小倉山 滝口寺

平安時代末期、御所の警護に当たった平重盛の部下で滝口の武士、斉藤時頼と平清盛の次女徳子(後の建礼門院)の女官横笛との悲恋の縁の寺。
時頼は滝口入道と名乗り、往生院三宝寺(現在の滝口寺)に出家します。それを
知った横笛が訪ねてきたとき、もはや出家の身であるとして、涙ながら逢わずに帰します。
その折、自分の気持ちを伝えようと指を切って血で書歌。
「山深み 思い入りぬる柴の戸の まことの道に 我を導け」(境内に歌碑があります)

平家物語にある物語を、後に高山樗牛が
滝口入道」という小説にしました。(2002/4/6)


そのためか、今でも女性の参拝客が多いですね。(1989/3/25)

こちらは、太平記ゆかりの供養塔、南北朝時代の武将、新田義貞の首塚です。
足利尊氏との戦いで敗れ、京都でさらし首になったのを
その妻、勾当内侍(こうとうのないし)が密かに持ち帰り、供養したといわれている。(2002/4/6)

宗派/寺格 浄土宗 / 正式名/別名 旧三宝寺(往生院の子院)往生院は現在の祇王寺
開基 念仏房良鎮上人 創建年代 平安時代(明治の廃仏毀釈の後復興)
本尊 阿弥陀如来 所在地 京都府右京区嵯峨亀山町10-4
拝観時間 通年 9:00~17:00 訪問日 1989(H1)年3月25日(土) ・2002(H14)年4月6日(土)
休日/拝観料 無休 / 300円 問合せ先 TEL :075-871-3929
その他

建築物
名称 形式 制作年 素材 サイズ メモ 指定
本堂 茅葺 木造 -
新田義貞首塚 石造
文化財
名称 場所 作者 制作年 素材 サイズ(cm) メモ 指定
滝口入道と横笛像 本堂 木造 -