アルピーヌの日常2020/03/30〜 

2023/12/20
古いレコードを聴き直しています。

40年以上BGM用として、時には大型スピーカーの本領を発揮させるべく大音量で鳴らすこともあったJBL4435は、アルピーヌの雰囲気作りに大いに貢献してくれていると思っていますが、アルテック620a参入以来その出番は少なくなっています。

低能率で大入力を許容するJBLと、高能率で小入力でも十分な音量を得られるアルテックとは、当然ながら双方のスピーカーシステムから出て来る音に違いはある訳です。
そしてウーハーとツイーターが離れている2ウエイの4435と、同じ2ウエイでも同軸上にウーハーとツイーターが並んでいる620aとでは音の定位感が全く異なります。

4435は高音域の指向性が広いので殆ど聴く場所を選ばず、その点でBGMには適しているのですが、620aの場合指向性が極端に強いので聴く場所は限られます。

両者の音質は良し悪しと言うより好みの問題なので置いておくとして、620aが鎮座して以来、もう二度と聴くことは無いだろうと思っていた昔のレコードを、暇を見つけては片っ端から聴いています。

カートリッジもターンテーブルも、50年は優に過ぎているシロモノですが、620aから出てくる音に改めて驚いたり感心したり。
ブルーノワルター指揮ニューヨークフィルのシューベルト”未完成”に至っては、今まで聴き洩らしていたに違いない部分もあったりして、感動を新たにした次第です。
つまり細かい音やニュアンスが良く聴こえる様になった為に、古いレコードも新鮮に感じると言うことでしょうか?。
ジャズではジミースミスのブルースミスが、高能率スピーカーならではの乾いた感じの低音域が魅力的です。

但し、今回レコードを聴くにつけフォノイコライザーが不調なのが判明したので新しいイコライザーを購入しています。
昔はプリアンプ内蔵のイコライザーを通して何の疑いも無く聴いていた訳ですが、こうして最新の外部イコライザーを通して出てくる音は、明らかにクオリティーが違う感じがするので、JBLとは対局?の個性を持つアルテックの良さを更に引き出していると思っています。

カートリッジはMCとMM両方使える様になっています。ちなみにMCカートリッジはDENON DL103、MMはグレースF8L/F7


春君が作ったレコード収納棚でオーディオスペースがスッキリしました。





2023/12/02
新スピーカーシステム追加


岡山の友人からALTECのスピーカーシステムを頂きました。
ユニットは38cmウーファーに同軸のツイーターが組み込まれたコアキシャル型604Eが1本入った620aです。
岡山まで軽トラで頂きに伺ったのですが、持ち運びし易い様にと重いユニットは外されており、ユニットにはコーン紙保護用に、わざわざ丸く切り出したベニヤ板が貼られていました。心遣いに感謝です

軽トラの荷台がほぼいっぱいになる大きさのエンクロージャー。


今では貴重なアルニコマグネットが使われているユニット。


上に載っているジェームスバローランシングとアルテックランシングから出てくる音の趣は、当然ながら随分異なっています。
このスピーカーシステムが加わってから、音楽に向き合う時間が大幅に増えてしまいました。


カセットデッキ修理その2
2022/03/01


その1では一番古いデッキの再生でしたが、今回はソニーがカセット時代の最後に作った?ハイエンドモデルのKA7ESです。

不具合はカセットホルダーの開閉は出来るものの、その他の操作系のボタンを押しても反応無しと言うもの。
この機械は当時の際新型だっただけに、アルピーヌのオーディオシステムの中ではDATと共にBGM用として稼働率が高かったデッキです。
今思い出しましたが、使わなくなった原因はこのメカが反応しなくなったからで、修理することも無く・・・・と言うか仕事が忙しくて直している暇が無く仕舞い込んでいました。

当時は既に主流だったCDプレーヤーがあったので、BGMの環境は大丈夫だったのですが、そのCDプレーヤーもSONYから始まって、TEAC、DENONと、ことごとく故障続きで、十数年使えたYAMAHAを除くと、それぞれ3年も持たなかったと記憶しています。
CDが実用にならないと困る訳で、そんな時に出力段に真空管が採用された中国製CDプレーヤーのシャンリンを興味本位で購入した所、既に18年以上も好調を保ち、現役で稼働しています。

