モスクワの旅

今回の旅は連休に合わせて休みを3日とって6日間の旅だ 土曜日13時成田発アエロフロートロシア航空でモスクワへ 飛行機の中で歴史と町の地図 交通手段について調べる 10時間でシュレメチヴォ空港へ到着 時差は日本より6時間遅い
気温はマイナス5度から0度と聞いていたが 暖冬であろうか雪も無く長野の朝方の気温を少し下げた位で チョッキと薄いダウンのジャンバーで充分であった。
空港からは現地エージェントのカウンターに行きホテルまで送り迎えをやってもらったが ホテルまで行くときはラッシュもあったが2時間 帰りにホテルから空港まで送ってもらったときは30分 行きがけの運転手は高速道も使わずにチップだけ請求してやられたなー もっとも一人1ドルだが そのうえホテルでチェックイン頼んだら しばらく調べていて隣のホテルだと言われた 送ってもらったホテルまで間違っていた。 
ホテルイズマイロヴォはモスクワオリンピックのときの選手村で 郊外の水周りのはあまりよろしくないホテルだ 
翌日朝7時起床まだ暗い 昨日も4時頃からは暗くなってきた モスクワの中心クレムリン(クレムリ=城塞)までメトロで駅は6つ クレムリンの駅は地下鉄が5本入ってきているので プラットホームがいくつもあって地上へ出るのに苦労した。 赤の広場は語源からは美しい広場と言う意味だが 日曜にもかかわらず雨が降っていたせいか来ていた人は少なかった クレムリンは入場料300ルーブル(1p=4.3円) かばんは預けさせられて26ルーブル トロイツカヤ塔から入場しクレムリン大会宮殿前を通り 聖堂広場へ アルハゲンスキ聖堂で透通る声の賛美歌を聞き歴代皇帝の墓所の棺を見て ウスペンスキー大聖堂裏のリザパラジェーニャ教会でフレスコ画を見て 
クレムリンを出てモスクワ川を渡ってロシア美術最大の美術館トレチャコフ美術館へ向かい 昼食は美術館のパフェでビュッフェ形式久しぶりにフルーツパフェを食べてみたが旨かった。 美術館見て近くの露天でお土産のマトリョーシカを買って(お土産はホテル近くのモスクワ最大のテーマパークがありお土産屋の並ぶベルニサージュへ行きたいが遅くなり暗くなりそうなので) 救世主キリスト大聖堂を見ながら プーシキン美術館へ行った ここには世界的に有名な絵画のほか古代エジプトの彫刻土器等が展示されていた 開設当初は美術史学習の美術館であり古代彫刻には模造品もあるようだ。
帰りにベルニサージュへ行ったが午後4時なのに大勢の人が買い物袋をいっぱいにして帰って来る 衣料品店が路地にせましと並び すでに店じまいを始めた店も出ている お土産品街はすでに閉まっている 品物は溢れているがかっての国民皆公務員の時代の癖なのであろうか それとも寒さのせいであろうか店じまいは早い。
夕食はホテルの食堂 サーモンステーキメインにビールを 一杯はハイネッケン 一杯はロシアビールでけっこう酔った。 
空港のチェックでは皆靴を脱いでいたがおおちゃくに脱がずに通過しようとしたら 呼ばれてボディチェック ズボンまでさげさせられて所持金チェック お金少なくてくれそうもないと思ったかもう一箇所チェック漏れでOKなった。 ロシアは町に警察も多いし空は雨降りで暗いし ボディチェックはされるし観光地ではないねー。

  

モスクワ地下鉄駅                      赤の広場                      アルハゲンスキ聖堂

  

ウスペンスキー大聖堂
                            クレムリン                           トレチャコフ美術館
     


救世主キリスト大聖堂                  パルチザーンスカヤ駅
 



イスタンブールの旅

モスクワから3時間 イスタンブールアタティルク空港へ到着 時差7時間遅い ホテルはトプカプ宮殿近くのイルカイホテル 小さいホテルだがモスクワよりいい ホテルだ ちょっと違うのはトイレが 水洗だが便器の後ろにパイプが出ていて 用を足した後便器横の壁のつまみを回すと パイプから水が出てしりを洗う 水気は紙で拭き取って 紙は水洗のパイプが細くて詰まるので 便器の横の缶に捨てる。
 3時頃から明日は日曜日でありグランドバザール開いていないので今日出掛けることとした。
ホテルを出てトプカプ宮殿近くの路面電車ギュルハーネ駅で路面電車に乗り 二つ目のチェンベルリタシュ駅で降りてグランドバザールへ出掛けることとした ギュルハーネ駅近くの切符売り場(簡易トイレを三つくらいくっ付けた大きさ)でジトン(1円コイン位らいの大きさのメタル)を買って路上のプラットホームの自動改札機へ入れて通過し電車を待つ 電車を降りてグランドバザールまでの道は地図と磁石で確認する 磁石は山で使うので地下鉄から地上に出たとき等自分の位置確認のため持っている。
 グランドバザール近くのバス駐車場には旅物語のツアーバスが止まっていた。 グランドバザールは鉄骨で作った屋根の下に4000軒の店が窮屈に並んでおり 土産品や宝飾品 衣料品などあらゆるものが売られている 入り口近くの店でMI氏が箱入り菓子3箱を10ドルまで負けさせて買った 私も真似して買った 更にバザールの奥へ進んだ店で10リラ(1リラ=89円)で菓子3箱どうか聞いたらOKということで買った 次の店でアラジンのランプいくらか聞いたら195ドルということで30ドルまで負けるよう話したらOKということでまた買ってしまった。 更に奥へ進みアラジンのランプいくらか聞いたら165ドル 先に買ったランプの袋を見せたら20ドルでOKとのことであり 先に買ったランプはえらい損した感じだ。 MA氏は260ドルのガラス細工のク゛ラスセットを40ドルまで負けさせて買った あれの方が良かった グランドバザールを出てホテルまで歩いた。 途中箱菓子2ドルで売っていた これも損したのかなー 価格表示している店は適正価格表示の店で負けない スーパーで水と菓子を買ってホテルへ帰った。 夕食は煮込み料理のロカンタにしようと思っていたがホテル近くはレストランが多くレストランでとることとした。 スペシャルスパイスの串焼きセットにしたが しょぱいだけであまり旨いスパイスではなかった イスラムのレストランではあまり酒飲んでいる人はいないが 我々はビール2杯とした 一人2400円くらいでなから満足した。
 
