国軸山 金峯山寺

残念ながら、雨の訪問です。でも、直ぐに止みましたので、良しとしましょう。(2011/4/9)

銅鳥居
銅で出来ていますが、何故か「かねのとりい」といいます。
1348年(正平3)に焼失後、室町期の再建です。
扁額の「発心門」は、俗界からの境界で、以後、
「修行門」「等覚門」「妙覚門」と4つの門が悟りの道標となります。
  


仁王門
1333年(元弘3)兵火で焼失。その5~6年ごろには再建された二重門。
現在の仁王門は、1456年(康正2)の再建。

仁王門には、お約束の阿形・吽形の仁王様。

役行者が創建との伝説が伝わる蔵王堂(本堂)が。
風鐸が楽しいデザイン!    
   
境内の一角を占める天満宮には、桃の花が!

夜間特別拝観 (2014/5/24)
あの秘仏「御本尊御開帳」です。吉野山旅館宿泊者限定の夜間拝観に行ってきました。
入堂から1時間、法要、法話に続き、巨大な三尊と間近に接し、充実した時間を過ごしてきました。

宗派/寺格 金峰山修験本宗 /総本山 別名 -
開基 伝・役小角 創建年代 7世紀後半
本尊 蔵王権現 3躯 (秘仏) 所在地 〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町吉野山2498
拝観時間 8:30~16:30 訪問日 2011(H23)年4月9日(土) ・2014(H26)年5月24日(土)
休日/拝観料 無休 /500円 問合せ先 TEL :0746-32-8371 /公式ホームページ
その他 巨大な厨子に安置される蔵王権現3躯は、秘仏。中尊は、728cmで、両脇の2尊も6m近い。

建築物
名称 形式 制作年 素材 サイズ メモ 指定
銅鳥居 室町 再建 俗世との境界を示す門。 重文
仁王門 二重門・入母屋造 本瓦葺 室町 1456年(康正2) 木造 三間一戸 再建 国宝
蔵王堂(本堂) 一重裳付入母屋造 檜皮葺 桃山 木造 正面三間・側面六間
高さ34m
重厚さに圧倒される。 国宝
文化財
名称 場所 作者 制作年 素材 サイズ(cm) メモ 指定
蔵王権現立像 3躯 蔵王堂 内陣 - 桃山 1592年(天正19) 木造・彩色漆箔 中尊 728 秘仏。 重文
蔵王権現立像 蔵王堂 外陣 - 鎌倉 - 木造・素地玉眼 437 安禅寺旧本尊 重文
聖徳太子立像 蔵王堂 外陣 - 鎌倉 1274年(文永11) 寄木造・彩色 159.1 16際の孝養像 重文
童子立像 2躯 本尊厨子背後 - 鎌倉 末期 檜寄木造・彩色玉眼 普成 108.8/普建111.6 重文
線刻蔵王権現鏡像  -     鋳銅製 八稜鏡 八稜鏡の鏡面に線刻 重文