やはり古い物を引っ張り出すと、当時のことが蘇って来ます。
テクニクスRSー275CUの修理に際しては、古過ぎるせいかネットからは修理情報を得られませんでしたから、不動になった原因が未だにはっきりしないまま2〜3ヶ月、あーでもないこーでもないと「弄っている内に治ってしまった」状態で非常に気持ちが悪いのですが、流石にこの年代のデッキとなると、ネット上には故障や修理情報がいくつかあって参考にさせて頂きました。

その情報から察するに、メカが動かない原因はどうやらゴムベルトの劣化に依るものらしいと言うことで早速修理に取り掛かりましす。


上蓋を開けると中は三部屋に分かれていて、左側(写っていない部分)がメカのコントロール基盤、真ん中がテープトランスポートと電源、右が録再アンプとバイアス系の基盤が収まっています。
電源部とコントロール回路の基盤はベークライト?ですが、信号系にはガラスエポキシらしき基盤が採用されていて、且つ電解コンデンサにはエルナーのシルミックが使われているので、もし修理が出来たら何となく良い音が出そうな感じがしてきます。

RSー275CUの場合、筐体の中身はテープトランスポートのメカニズム関係がその殆どを占めていたのに対し、KA7ESのトランスポートはコンパクトなユニットになっていて、シャシー全体からすれば占める割合は10%程度に見えます。
配線も各ユニット同士はコネクタで繋がっているので、分解やパーツ交換は容易に出来そうです。
テクニクスの場合、コネクタは一切無しで全てハンダ付けでしたから、これを組み立てるには熟練の技が必要だっことでしょう。なのでバラスのも大変です。

それに比べればKA7ESは各ユニットをフラットケーブル等で繋ぐだけなので、生産性も良かったのでは?と思います。

そんな訳でテープトランスポートの取り出しは簡単に出来ました。

上部2本と下部4本のビスを抜くと、シャーシー下部からユニットを取り出せます。


取り出したテープトランスポート。
3モーター式のユニットは指先でつまめるほどコンパクトで軽量なので、カセット黎明期からの進化を感じます。

ピンセットでつまんでいるのが問題のゴムベルト。
これがユルユルに伸びていてヘッドユニットを駆動(出し入れ)するプーリーが全く回らない状態。

原因が判明してもここからが大変。
見るからに複雑な仕組みになっているので、バラしたら最後元に戻せないのではないか?との懸念から、「ダメ元」と覚悟を決めるまでに小一時間掛かりましたが、腹を決めて分解開始。

プラスチックのカセットベース(テクニクスはステンレスヘアライン仕上げ)を外し、


カセットホルダーを何とか外し、


ピンチローラー2個を外し、


ダイレクトドライブ式のキャプスタンユニット(左上)とメカベース(左下)とリール用兼ヘッドユニット駆動用兼カセットホルダー駆動用のモーターユニット右下の3分割にして、漸く問題のゴムベルトが交換出来ます。


メカ部分はグリスが固まっていて動きが悪いので脱脂した後シリコングリス塗布。

ネットで既に購入してあった数種類のゴムベルトの中から適当に選んで組み立てて試運転したところ、未だ各部のフリクションが多いらしく、動作はするものの不安定。
ベルトのサイズが大きかったらしく、滑ってキーキー鳴いているので一回りサイズの小さい物に交換。
サービスマニュアルがある訳では無く、適切なベルトのサイズは不明なのでテンションは組み立てた後でないと確認出来ないのが面倒くさいところ。

何とか正常に動作するようになったものの、ダブルキャプスタンの送り側のテープガイドの位置決めが思いっきりシビアなので、動くようになったけれども、再生音が異常なのと、テープがヨレヨレになるトラブルに悩まされます。

カセットテープ3本をダメにして、漸く送り側のキャプスタンローラーテー&テーププガイドの位置がズレているのが原因と判明。
ローラーアームの取り付けナットの調整でテープガイドを上下に移動しますが、テープがヨレヨレにならなくなったと言うだけで、本当に正しい位置なのか否かは不明。
取り敢えずソース/モニターのスイッチを切り替えながら、ソースに近い音質になるまで微調整を繰り返します。





