーザーも対象にしなければ駄目なので、おのずと打つ手は限られてくるのかな、と感じました。

Visual Testというのを知らない人のために解説しておくと(知らない人が大部分だろうな)、Visual Testというのはプログラムの動作を検査するためのツールです。こんな状況でこんな操作をしたらこんなことが起きるね、という一連の動作検証をプログラム化しておく事によって、検証試験を自動化して検査の手数を少なくしましょうね、というツールです。

逆に考えると、まともに動くプログラムに対しては、「こうやったら次はこうする」みたいな命令を出せるということは、DOSのバッチ的な処理も出来るはずだということでVisual Testでプログラムを書いた訳です。要するに自前でちゃんと作れないからOSのありあわせの機能を使ってバッチ的な処理で製品をでっち上げられないか?という企画でした。(^_^;

要するに「コントロールパネルの"モデム"というアイコンをクリックするとモデムのプロパティー画面が出てくるから、その"追加"ボタンを押して、モデムの追加ダイアログが出てきたら…」という感じでプログラムを組んだ訳です。

前振りが長いですね。(^_^;ちょっと最近一般的な事柄に関してネタ切れでごめんなさい。Visual Testがらみで2〜3どつぼがあるので、しばらくはそれを紹介していきます。だからしばらくは超マイナーなVisual Testに関する話題になっちゃいます。(^_^;今回はそのエクスキューズのためにちょっと長いのだ。(^_^;ちなみにVisual TestはVisual Basicとかなり文法が似ています。Visual Basicをやった人だったらそんなに難しくはないでしょう。ちなみにMicrosoftはこの製品のサポートを他社に預けています。

まあ、そんなバッチみたいなプログラムを書くと色々変な事が起こります。問題になったのは次のようなコードでした。Visual Testを知らない方にも分かるように擬似コーディングで書いていますので念のため。

1.ユーザーが入力しやすいような位置にWindowを持っていく
2.Window内の特定のアイコンをクリックする。
3.ダイアログが出てくるので、ユーザーが入力を終えるまで待つ。
4.入力が完了したら次の処理を開始。
ところがですね。この程度の単純な処理に失敗してしまいました。(^_^;入力しやすいような位置に持っていこうとした途端、エラーが出てしまう。何故だと思いますか?ぎゃはは。そのWindowが最大化されていたんです。確かに最大化されていれば、Windowをどこそこに持っていって、という命令でエラーが出るわな。(^_^;もちろん、最少化されていたりしてもこのエラーは出ます。(^_^;最少化のエラーは結構すぐに分かったけど、Windowを最大化するのがあまりない私はこんなエラーが出るなんて気がつかなかった。(^_^;

まあ、普通はこんなプログラム経験なんてないと思うけど、何かの参考になれば幸いです。(^_^;


vyamaの目にも涙

97/07/01

私の母方の祖母は持病がリーマチで、長い事寝たきり同然でした。私の記憶している限り、ずっとベッドの上から離れられないような生活を送っていました。そんな人達にはマッサージってとっても気持ちがいいものらしいですね。祖母は私はマッサージが出来るような年になる前に死んでしまったのですが、母親をはじめ、私のおばさん達はその経験上、マッサージの達人になったみたいです。

自慢じゃないけど、私の母親のマッサージ、首から肩にかけてのマッサージは結構効きます。普段マッサージをやっていた経験がある上に、家系なんでしょうか、結構肩とか首にこりを感じる事が多いらしく(実は私もそう)、その手の情報はせっせと集めているみたいです。以上、前振り。あ、ちなみに私は両親と同居しています。

寝る間際のことです。母親がサロンパスを茶の間で足の裏に張り付けています。何をやっているか聞いたら、いや、これが肩こりやら何やらによく効くとの事。そんなバカな。(^_^;そうしたら母親が「足の裏には色々なつぼがあってね、例えばこんな所」とかいって自分の土踏まずを押さえます。

私も真似して同じような所を押さえてみるんですが、まあそんなに痛くはない。少なくともツボを押している感じじゃないな、と思っていたら、母親が「違う違う、そうじゃなくて…」といいながら私の足をとって、指圧を始めます。ああ、この時、母親が見せたにやにやした表情を見逃すべきではありませんでした。(T_T)

痛い、痛い、い〜たい、い〜たい、い〜た〜い、い〜た〜い、イタイイタイイタイ(以下延々と続く)」正直に言いましょう。私、あまりの痛さに涙がこぼれました。いや、涙ぼろぼろでした。(^_^;あるTV番組で足の裏のツボを押さえられて、いたくて悶絶するという場面を見た事があるけど、本当にツボにはまると、めちゃめちゃ痛いんですね。母親いわく、単に押しただけではいたくないけど、ちょっとコツを加えるとツボに入ってめちゃめちゃ痛くなるんだそうです。(^_^;

とりあえず、「ごめんなさい、私が悪うございました。(T_T)」と誤って指圧地獄を抜けだします。さすがに私がぼろぼろ涙を流したのが効いたのか、「じゃあ」といってソフトな方法を教えてくれました。その方法とは、「足の裏にサロンパス」(^_^;寝る前に、痛がった部分を中心にサロンパスを張っておくのだそうです。でも、これ、本当に効くのかぁ?

