ここでは発芽玄米の持つ栄養価と簡単な作り方のご紹介をします。
注:この作り方で必ず発芽することは保証できませんのでっ(^^;
まず発芽玄米の持つ栄養価の違いを白米と比較してみます。
下の表は発芽玄米120g中の栄養成分を同量の白米と比較したものです。
白米 | 発芽玄米 | 白米対比(約) | |
熱量 (Kcal) | 409 | 330 | 0.8倍 |
たんぱく質 (g) | 6.5 | 6.5 | 1.0倍 |
脂質 (g) | 1.1 | 2.6 | 2.4倍 |
糖質 (g) | 93.2 | 70.1 | 0.8倍 |
ナトリウム (mg) | 0.6 | 1.3 | 2.2倍 |
食物繊維 (g) | 0.7 | 2.6 | 3.7倍 |
ビタミンE (g) | 0.4 | 1.6 | 4.0倍 |
ビタミンB1 (mg) | 0.1 | 0.3 | 3.0倍 |
カルシウム (mg) | 6 | 10 | 1.7倍 |
マグネシウム(mg) | 30 | 98 | 3.3倍 |
ギャバ* (mg) | 1.2 | 12.0 | 10.0倍 |
ギャバや食物繊維が多く含まれている発芽玄米ですが、この他にも...
・活性酸素を抑える
・鉄分の吸収が効率よくなる
・メラニン色素の生成を抑える
などの効果があるのだそうです。
A 器に30℃くらいのぬるま湯をヒタヒタよりほんの若干多目にはります。
この際、お湯の温度があまり高いとお米に火が通ってしまい、発芽は望めなくなってしまうので注意が必要です。
お湯を入れたら玄米の厚さを均等にならします。
B ラップで器をしっかりと覆い、つまようじ等で空気穴を2〜3cm間隔で開けます。
C 暖かい場所に置いて発芽させます。
D 発芽が始まるとお米からアクが出て水が濁ってきます。
室温20℃以上の環境では約4〜6時間ごとに、
室温20℃未満の環境では2〜3時間ごとに古いお湯を捨てて新しいお湯(約30℃)に換えて下さい。
E 室温20℃以上の環境では10時間〜18時間程度で、
室温20℃未満の環境では18時間〜24時間程度で8割くらいが発芽してくるでしょう。
ザルにあげて軽く水洗いした後、なるべく早めに炊いて下さい。
(炊く際は、普通の御飯と同じ要領で構いません。)
注:気温が上がる夏などはお米が傷んでしまう可能性も出てきますので十分ご注意下さい。
又、この製法で必ず発芽玄米になる事を保証はできません。