カセットデッキ修理その1
2022/02/28


歳のせいか昔使っていた道具やら何やらが懐かしくなってきて、最近暇さえあれば(実は常に暇^_^;)メインテナンスして楽しんでいます。
その中の一つにオーディオがあって、久々に昔エアチェックしたカセットを聴こうと思い立ち、デッキを引っ張り出した所、ナント!4台もあって、そのどれもが不動になっていました。
使わなくなるまでは全てちゃんと動いていた筈なので、長期保管中に不具合が発生したと思われます。

先ず、オープンリールテレコ全盛時代のオーディオシステムに、カセットテレコを追加した時の最初のモデルがこのテクニクスRSー275CUです。

RSー275CU

電源は入るものの、操作スイッチを押しても全く反応無し。但しリレーのカチカチ音は聴こえます。
何度かカチカチやっている内に、早送りだけが回ったり回らなかったり。
ダメモトで分解に掛かります。
もうかれこれ50年近く経とうか?という昔に、ナント!キャプスタンモーターにはダイレクトドライブのモーターが使われていてビックリ。
これとリール駆動用にもう一つあって計2モーター。

大きいのがキャプスタン用、その右側が早送り巻き戻し用、手前の小さな基盤がキャプスタンモーターのサーボ用?左側の基盤がマイクロスイッチと機械式リレーが載っていたので多分メカニズムのコントロール用?。


テープトランスポートのカセット台は、TEACのオープンリールテレコ並みのステンレスヘアライン仕上げの豪華なもの。
ここにテープを置いて押し込むだけでも、ガッチリした剛性感伝わってきて、安定したテープ走行が期待できます。

化粧パネルを外してメカを観察します。

本体シャーシの半分近くがテープ駆動系に占められていて、方々に大型のプランジャー(ソレノイド)が使われているので、操作系のレイアウトにしても、オープンリールテレコを小型にした様な造りになっています。
スイッチを押すとリレーは動くのですが、そのことで動作する筈のプランジャーが沈黙しているので、原因はリレーの接点が汚れているか、あるいは制御基板のパーツが劣化しているかのどちらかだろうと、いい加減な見当を付けて適当にバラしていきます。

先ずカセット台を外し

ヘッドのベースを外してリール駆動用のアイドラーや回転部分のクリーニングをし、適宜給脂します。
大きなヘッドベースは勿論、小さな可動部分にも金属が使われているので、ちょっとやそっとでは壊れない感じですが、案の定テープカウンター駆動用のベルトがヘロヘロに伸びていてカウンターが回らない状態。
これを交換しないと、仮にテープトランスポートの動作が正常に戻ったとしても直ぐに停止してしまうので、適当に分解してみた甲斐があったと言うものです。


次に一番怪しいと見当を付けていたコントロール基盤です。
コンデンサーが容量不足になったりして、プランジャーを駆動出来るだけの電圧が足りなくなっているのでは無いか?、あるいはリレーの接点不良か?。

取り敢えず適当にリレーを基盤から一個外して接点を磨いて見ようと思ったのですが、カバーが取れず元に戻し、ジャンク品のプリント基板から探した16V330μFを、元々付いていた16V220μFと交換して組み立てたところ、ナント正常に動いてしまいました。
これが原因だったのか、はたまた他の部分に不具合があって偶然治ってしまったのかは全く不明ですが、動くと同時にLchから盛大にバリバリとノイズが発生し、VUメータが振り切れています。
早速録音再生基盤を外して観察すると、プランジャで動作する録再切り替えのスライドスイッチがあったので、それに接点クリーナーを吹き付け、ガシャガシャ動かしてから元に戻すと、ノイズは全く発生しなくなり、取り敢えずそれなりの音質で鳴るようになりました。
勿論ボリューム関係も全滅だったので、全て接点クリーナーでクリーニング。
接点復活材はベトつくしプラスチック部品を侵しそうなので使いません。

快調に動作するようになったメカは、カチャッ、カチャッっと歯切れの良い音を出して、全くミニオープンリールテレコと言った趣。
デジタルの時代だと言うのに、耳が衰えたせいかカセットでも聴くに堪えると言うか、普通に良い音が出ているので、この分だと処分出来ずに置いてあった4台のカセットデッキの中では最新だったソニーのKA7ESはもっと良い音が出るに違いないと思い、そちらの修理もしたので、次回その様子もUPしたいと思っています。