ちなみに、今、この文章は、足にサロンパスを張りながら書いています。(^_^;効けばいいなぁ。効かないとでも母親に言おうものなら、「サロンパス程度では効かないから指圧しかないな」とか言ってあのとんでもなく痛い指圧をされるのかなぁ。こりゃ、うっかり「あれは効かなかったよ」となんて言えないぞ。だから、どうぞ、神様、嘘でもいいから、気のせいでもいいから効いて下さい。(^_^;こうして会社でも、家でもますます立場が弱くなっていくvyamaでした。(^_^;


タレコミ情報

97/06/28

北朝鮮ネタではありません。期待した人、ごめんなさいね。「私に取ってもっと重要な事がある」という理由で、北朝鮮ネタはネタ切れになった時まで取っておきます。(^_^;かみそりメールが来るかと思ったら案外来ないし。あ、読まれていないだけか。(^_^;とりあえず北朝鮮ネタはWindows Expoネタが終ってからにします。(Windows Expoネタが書けるかどうかは別問題)

今度もすごいページの紹介からです。ただし、このページはほっとして楽しむ、なかには笑いのある系統の個人ページです。そんなまどかさんのページをご覧ください。このページを見た時の印象を一言で言えば、「完全に負けている」でしたね。色使いのセンス、ページの作り方、更新の早さ、おもしろさ、どれをとってもこちらに勝ち目はありません。まあ、こっちは最初から勝負をあきらめているページなので、どうでもいいんですが、それでもプロがお金をとって作っているページでも、ここまでよく出来ているページは珍しいぞ、という感じ。まあ、プロが作る場合にはNetscapeや、Internet Explorer以外にもテキストブラウザを意識しなくてはいけないというので、単純な比較は出来ないのかもしれません。lynxを使っていないのでそこらへんはどうなるのかよく分かりません。一応、こちらのページではlynxだとレイアウトがめちゃめちゃになったりとかで主立ったコンテンツが読めなくなる事がないように一応は気をつけているのですが(もちろんウソ)、本人が使っていないので、何とも言えない。(^_^;あ、SJIS使っている段階ですでに破綻しているか?(^_^;

さて、そんな素敵なページに私のことが載りました。というか私が載せてくれとメールで暗に頼んだんですが。(^_^;私から送ったタレコミ情報メールがまどかさんにどんな風に料理されたかはまどかさんのinternet sketch 6/27をご覧ください。これに関する風仙さんのコメントがのらくら日記の97/06/27分に書いてあります。まあ、両者を読み比べてどんな真実が隠されているのかは読者のご想像にお任せします。私は恐くってとてもじゃないけど書けません。(^_^;

ちょっとだけ、言わせてもらえればまどかさんの日記のうち、

記憶にございません ^-^;;
とか
身に覚えのないことです… ^-^;;;
って、昔ロッキード事件で悪い事をした人達が口にした台詞ですよね。(^_^;それはさておき、記憶にないというのは「一杯ありすぎていちいち覚えていない」という意味ですね。(爆笑)だって、まどかさんの6/26の日記には
万人ににこにこ笑顔ふるまくのもとっても疲れるわけでたまにぷっつりと切れちゃった時にタイミング悪く風仙が居たりすると
と自ら過去に切れちゃった事を認めていますから。(^_^;たまにあったことだったら逆にはっきり覚えているはずなんで、「たまに」というのは単なる言い訳。つまり…ということになります。(^_^;これ、まどかさんが読んだら逆鱗に触れるかなぁ。(^_^;まあ、そんな態度を示す人はからかいやすいんです。(^_^;;;へ、へ、へ、重箱隅突の面目躍如じゃ。(^_^;

なお、遅れましたが、まどかさんからは「重箱隅突」という有り難いお名前をいただきました。この名前も機会があれば使うことにしようっと。(^_^;まどかさん、ありがとうございました。この名前、私にピッタリかも知れない。<(_ _)>

風仙さんのコメントにもちょっといちゃもんを。

でも、いちおう周囲の人が止めなかったのだけは補足しておきますよ(笑)
私は朝早く起きるのが、「スーパーウルトラゴールデンスペシャルゴージャスリザーブアフターケアキット」程度に苦手です。まあそんな私に対する大先輩社員からの「心のこもった」アドバイスでした。会社に来て、マシンを起動して、いきなりのけぞったぞ。まわりはげらげら笑っているし。(^_^;もっともその壁紙を結構気に入って、しばらく使っていたというのは内緒です。

こら(笑)20日が「ず〜と」になるのかね?まったくこのネタにはこだわるんだから……。
ここで騙されてはダメです。20日違うといっても、誕生年月日が20日違うとは言っていません。例えば1900年1月1日に生まれた人と、1997年1月2日に生まれた人とは、誕生日は一日しか違いませんよね。こんな数字のトリックを使ってくるとはさすがに仙人。悪知恵が働きますねぇ。(^_^;考えてもみて下さい。なにせ向こうは「風の仙人」。仙人になるためには何百年もの修行が必要とされると聞いています。ぱっとみて20代後半に見えますが、そんな人の正確な年は私には分かりません。1000年近く生きているという噂や、普段は霞を食べて生きているという話もあります。そうか、だから昼休みにあんなにjunk foodsを食べても大丈夫だったんですね。(^_^;うん、食っているものや人生経験の量が違うんだから、仕事でかなう訳はないや。うん、そういうことにしておこう。(^_^;

いやあ、本当のことを書くと気持ちがいいなぁ。(爆)

なお、まどかさんのページで私が恐い人みたいに言われていたんですが、補足しておきます。実際に恐い人です。警察のご厄介になった事も何度かあります。え、どんな風にごやっかいになったかって?そうだなぁ、例えばね、道に迷って(私は方向音痴なんだ)、やっとのことで交番を見つけて「ひ〜ん、道を教えて下さいぃ(T_T)」と警官に凄味を聞かせたとか、「え〜ん、自転車を盗まれちゃったよ〜(T_T)」と脅迫したりとか、「財布を落としちゃったよ〜(T_T)」と言いに交番に襲撃をかけたりしたんです。(^_^;

へ、へ、へ、俺に関ると火傷するぜ。もっとも、火傷するのがこっちの方だというんじゃ迫力不足だな。(^_^;


本気?このページの作者

97/06/25

すごいページを教えてもらいました。一種の感動を覚えます。感動したのは北朝鮮に関するホームページです。このページの作者は、本気なのでしょうか?(^_^;取り敢えず、思わず突っ込みたくなるような所を並べてみましょう。引用などは向こうの許可は得ていませんが、WWW上で公開されているなら、この程度の引用は差し支えないでしょう。詳しくは引用元のページを見て下さい。

まず、変なのがこのページのURL。作者は(おそらく)日本人の「マネー信奉のビジネスマン」と自称していますが、普通のビジネスマンが「http://www.dpr-korea.com/」なんてドメインを普通は取る訳がないと気がつくべきです。「信奉」とさり気なく出てくる当たりも要checkです。まあ、北朝鮮政府のプロバガンダページと見るべきでしょうね。で、以降、そんな観点から見ていきます。あるところで、

