峰の原高原の山野草

 山野草の多くは、草原がないと生きていけません。しかし、現在の日本では、草原の面積が国土の1%を切ってしまい、山野草はどんどん生育地を失っています。峰の原高原では、かつての採草地が、その後スキー場として引き継がれたため、今でもたくさんの山野草が生き残っています。ガーデンストーリーから歩いて10分ほどの場所で撮影した、貴重な花々をご紹介します。

雪融けと共にカタクリやニリンソウが咲き始めます。ショウジョバカマ、エンレイソウ、ハシリドコロも早春の花のひとつです。
峰の原には、国内最大級のベニバナイチヤクソウの群落があります。須坂市の花であるレンゲツツジもペンション村の至る所で見ることができます。
高山植物のヤナギランを始め、カワラナデシコやノアザミ、ヤマハハコなど、多種多様な山野草を観察できます。キキョウも多く残っています。
10月中旬に霜が降りるまで、花を咲かせ続ける山野草たち。リンドウが種を落とした後、ペンション村の有志で草を刈って、草原を保全しています。
9月上旬が山野草の最盛期。ウメバチソウやマツムシソウなど、たくさんの山野草が花を咲かせ、その後、子孫を残すために種を作ります。
本州ではこの辺りでしか見られないカラフトイバラの自生地。フウロソウやクガイソウも咲き始め、夏に向かって山野草の花の数が増えていきます。
菅平 グランヴィリオ
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