2021/10/17
農業用倉庫(公式名)を建て替えました。


娘婿は畑仕事が好き且つ熱心で、彼の作った野菜はお客様に提供するアルピーヌの食材として大いに活躍しています。
そんな訳で、農作業用の道具置き場が必要になったことと、簡易的な作りだった旧物置が老朽化していたこともあり、建て替えに踏み切りました。
以前に比べ2.5倍はあるので、農業用に限らず色んな物(^_^)が置けそうです。


ビフォー


アフター
シャッターは旧物置に使われていた跳ね上げ式の物を再利用しています。


2021/02/26
真空管アンプ修理続いています(^_^;その2

ソケットの足に絡げられた配線のj取り外しが面倒なので、Rchのみの交換に留めておいたものの、こういう感性に訴える機器で左右非対称と言うのはやはり精神衛生上好ましくないので、仕方無く(^_^;Lchも取り換えることにしました。

ハンダ吸い取り機に依るハンダの除去と、ハンダ付けの要領は既にRchで学習済なので、配線の被覆もあまり損傷せずにRchに比べると割ときれいに処理出来ました。

この際なので球も新しい物に交換してみました。

6267がテレフンケン、6AQ8と12BH7Aが松下、6336AがRCAです。

出力管の6336Aやドライバーの12BH7A、入力段の6267を取り換えた限りでは、鈍感なせいか音質の変化は感じませんが、6AQ8を交換した時は、球によっては明らかに痩せた感じになるものがあったりして、良し悪し(周波数特性等)は分からないものの、好みは分かれそうです。

そんな訳で、取り敢えず痩せた感じの球は休眠して頂きました。




2021/02/23
真空管アンプ修理続いています(^_^;。

前回はRchの出力管(6336A)ヒーターが時々消灯したり赤熱不十分だったりしたので、電源トランスを交換したのですが、再び同様の不具合が発生。
ソケットの接触不良を疑い、念の為に真空管をグリグリした所、ナント!ヒーターは赤熱してしまいました。
どうやら原因は苦労して取り換えたトランスでは無かった様です(T_T)。

但しヒーターは点燈し音は出るものの、Lchに比べ明らかに暗く、ソケットが劣化していることは明らかなので、この分だと信号回路も今一の筈なのでソケットを交換することにしました。
どうせならと、奮発して金メッキソケットを購入してしまいました。普及品は¥300程度ですが、これは1個¥1,500!もする高級品です(^_^)。

ソケットのピン?は削り出しでナット止め、スリットが入っていて如何にも導電性が良さそうですが、遊びが無いのでこのまま真空管を挿すとなると脚に無理な力が掛かりそうなので、念の為にナットを緩め、少し遊ばせる様にして取り付けました。


取り外した後で分かったのですが黄〇で囲った部分がヒーター用、そして赤〇が焼損して接触不良になった端子。

配線は当然ながら端子に絡げてハンダ付けされているので、その除去に難儀はしたものの、交換自体は容易。


端子に絡げられた配線のハンダ除去に時間が掛かるので、今回ソケットを交換したのは不具合が出ているRchだけ。


見るからに音も良くなりそうな感じ??の作り。


心なしか抵抗が減少したRchの方が明るくなった様な感じですが、ヒーターの明るさが揃うと精神衛生上も良好で、当然ながら良い音が出ています。


金メッキされ、手の混んだ作りのソケットと取り外したソケット。

6336Aのヒーター回路には5Aもの電流が流れるので、一寸した接触不良でも接点が焼損する可能性はありそうです。





2021/01/16
真空管アンプ修理

倉本氏から頂いた真空管アンプLUX KMQ80(組み立てキットタイプ)は出力管6336Aのバイアス電圧が時々異常になり、プレートが赤熱するトラブルに見舞わていて、安心して音楽を楽しむと言う訳にはいかなくなっていた所、マタマタ倉本氏から同型の製品版が送られてきたことは前回紹介した通りですが、これまた電源トランスに問題があって、Rch出力管のヒーター電流が時々途絶えるトラブルを持っていて、当然Rchからは音は出なくなります。