自分で確認出来ない事を私は書きたくありません。
と書いているから、書かれている事に関してはそんなにデタラメはないのでしょう。ただしたっぷりつばが必要ですが。(^_^;一応、そんな観点も含めて読んで下さい。

共和国で王様の生活をしているのが子供たち

(中略)

共和国の人々は、「共和国で王様の生活をしているのが子供たちです」と語ります。

首都周辺にいる子供達を見ての感想らしいのですが、この手の社会主義国で、そんな都会にいて、外国人と接する子供達は、高級幹部の子弟達かサクラと相場が決まっています。王様の生活をしているなら、子供達の餓死なんて絶対考えられないはず。でも、こちら側の報道によれば、小さい子供達がどんどん餓死しているみたいなんですが。(-_-;)実際飢饉などが起こった場合、犠牲になりやすいのは子供と老人なんで、その子供達が餓死していないなら北朝鮮の食料不足は深刻ではないんでしょう。だったら食糧なんか送る必要はないな。(そんなバカな)

戦前の日本で、あの体制を批判して特高警察に追い回されたのは、共産党のみであり、ほとんどの国民が何の疑問も持たずに戦地に向かった事を考えてください。現在の共和国は、戦中、戦争末期の日本とそっくりのような気がします。

何てことのないような文章ですが、これは「今北朝鮮はかつて日本が太平洋戦争当時のような非常時に置かれている」といっているも同然です。文章の印象から受けるソフトな印象とはかけ離れていますね。だいたい、あの時の日本って治安維持法という今から見ればとんでもない法律が成立しているような世界でしょう?そんな時の日本と今の世界情勢を比べるのがよく分かりません。あ、今北朝鮮はそんなとんでもない所だと言外に言いたいんでしょうか?(笑)

石炭利用の火力発電所はしょっちゅう故障し、停電と低電圧ばかりです。220Vのはずが、このところ160Vくらいになっていますから、エレベーターの動きはぎくしゃくし、蛍光燈は明かりを失い、真っ暗な事務所の中で仕事をせざるを得ません。

こんな環境では、まともな工業が育つ訳はありません。ソフトハウスだったら全滅ですね。(^_^;確か終戦当時は北朝鮮の方が南朝鮮(大韓民国)に比べてよっぽど工業化が進んでいたと記憶しているのですが、一体北朝鮮は今までどんな工業化政策を取っていたのでしょうか?

家賃もタダで食糧は配給、医療費も無料ということで、これが本当に機能しているならお金のいらない生活となるが、実際の価値を考えるとこれでは何も買えない。(中略)中学3年の娘の感想。「崩壊寸前の国と聞いていたが、ここにはそれなりの生活があり、のんびりしている。子供たちも純情だった。」

「それなりの生活」の内容が是非聞きたい所です。機能していない食料・医療システムがあっても役に立ちません。きっと高級幹部向けには機能しているのでしょうが、そんなものがあっても普通の人には役に立ちません。食料とかはどうやって調達しているのでしょうか。「それなりの生活」というのが食料・医療に関して全く保証されない社会というなら納得できますが。

車も多く、まだまだ健全な平壌。黄書記の亡命も潜水艦事件も市民は知らない。

日本の報道では、明日にでも戦争が始まるか、食糧不足で暴動でも起きそうに言われていますが、共和国はいつものように静かで平和な姿であり、ほっとします。もちろん兵士も多いですが、この国では特に違和感はありません。日本だって50年くらい前は、この国とほとんど同じ状態だったわけで、現在の日本と同じレベルで比較するほうが間違っていると思います。

国家の中心にいた人が亡命した事を市民が知らないというのがすごい話ですよね。(^_^;それはさておき、日本の50年前って戦争中ですよね。この時期って、やたらめったら招集礼状を出して、日本人男子のほとんどが兵隊になった頃ですよ。休戦状態とはいえ、戦争をしていない(ハズ)の北朝鮮とその時の日本を比べてどうするんだぁ?

勉強不足で、潜水艦事件の時、かの小宮さんは「去年の春、平壌にはスニーカーを売っていませんでした」と堂々と語っていました。彼女が見た外貨ショップにたまたま無かっただけのことであり、平壌にある30以上の外貨ショップのほとんどにスニーカーが売ってあり、内貨ショップにも国産のスニーカーが売ってあります。

外貨ショップが全部でいくつあるか知りませんが、「ガイドが紹介するような(結構大きめの)外貨ショップでも」なかった事が話題になったのだとは考えなかったのでしょうか?ただし、この点に関しては朝日TVがカズなガイドを掴まされた可能性もあるし、ガイドが穴場のお土産やさんを紹介しようとして、朝日取材陣がそこを取材して誤解が生まれた可能性はあります。

外貨ショップには、日本製の味噌、醤油、ポテトチップスから刺し身包丁まで売ってあり、インターネットで観光に参加した加藤さんもビックリ。共和国みやげにと共和国製のタバコやビールなどを沢山買いこんでいました。

そんなの売るくらいだったら、国内の人に分けてあげなさいって。あ、外貨獲得の有力な手段なのか。(^_^;これは失礼しました。<(_ _)>

こうした外貨ショップは、問屋をやれるほどの大量のの在庫を持っており、賞味期限切れとお金の無駄を何とも思わないところが共和国らしさでもあります。

賞味期限が切れているものも堂々と並べているという事でしょうか?(^_^;なお、そちらの懐が痛む分には干渉しませんが、「お金の無駄を何とも思わない」体制のおかげで諸外国がそちらに援助をするのをお忘れなく。

かみそりメール覚悟で書いていますが、とてもじゃないけど書ききれない。圧力がなければ続編を書きますので、こうご期待。(^_^;

なお、反論メールに関しては全文引用を含めてこのページのネタにするので念のため。


バージョン違いのどつぼ

97/06/25

私は会社ではWindows95のプログラムをしています。多分、他のOSではこんなおバカな事はおこらないのでしょう。他のOSを使っている人は、Windows95だとこんな事が起きるという笑い話と思って読んで下さい。Windows95を使っている人は「ああ、かわいそうだな」と思って読んで下さると幸いです。(^_^;

