踊子草  Lamium album var, barbatum
シソ科 オドリコソウ属
東アジアの温帯に広く分布する多年草。
茎は根元から群がって直立し30〜40cmになる。
花は白色、淡紅紫色の唇型で、上部の葉の脇につく。
花の形がかさをかぶった踊り子の姿のようで、踊子草の名がある


東京で言う踊子草は、帰化植物の「姫踊子草」で、花の小さな、笠の方にピンクをまぶしたような草だけど、この在来種の「踊子草」はあまりなかったように思う。
その理由はたぶん、山や田畑がなくなり、どんどん乾燥してゆく都市の中では、踊子草は(日本タンポポと同様に)生き残れず、繁殖力の強い姫踊子草ばかりが目立つようになってしまったんだと思う。確かに、北相木村には西洋タンポポもいるけど日本たんぽぽもたくさんいる。
在来種だと思うと無理に染める気もしないんだけど、田んぼの脇に群生していて邪魔なのでついでに染めてみることにした。
やはり、春の草色でやわらかいクリーム色でした。