倉本氏からは暑い時期にこのトラブルが起きやすいと聞いていましたが、寒い今の季節でも発生するようになって、プレート赤熱のトラブルよりマシとは言え、今度はRchのヒーターが消えるだけでなく、Lchのヒーターが異常に明るくなる様になり(バランスが崩れて電圧が高くなった?)このまま使い続ける訳にはいかなくなりました。

音が良いだけにこのままお蔵入りさせるのは忍びないので、ニコイチを決行することにし、KMQ80の電源トランスを外してLuxman80の物と取り換えました。

KMQ80とLuxman80は基本的に同じ物ですが、キットの方は大幅に改造されていて、このアンプに精通した人にしか分からない様な配線になっているので、何処の部分(パーツ等)が原因でバイアスが異常になってしまうのかも不明な位ですから、当然トランス周りの配線も微妙に違っています。

但し、端子盤の表示は違ってもトランス自体はは全く同じ物なので、コンバートしたトランスにはLuxmanの方に付いていた抵抗やコンデンサを元通りに取り付けて修理完了。
KMQ80の方にも取り敢えず不調のトランスを取り付けて配線も元通りにしておきました。

今度こそ安心して使える様になったと思います。
それにしても出力管6336Aのヒーターは、6.5V/5Aと言う大電力を消費するので、殆ど40W電球2個を点けっぱなしの状態。
つまりこれだけで80Wもの電力が使われてしまいます。それでモデル名が80??(^_^;。
当然発熱も凄くて今の季節は電気ストーブ代わり・・・・・冗談。

それにして完調な真空管アンプは、JBL4435の実力を40年振りに引き出している様に感じます。

左がKMQ80とそれから取り外したトランス。右側のLuxmanのトランスと取り換えます。


トランスの配線やC/R類が微妙に違います。


トランスは全く同じ物でも、キットの方には組み立て説明を分かり易くするための番号がふられていて、これだけでもLUXの親切な感じが伝わってきます。



2020/12/02

11月10日

玄関にリースの飾り付けで出たところ、隣のアルプス広場に植えられているモミジが紅葉していてとても良い感じです。
モミジは広場の方からはしょっちゅう見ていて慣れていても、ここから観るのは迂闊にも初めてだったので少しビックリ!。


12月に入っても雪は未だですが、スキーシーズンに向けて様々な準備をしています。
その中の一つに、不調だったLUX KMQ80真空管式パワーアンプ(倉本氏からの頂き物)を修理して、安定した動作にするというのがありましたが、原因は分かったものの、未解決のまま放置していたところ、全く同じ構成の製品版をまたまた倉本氏から送って頂いたので、これを使うことにしました。
今シーズンからのBGMは、出来るだけこのアナログ構成で行こうと思っています。


2020/06/07
営業自粛は結局5月いっぱいまで続きました。
祖父の時代は覚えていませんが、宿泊業を初めてから殆ど無収入が2か月以上続いたのは初めての経験でしたので、さすがに不安になり、将来のことを考えてしまいました。

しかし、緊急事態が解除されたと同時にお問い合わせがあり、宿を再開出来たことは本当に有難いことだと思っています。
そして又、テレビメディアや野党は政府の批判ばかりですが、僅かとは言え持続化給付金が給付されたことで、文字通り宿屋稼業を持続させられる力になったのは間違いの無い事実で、これも事業者にとっては有難いことです。

いつも思うのですが、誰も経験したことの無い問題に遭遇した時は誰もが初心者な訳で、リスクマネジメントに長けた方でも、最初から100%的確な行動を採れる人はそうそう居ないと無いと思われ、最初はパニクったり試行錯誤しながら有効な対処方法を探して行くものだと思うのですが、テレビの情報番組に出演している司会者やコメンテイター達の発言は、この点だけをとっても違和感を通り越して気分が悪くなる類のものが多く、今回の持続化給付金が大いに役立っている事業者は少なくない筈なのに、そんなことは一切報道せず、対応が遅いだの額が少ないだの、行政の批判ばかりでは本当に暗澹たる気分になってしまいます。