実はWindows95と一口に言っても、色々なバージョンがあります。日本でだったら、Windows95のAT互換機用と、98用のWindows95があります。両方ともとても似通ったOSですが、若干違う所があります。もちろんAPIなんかは同じですが、APIなんかをまともに使っていたらとても出来ないような、アクロバテックな、ただしやっていることはあまりに馬鹿馬鹿しい方法なので、普通のプログラマーだったら絶対逃げ出す方法で、プログラムを組んでいる私のようなものにとっては、ちょっとの違いといえども、その違いのせいでプログラムが動かなくなったりします。

普通は、AT互換機用、98用、だけかと思われるかも知れませんが、実はそれぞれに俗称でbuild(ビルド)950,build950a,build950bというものが存在します。build番号というのは、いってみればプログラムをコンパイル&リンクしたそれぞれのバージョンに付けられる通し番号みたいなもので、普通はバージョンが高ければ高いほど、同じバージョンだったらリビジョンの高いものほど、同じリビジョンだったらビルド番号の新しいものほど、(bug fixを含む)進化した新しいプログラムになります。Windows95の場合、950,950a,950bと進化してきた訳ですね。ちなみに950bというバージョンは巷ではOSR2(Oem Service Release)とも呼ばれ、一般にはハードウェアバンドル以外では入手方法はありません。

ところがWindows95の場合には、サービスパックという名前のbug取り&機能向上パッチがいくつもあるので、話がややこしくなります。確かに、ISDNアクセラレータパックを950にインストールすると、ダイヤルアップ接続に関しては950bっぽくなったりなどという効用があります。ですが、アプリケーションの制作者から見ると、OSのバージョンが、AT、98バージョンにそれぞれ6種類ある上に、サービスパックのインストール状況も、ユーザーで様々でしょうから、考えられないほどの多種多様なWindows95が世の中に存在する事になります。考えただけでも頭の痛い世界です。で、実際にそんな世界でプログラムを組まなくちゃいけないからもっと頭が痛い訳です。(^_^;さらにこのバージョン番号の違いだけでは分からないような、APIを提供するDLLの違いもある。本当に勘弁してもらいたいです。

よく分からないのが、このようなバージョンの違いで動かなくなるプログラムの存在をMicrosoftは全然分かっていないかも知れない、という事です。Microsoftが出しているWindowsに関して一番詳しいであろうと思われる情報源にMSDN(MicroSoft Developpers Network)というのがあるのですが、以前APIの注釈として「New NT Only」(これはNT4.0の新機能だよ)という記述があった所が、この前読んでみたら、その手の注釈が全部削除されていました。確かにNT3.5xはすべてNT4.0以降に乗り換えるべきで、Windows95ユーザーは常に最新のモジュールをSystemに入れておくという前提があるなら別だけど、そんな前提が素人相手のOSでは成り立たないことは当然でしょう?冗談は止めて欲しいといった気分です。

ついでにもう1つ。NTとWindows95で同じプログラムが何の細工も無しに動くなんて嘘は止めて欲しいと思います。正確には、動くプログラムもあるし、動かないプログラムもあるという所です。そんな時、プログラマーはどんな風に回避すると思いますか?ずばり、プログラムを事実上2本書くというのが正解です。例えば

if (win4) {
//NT用の処理
} else {
//95用の処理
}
といったコードがごろごろ転がっている訳です。ユーザーに取ってはNTと95で同じプログラムが使えてありがたいかも知れないけど、裏ではこんなことをやっているんです。(^_^;実際にはWindowメッセージの行き先から違っている事があったりして、状況は更に複雑になります。

でも、ここまではまだいいほうです。プログラムのコーディングなんて、何とかしようと思えば何とかなるかも知れません。何ともならないのが作ったプログラムの動作チェックとdebug。時間をかけないと見つからないbugだってあるから、じっくり時間をかけてチェックをしなくちゃいけないのに、動作チェックをすべきバージョンは星の数ほどある。(^_^;あの機種のあのバージョンで、こんなモジュールをセットアップすると、こんなことが起きる、なんて考えていたら頭が割れそうです。(^_^;コーディングに比べると、こっちは本当に時間をかけないと駄目(コード量を少なくするテクニックはあるが、検査にはあまりない)なのに、沢山バージョンがあると、そのたびにOSの再インストールから検査を始めなくてはいけません。本当に頭の痛い世界です。(^_^;

Microsoftも、せめて今まで判明しているbugのすべてをfixしたバージョンを登録ユーザーに無償&宅配で配ってくれないかなぁ。そうすれば、アプリケーションの開発者は(主に検査段階で)ものすごく楽になるんだけどなぁ。ついでにセキュリティーホールとかも全部直した奴にして配っちゃいましょう。そこまでやるんだったら、大人なんだけどなぁ。

世界有数のお金持ちだったら出来ません?(^_^;あ、やらないからお金持ちになったのか。(爆)


初心者向けの雑誌

97/06/16

今回、書いている方が「ぷっつん」しています。お仕事でかなりいきづまって(ある程度目処は経ちましたが・・・さもなければこのページを書けない(^_^;)、どこかに精神的なはけ口を求めないとやっていけない気分なんです。普段はあまりあからさまに批判する事はありませんが、今回はちょっとだけ大目に見て下さい。(^_^;

私はあまり初心者向けのコンピュータ雑誌を読みません。パソコン用パッケージソフトの開発をやっているから世間の動向をチェックしていないとちょっとまずいかな、とも思うんですが、おおざっぱな傾向は他の専門的な雑誌にものっているし、書いてあるのは「こんな風にするとこんな事ができる」とか「このソフトを使いこなそう」とかいった「おいおい、ちょっといじってみれば分かるだろ?」程度の記事が多いように感じるからです。

私も、いわゆる「初心者向け」の雑誌を読んで初めて知った事だって沢山あります。だからそういった需要はあるでしょうし、必要でしょう。ただし、「初心者向け」の雑誌には「変な事は書かないで欲しい」と思います。DDJとかなら多少変な事を書いても、ユーザの情報補完能力が高いと期待出来るので(^_^;許されるかも知れない、でも自分で補完出来ないような「初心者」には変な情報を流して欲しくないと思います。彼らはおそらく誤情報に対する免疫が出来ていないんですから。(^_^;

新人研修のアシスタントをちょっとだけやってみてですが「教えることは実際に教えられる事の何倍ものバックボーンが必要だ」と感じました。人に「教える」という目的で、教育する時には教えられる事の何倍ものバックボーンがないと教えられません。「人に教えることは自分の勉強になる」と思っていたのですが、これ、本当です。当然、そんなバックボーンのない私には大したことは教えられなくて、質問されると研修生と一緒に悩む事になるのですが(^_^;。

人に物事を教えるということは大変です。相手が疑う事を知らない「初心者」に対してだったらなおさらです。そんな記事を書くためには、記者に大変な知識のバックボーン、もしくは書いた事を裏付けるような的確な取材が必要なはずです。で、「Mac People」という雑誌を取り上げます。Macは使っていませんが、いいマシンだと思うし、今後の方向も面白いと思うから、お金があれば自分で買ってもいいかな、とは思っています。(誰かプレゼントして下さい。(^_^;)「ざぺ」でMacintoshでsim cityをやったら云々という記事が出た時にはこっちはsim cityをできるコンピュータがなくて悔しい思いをしたとは白状しておきます。(^_^;

その時はキャノンの陰謀で高くて買えなかったのよ。(^_^;

なお、Macに関連する事を批判すると、それが何であろうと怒り狂う狂信的Macフリーク(その存在がMacの特徴かも知れないけど)はお断りです。言っておきますが、Macが悪いんじゃない。Macに関連して書いている事が変だという主張です。それでもMacが云々という人はもうこのページを読まなくていいです。こんなことを書いてもお怒りのメールがくるんだろうな。(^_^;まあ、言い訳として、そのうち「Windows入門」で変な雑誌を取り上げる事にしようとは言っておきます。Windowsの初心者記事だって変な事は一杯書いてあるはずだから。

ではいってみましょう。

(p24〜25の大見出し)2000年、PCはすべてマックになる!!

なかなか衝撃的な見出しです。それにつられて「へえ、どんなことが書いてあるのかな」と思って手に取りました。普通は「ふんふん」と読んで終わりなのですが、あんまりな内容なのでこのページのネタにすべく、買っちゃいました。(^_^;まず「なる!!」と書いておきながら、内容は「2000年に」「MacOSが大成功したという仮定で」書かれている事が変です。2000年に書かれた記事だったら「なった」と書かなくちゃウソです。まあ、これくらいは東京スポーツがよくやる手段かも知れません。実際読んでみると、「2000年に書かれたMacintosh New Network」の記事という架空記事なので(^_^;、それに気がつかなかった私がバカだったんでしょうね。でも普通、「なる」だったら未来形記事全体を統一しないのかな?2000年にはAppleのロードマップを信じる限り、過去のものになっているはずのものを記事の所々で未来形、現在形で書いていたりするのもフィクションとしては出来が良くないですね。どうせ予測を語るなら、なりきれば面白いのに。

(p26)ラプソディーはモダーンOS(省略)に必須のプリエンピティブ・マルチタスク、メモリー保護などの機能を持ち、対応するソフトが作りやすいという特徴から、まさに21世紀を迎えるにふさわしいOSだった。

まず、ソフトが作りやすいというのは「どんな意味で」作りやすいのでしょうか?他から移植する時に楽なのか、そのOSでは色々な意味(ドキュメントが整備されているとかAPIが整備されているとか)で作りやすいという意味なのかがよく分かりません。多分後者なのでしょう。でもそんな鳴り物入りでず〜と前にデビューして、ず〜とプログラムしやすかったはずのNextStepがメジャーになれなかったのは何故なんでしょうね。(^_^;だれか説明して下さい。まあ、そんなことはプログラマーが考えればいいことなので、気にしないでおきましょう。

で、プリエンピティブなタスク処理はWindows95やNTでやっていませんか?ここでは言っていませんが、NTで採用されていて、今度Macでも採用される事になったマイクロカーネルとかなんて学術的には結構評価が確立した分野ですよね。メモリー保護なんてWindowsはともかくIntelは386位からMPUレベルでやっていますよね。Windowsがやっていない(事実Win3.1では不完全だったし、今でも完全とはいえない)というならLinuxでもFreeBSDでもいいんですが、今頃になってそれがウリになるというのは、今まで何にもやっていなかった、つまり現状のMacOSは非常に古いタイプのOSだ、ということでしょうか。(^_^;あ、Win32みたいにファイルシステムが腐っているよりは100倍いいかもしれない。(^_^;

(P26)「周りを見渡せる分、アップルは大人になったという事か。」
じゃあ、それまではAppleは周りを見渡せない子供だったとでもいいたいの?(^_^;
ラプソディー用に作られたソフトは、そのままマックでもウィンドウズでも使えるという点だった。これによりソフトメーカーは、マック用、ウィンドウズ用と別々にソフトを作る必要がなくなり・・・

これって、どちらかでエミュレータを動かせば実現出来るかもしれません。ひょっとして全部Java?(両方ともエミュレータ)(^_^;最近では高水準言語(CとかC++)で、MPUアーキテクチャの実装詳細が隠されているとはいえ、おもむろに

make wintel
で、wintel用のコードが出来て、
make mac
で、Macネイティブなコードが出来あがる、しかもプログラマーは #ifdef とか全然使わなくて済むなんて、そうとう眉つばだと思うんだけどなぁ。それは出来たらうれしいですけどね。(^_^;大体、
(68系統からPowerPCへの以降に際しては)エミュレーションという技術で従来ソフトを動かし、スムースにCPUの移行に成功した。
といっているけれど、移行期間中、ソフトハウスは結局68用とPowerPC用と両方を用意しなくちゃいけなくて、大変な思いをしたんじゃないかな、と思います。悪夢よ、もう一度にならなきゃいいけど。NTと95の両方で動かす事がどんなに大変か分かっている積もりなので(^_^;、私はセールスマン・スティーブの話は「本当かぁ」くらいに聞いています。私だったらWintelが全滅したとしても、ラプソディー用のコードを書くよりもJavaで書くよな。Javaはラプソディーでもちゃんと高速に動く「はず」だし、Javaだったらラプソディーが死んでも次が見込める。(^_^;