固定資産税始め毎年納税しているモロモロを考えると手放しでは喜べないものの、それでも無収入の期間の預金取り崩しを押さえられたことは素直に有難いと思っています。
今月からはそれもあてに出来なくなりますので、皆様のお越しを心からお待ち申し上げております。
但し、くれぐれもご自愛くださいますように。




2020/05/09
営業自粛期間は5月15日まで延期になりました。(実際は5月31日)
この先ウイルス禍がどうなるのかは分かりませんが、いつものようにやって来る冬の為の準備は今から少しづつ始まっています。


義父が切ってくれた薪の材料を、往復で190Kmある飯山から軽トラで運んで・・・・・。


薪割り機で薪にします。


この量で大体2シーズン分ですが、軽トラで5往復しています。
何だかんだで1000Km近く走ったことになり、運搬に5日、薪割りに5日と、お客様はいらっしゃらなくても、やることは沢山あります(^_^;
後一回分運んで来ればお終いの予定。

薪割りを始めた時にはあった木製の階段は、老朽化が進んでいたので撤去しました。
殆ど使うことは無かったので、無くなったことで反って薪置き場としては便利になりました。



2020/04/24

緊急事態宣言が発令されたのを期に、開店休業状態から現在は本当の休業をさせて頂いており、来館を楽しみにされていたお客様にはご迷惑をお掛けしておりますことを申し訳なく思っております。

今後ウイルス禍がどの様な形で終息していくのか、あるいは長期戦になるのかは分かりませんが、一刻も早く安心して生活が出来る社会環境が戻ってくれることを願っています。それまでくれぐれもご自愛ください。

そんな訳で、お客様がいらっしゃらない宿泊業は経済的に厳しい状況になりつつあり、アルピーヌもその例に漏れずですが、事態が好転し、再びお客様をお迎えすることが出来る様になった時の為にやるべきことは沢山あって、建物内外のメインテナンスや花壇や芝生の手入れだったり、薪集めや薪割りだったり体力作りだったり。


それにしても4月に入ってから寒い日が多く、今日は5度程度でスキー場上部は雪になりました。

2月に雑草抜きをしていた芝は相変わらず枯れたままで、雑草だけが寒さに強いらしく青々と育っていて、桜も一気に咲くかと思っていたら例年並みになりそうです。

とにかく、どんよりとした不安が一日も早く払拭される日が来ることを願うと同時に、しつこい様ですがご自愛のほどお祈りしております。


白馬大橋からの眺める今朝の白馬三山の様子(2020/04/24)




2020/03/30

新型ウイルスの影響もあって?開店休業状態が続いていますが、この機会に古いアナログ式のオーディオ機器を復活させようと企んでいます。
レコードはきちんと再生できる様になりました。
テレコも復活させたものの、残念ながら肝心のテープが劣化していて再生可能な物が少ない中、それでも40〜50年も前に録音したにもかかわらず、テープによっては次の曲が何がを思い出せるものもあって、懐かしいと言うよりむしろその数十年の間、自分が過ごした年月はいったい何だったのかを考えさせられ、不思議な気分にさせられています。
音のタイムカプセルにしてはついこの間のことの様な気がして、それ程のインパクトは無いし・・・・(^_^;

4トラック2chのテープレコーダーTEACA-6010に加え、2トラック2chのAMPEX AG300復活!。
TEAC A-6700はベルトが手に入るまでもう暫くお蔵入り。


2月も今月も、暖かくて雪の全く無い芝生に生えた雑草を抜いていたと思ったら、3/29朝には25cm位の積雪がありました。

三寒四温と言われているこの季節、降雪があるほど寒かったり、Tシャツで過ごせる程暖かくなったりを繰り返し、気温の変化がとても激しいですが、世界の経済活動が低下していると言ったニュースを聞くと、新型ウイルスは温暖化の元凶とされている温室効果ガスも減少させていると思われ、それに因って異常気象がもたらされていたとしたら、今年は昨年の様な台風被害が少なくなるのでは?と淡い期待を抱いてしまいます。

”災い転じて福となす” と良いのですが・・・・
新型ウイルスの一刻も早い終息を願うと同時に、皆様のご健康を祈らずには居られない今日この頃です。