PPCPは専用のパーツがなくても、マックが作れるという、ハードウェアの新しい規格だ

パーツから買ってきて、自作のマシンを組み立てるという楽しみ方はAT互換機では、かなり昔からありますよね。私もこのページを書いているのは自分で組み立てたAT互換機だし、実際自分でAT互換機を組み立てた人って結構多いはず。今頃になってやっとAT互換機を使っていた人の楽しみをMacユーザーが楽しめるようになったという見方も出来ます。そう、今頃になって、やっとできるようになったのです。それが悪いとは言いません。出来るようになったのはいいことには違いない。でも紹介の仕方がいびつだよなぁ。

劣勢を伝えられた'96〜'97ころでも、Macはグラッフィク、DTP(世界の40%)、マルチメディア制作(世界の62%)などの分野で圧倒的なシェアを誇っていた。

これは数字がある分、説得力があります。実際、Macは画像処理などに関してはノウハウもあるし、色々便利なツールもあります。じゃあ、CGなんかの制作で勝負出来るかといえば、本当のCGのプロはもっと高機能な、それこそ目の飛び出るような価格のマシンを使って(少なくとも組み合わせて)使っていたり、独自のノウハウ(ほとんど一子相伝(^_^;)で使っているし、本業の印刷所では、それこそtrue type fontくらいでは全然足りないようなきめ細かいfontの操作が必要みたいですね。で、マックを使えば可能性は高くなるかもしれないけど、必ずしも出来る訳じゃない。大体、そんなプロフェッショナルが、全人口の1%いるとして(いないに決まっていますが)それの67%って全体の0.67%でしょう?全体の1%に対してとても魅力があるといって、それがウリになりますか?(^_^;ミーハーには受けるんでしょうがね。ああ、あの芸能人も使っているから・・・なんてノリ。ひょっとして編集者はそんなミーハーっぽいのがMacぽいと思っているのかな。(sigh)

で、いろいろ指摘していこうと思ったのですが、なんせ、この特集が26ページある上に、今まで挙げたような「変」なところが20箇所くらいあって、とてもじゃないけど指摘しきれないので、これくらいにしておきます。(^_^;お暇な方は読んで、あら探しをしてみて下さい。

全く初心者には変な事を教えてもらいたくないです。本当に、初心者だからこそ、変な事は教えてもらいたくないです。「大躍進した5つの理由」のうち「使いやすい」くらいしかまともな理由がなくて(^_^;、こんな記事を真に受けていたら、現在Macを使っているならともかく、ATから移る気になれないよね、になっちゃいます。「プリエンピティブで、自分で組み立てる事も出来て、マルチメディアが得意だからマックしかない」とかいう奴がいたら、本当に勘弁して欲しいです。(^_^;私みたいな活字信仰のある、人を信じやすいヘボプログラマーでも「変」て思うことがあるなんて、作るならもっときちんと作って、信じこませて欲しいものですね。なお、この記事の善し悪しはMacには関係がありません。この記事が変、それだけのことです。

なお、近いうちにWindows関連の初心者向けの雑誌をターゲットに、同じことをやろうと思います。ご期待下さい。なお、この話題に関する反論のメールは許可なく全文引用までさせていただきますので、念のため。(^_^;

P.S. あ〜どんどん、やな性格になっていくぅ。(^_^;


このページの読者

97/06/12

いやあ、終った終った。うれしいなぁ。めちゃめちゃ大変だったけど何とかなるものですね。立て続けに仕事が舞い込んで来て、もう家に帰る頃にはぐったり。普段通りの睡眠時間もなかなか確保出来なくて、すごくつらかったけど、人間やれば出来るものです。自分で自分を誉めてあげたいって、そこまで言うか?(^_^;

「働くプログラマー」を読んだ方からもお誉めのお言葉がもらえそうです。でもきっとそれって勘違いです。勘違い?そう、私が「終った」といって喜んでいたのは、仕事が終ったからじゃありません。やっとStar Trek Deep Space 9 Vol2のLD BOXを全部見終ったんです。いやぁつらかったぁ。ず〜と見続けて気がついたら朝になっていた日もあったもんな。で、ほとんど寝ないで出勤。う〜ん、立派な不良社員ですね。(^_^;

まあ、仕事が終ったというのもあながちウソじゃなくて、7つ重なっていたうちの一番手のかかる仕事1つが完成、もう1つもほぼ完成です。ほぼ完成というのは、納入期限まで1日あるので、間に合うなら入れるかも知れない程度の優先度の低い、比較的小さい単体プログラムを残すのみなので、ほぼ完成という訳です。こっちは出来なければ出来ないで入れないと決まっているので、プレッシャーはあまりかかりません。この2つに比べたらあとの5つは作業量が多くないと分かっているので、仕事の方も大きな山を越えた感じです。まあ、仕事の方はうれしいというよりもホット一息という感じですね。

私の知らない間にこのページのアクセスカウンターが200を越えていました。何人の方からか感想のメールをいただいております。といっても猫飯さん以外は全員友達からですけど。(^_^;まあ、友達には結構受けているようです。誉めてくれる人や面白いといってくれた人がいたと伝えてくれた人もいたけど、まあこれは仲間ボメかな。それとも誉め殺し?私みたいな貧乏人に誉め殺しをやっても一銭も出ないぞ。(^_^;木登りをみたいというなら話は別かもしれないって、そんなものを見てどうする積りだ(^_^;。

せっかく公開しているのだから、見てもらえるのはうれしいです。以前、波乗りをしている時に、いつから公開し始めたのか知りませんが、某大手コンピュータメーカが協力して作った、ある街のページのアクセスカウンターが、一桁(^_^;だったのでそんな状態だったら悲しいなとは思っていました。ま、それでも自分自身の愚かさを記録していくのは自分にとって意味があるかも…と思い始めたページですが、予想外の反響で喜んでおります。<(_ _)>大体1日に10人程度の方には見ていただいているようですね。定期的に読んでいる人もいるみたい。これって私の予想をはるかに越えています。100倍?200倍?甘い、甘い。私の予想ではそんな人がいると思わなかったから、一人いただけで予想値の無限大倍なんですね。(^_^;ところで、このページって読んで楽しいですか?私は読んでいて楽しくありません。読んで出るのは笑顔じゃなくて、冷や汗ばっかり。(^_^;読者と作者の感想がこれ程違うページも珍しいかも。

ある人は「仕事をサボって読むと楽しい」みたいな事を言っていたそうです。おいおい、書く方が仕事中にこのページを書きかねない(事実書いた部分もある(^_^;)不良社員なら、読む方は仕事中に読んでニヤニヤ笑っているのかぁ。一体なんつ〜ページなんだ(^_^;。このページの読者が増えるのはうれしいけど、日本のサラリーマンが優良社員ばっかりになって、一杯仕事をして、一杯お給料をもらって、一杯税金を払ってくれると、ちょっとしか仕事をしなくて、ちょっとしかお給料をもらってないので、ちょっとしか税金を払わない私が楽を出来る。(^_^;そんな身勝手な理由ですが、そんな不良社員のあなたのために「不良社員のページ」と大きく書いてある画像を背景にして、仕事中に読んでいたら一発で注意される、優良社員育成トラップをページに次回更新でかけます。読者の皆様、ご注意下さい。ウソですけど。(^_^;


働くプログラマー

97/06/10

もうダメ。4つの仕事を同時進行させるなんて出来ません。しかも4つとの納期がほぼ同じ。(^_^;幸い、会社には私個人用のマシンは3台あるので、あるマシンでの製品Aのインストールチェックの間に、別のマシンで製品Bの動作チェックをやって、更に別のマシンで製品Cのdebugをするなんてことが出来ます。ただし、私が3人いればですが。(^_^;まあ、1台でやるよりは相当仕事がはかどります。ただ、4つとも良く似てはいるけど、細かい所が微妙に違ったりしていて、製品Aのdebugをしているのに製品Bのソースファイルを開いちゃったりして、もう大混乱。(^_^;

製品送付当日になって修正リストを送ってくる顧客もいました。もっともこっちは表示文字を若干修正する位だったし、修正するので予定より遅れることが了承済みなので許せます。

許せないのが、かなり重大な変更なのに、送付前日の23:00位になって変更を言ってきた所。何でも向こうで作ったプログラムが以前こちらと打ちあわせた仕様と違うので、打ち合わせた仕様とは違うけど、今の状態に合わせて欲しいとのこと。その部分についてはこっちがわざわざこっちから出向いて仕様を確認してあったじゃねぇか。もうほとんどバッカヤロ〜と叫びたい気分です。(-_;大体そっちは、こっちが打ち合わせた仕様通り作っているのに、勝手に仕様を変更したり、そっちの仕事が間に合わなくてこっちの検査が進まないなど散々な目にあっているのに、更に今頃になって仕様変更を言ってくるか、普通?

これを読んだ方は「23:00頃まで働いているなんてどうかしている」と思われるかも知れません。でも製品完成直前のプログラマーの勤務状態って自宅で過ごす時間より、会社で過ごす時間の方がよっぽど長かったりします。まあ出社したその日のうちに帰れるなんて甘いよな。(^_^;特に完成前夜なんて徹夜じゃない方が珍しいです。(^_^;当たり前ですが、その状態ではreadme変更、マスター作成以外は、全部bugの発見 & 潰しに時間がさかれます。大抵土曜日、日曜日にも、休まずひたすらbugとの格闘で、神経がぴりぴりしてきます。そんな状態の時に「仕様変更」とか言われたら、プログラムは新しく書かなくちゃいけない(かも知れない)、動作チェックは最初からやり直し、残された時間は後わずか、ですから、普通の人だったら怒り狂います。

普通だったら「変更して下さい」と言われても「はいはい」と答え、担当者に変更する旨連絡をとって、変更して終わりです。開発途中での仕様変更は実は結構ありますしね。でも完成前夜に、重大な変更を告げられたら違います。まあ、電話口では「はいはい、そうですか」みたいに普通に応対していますが、電話を切った途端「気違いざただ」「正気じゃない」「仕様を理解する国語レベルがない奴が仕事をしちゃいけない」みたいな罵詈雑言が飛び交います。まあこっちの精神状態が相当ぴりぴりしているせいもあって、もう言いたい放題。(^_^;まあ、そうでも言って一旦ウサをはらさないと冷静に仕事なんか出来ない訳です。もちろん相手先の技術レベルに関しては、そんな要求をだしてきた時点で、それをこちらが受けるかは別として、「相当低い技術レベルだ」とレッテルを張られます。ああ、この言葉は自分自身に返ってくるようで恐いよ〜。(^_^;

その納品直前になって仕様変更を言ってきた会社に納める製品は、実は私直接タッチしていなくて(私の書いたcodeは利用していたが、そこはそれほど問題になる部分ではなかった)、私と同じチームの人が別作業で進めているんですが、この日迄には終るだろうから(頻繁な仕様変更や顧客側の準備不足がなければ、確実に終るはずだった)、それ以降は私の関っている所のdebugやら検査に加わってくれるはずだったのです。実は私個人では重なっている仕事は3つ。そのうちの2つはそちょっと慣れない所が合って結構手間がかかるはずだったんですけど、その仕事に全く無関係な同僚を巻き込むことでその手間の大部分は他の人に押し付けられました。(^_^;

ところが相次ぐ仕様変更などがある仕事があって、予定していたはずの仕事を手伝ってもらえない所が出てきました。そこの部分だけはどうしても私のチームでやらなくては行けないので、他の人を巻き込む訳にも生きません。手伝ってもらえるはずの仕事を手伝ってもらえなかったので、私の担当分野のスケジュールも全部狂ってきます。本当に勘弁して欲しい、そんな感じです。

こんな状態ですから、結局全部予定通りに送付という訳には行かなくて、かなり手がかかるけど一番遅れてはいけないI社向けのやつが遅れちゃいました。(無茶を言ってきた所は交渉して納期を数日伸ばしてもらいました。当然だよな。)そこは結構こっちの事も気遣ってくれる所だったし、上得意だったので本当に悪い事をしてしまいました。そこの社員の人、読んでいたらゴメンナサイ。比重的にはそこに一番時間をかけていたんですけど、そんなことを言ってもこれを読んだら怒り狂うだろうなぁ。(_ _;;

教訓。コンピュータにマルチタスクをやらせるのはいいかもしれないが、人間にはやらせてはいけない。(シミジミ)

ところで、遅れてしまった後、以前に製品を納入した所からbug報告に関するレポートを要求されました。おまけに新規の顧客2件にも連絡しなければいけません。つまり私のチームでは、都合7つの仕事が重なっています。3つ仕事が重なった場合にはトリプルブッキングというのは知っています。で、7つ仕事が重なった場合にはなんて言うのでしょうか?教えて下さる親切な方を募集しております。(^_^;


嘘つきはvyamaのはじまり

97/06/8

新人研修のアシスタントはやらなきゃいけない、トリプルブッキングの納期は目の前、休日出勤の最中いとこの結婚式にも出なけりゃいけない。Star Trek Deep Space 9のLD BOXは発売される。もう、忙しくて忙しくて。当然最優先項目はLD BOXを見る事なんですが(^_^;、今回はそんな忙しい最中に書きました。読む方も気合いを入れて読んで下さい。そして思いっきり脱力して下さい。(^_^;

日記というのは読むと結構楽しいものです。私も時々思い出したように「この日にはこんなことがあった」と書き留めるけど、3日位書いてその次がいきなり1ヶ月後、半年後何てことはしょっちゅうです。続けているというよりも2ヶ月に一回位日記を書きだして、三日坊主で終るという方が正しいですね。(^_^;

日記をホームページ上で公開している人がいます。ただし、普通の人は毎日面白い出来事なんてあるはずがないので、日記も読み終わった後「ふ〜ん」だけで終っちゃう事が多いです。ただ、日記作者の興味とか仕事とかが一致している場合には、書いてある事もそういった方面の話が多くなりがちなので、俄然面白くなります。日記作者を直接・間接に知っていても結構楽しめます。他人の日記を読むのが楽しいなんて、覗き趣味とかも知れませんが、作者了承のもとで(公開されているから)覗いているのだし、楽しいのはしょうがない。(^_^;

日記猿人というページがあります。300人くらい日記作者として登録しているのかな。そこへ行くと日記のページのリンクが見られます。そこではどのページがどれくらい読まれたかというランキングをやっていて、よく読まれるページになると1日で何十人も読むみたいですね。前に「ここのランキングは組織票によって動かされている。面白くない日記がランキングの上位に来るのはおかしい」とかいう人もいましたが、あれってどうなったんだろう?そんなの知り合いが多ければ必然的に読む人も増えるというのを考えないのかな。まあそんなことはどうでもいいや。

今日も会社から(日曜日だというのに何故か会社から(^_^;)よく読みに行く風仙さんの日記を読みに行きました。そしたらですね、私ことvyamaの事が書いてある。書いた人のページはここで日記のページ(不定期な覚え書き)の97/06/08あたりに書いてあります。要約すると、といっても数行しか書いていないんですけど(^_^;、「話が伝わるうちに変なおひれがつく事はあるが、当事者が変なおひれを付けてどうする。反省しなさい。」ということでした。

なんかそのページを見ると、特大の文字で「反省しなさい」とか書いてあるんですね。最初心当たりがなかったし、ここしばらくは彼と話しをしたり、メールのやり取りもなかったので突然、どうしてこんなことを言われるか分かりませんでした。私のページへのリンク付きで責めているから、どうやら私のページのことを非難しているらしい。このページに書いてある事で事実関係を彼が調べられるのはあれだけだから、それで怒っているのかなぁ。

まあとりあえず怒られないように直しを入れて、「直したからそんなに怒らないでちょうだい」とメールを送っておきましょう。とりあえず向こうが怒っていて、こっちが謝る気があるなら、とっとと謝りのメールだけは送っておいたほうがいいので、さっさと謝罪のメールを書きました。で、10分ほどで直しを入れて(こんなこと、会社でやっていいのか?(^_^;)「家に帰ったら直すから許してね。」とメールを出します。 しばらくしたら、返事が返ってきて「別に怒ってもいないし、直す必要もない。」とのこと。その気があるなら、home pageのネタにしてもいいみたいな事も書いてありました。で、しっかりネタにした訳です。(^_^;で、ちょっと暴露話です。

実は「JANISネットは18禁?」である人とメールをやりとりしたと書いたのですが、「何かの間違いではないか?こっちはごく普通のpageでアダルトサイトにリンクされる覚えがない。」と書いた人は存在しません。(^_^;実際に風仙さんとのメールのやり取りを通じてJANISという18禁ゲームメーカが存在すると知ったという以外は、相当脚色が入っています。いやあれだけ脚色してあれば全部フィクションだと言ってもいい。(^_^;

基本的にこのページはこのページのポリシーでも高らかに(?)宣言している通り、嘘が書いてあります。嘘という言い方が悪いなら、実際に起きた事柄にはかなり脚色が意識的に入っています。実は今日書いているこの部分にも脚色が入っていますけど、分かりますか?分かったあなた、私をストーカーみたいに追い回すのは止めて下さいね。風仙さんじゃなきゃ、分からないはずなんだから。(^_^;

なお、このページ全体でかなり脚色があることは認めますが、非難がましい事を書いたJANISネット(というか農協)とMicrosoftに関しては事実関係としてはそれ程脚色していません。JANISネットの農協窓口で申込書を受け取るのに一日待ったのは事実だし、OutlookのスケジュールデータがWindowsディレクトリにあって「バッカヤロ〜」と思ったのは本当です。さて、嘘つきが「これは本当です」といいました。果たして皆さんはどう判断されますか?(^_^;


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