 朝食はホテルでとって トブカプサライ(宮殿)は8時半に開くと言うことで出掛けた 開門は9時であったが10分くらい前から入れてくれた 最初は考古学博物館 ここはすごいんだ 紀元前400年頃に栄えた古代カリア王国の首都ハリカリナッソスの(現ボトルム)から出土したライオン彫刻等出土品 紀元前5世紀末のスフィンクスの彫られているリキヤの石棺 レバノン領シドンで発見されたアレキサンダー大王の石棺 紀元前305年頃制作されたとされている そのほかギリシャ ローマ時代のコレクションは世界的に有名であり またトロイ キプロス シリア レバノンの出土品が展示されている。
 特にアレキサンダー大王の石棺は日本の棺桶の10倍位の大きさで厚いガラスケースに入れてしっかり警備されていたがモスクワの美術館と比べればおおらかなものだ。

 次はトプカプ宮殿 トプは(大砲)カプは(門)の意味であり この宮殿はマルマラ海 ボスポラス海峡を望む小高い丘に建てられており 1453年イスタンブールを陥落させたメフィット2世はここに1460年ころからここに宮殿を建設しオスマン朝の中心地としてウイーン付近から黒海 アラビア半島 北アフリカまでを 20世紀初頭の400年もの長い間支配した。   入場料は12リラ 1000人の側室のいたハレムも入場料いるのでこちらは見るのをやめにした 1200人もの料理人がかかわった厨房は今陶磁器銀食器等展示場 謁見の間 宝物庫 絵画 ムハンマドの遺品を見たが なんといっても オスマントルコ以来侵略されていない宮殿の 宝石はすごい 赤ん坊のこぶし位のダイヤからそのほかの宝石も大変な大きさで 見るだけでもこれだけでも大変な価値だ。

 イスタンブールはローマ ビザンツ帝国 オスマン朝と122人の支配者が住んだ町でありその間1600年 日本の弥生時代から大正時代までだ

 宮殿を出てアヤソフィア博物館へ
 アヤソフィアはビザンツ建築の最高傑作 西暦325年コンスタンティヌス1世により建設が始りコンスタンティヌス2世のとき完成した アヤソフィアはビザンツ帝国が終わるまで ギリシャ正教の総本山であった 1453年にコンスタンティノープルが陥落しスルタン・メフィット2世により聖堂はジャーミイに変えられ モザイク画も漆喰により塗りつぶされたが20世紀アメリカ人により発見され蘇った
 石の回廊を登り30mも上に大理石の床の大きな部屋があるが床は波打っていた。 地震が来れば崩れるかもしれない。

 アヤソフィアを出てスルタンアフィメット・ジャアミイ(ブルーモスク)へ向かう 腹が減ったー 中庭で50リラでパンを買って食べた チャイチャイチャイチャイと言ってチャイを売りに来ていたが昼飯おいしく食べるためミネラルウォーターで我慢した ブルーモスクはスルタン・アフィメット1世によってつくられトルコを代表するイスラム寺院である。
 11月30日にはムハンマドの悪口を言ってイスラム社会から顰蹙をかっているローマ法王ベネディクト16世が訪問しイスラム方式でイスラム指導者と共にメッカの方向へ向かって祈りをささげている。 このことの狙いはイスラム聖職者との会談によりイスラム社会でのカトリックへの怒りを静めることと もう一つの大きな目的は東方正教会との団結とのこと  東方正教会は11世紀にローマカトリック教会と分裂しロシア ギリシャ東欧に信者を持つ 法王とコンスタンティノープル総主教が相手の宗教儀式に参加することで一体感をアッピールした。
 ブルーモスクの中にはエチオピアから送られたという緑の絨毯が敷き詰められている。 中は何も無く信者は100名位がお祈りをしていた 観光客は数百人いたが大変な広さでガランとしていた。

 昼飯はロカンタの煮込み料理とした なすの煮込みが一番旨かったようだ ぴらふは米がまずい 酒は置いてなかった。
 
 2時半頃ホテルへ帰り膝が痛いので休んでいたら 我が家の隣の会社の社長から 駐車場を10日ばか貸してくれと言って携帯電話が掛かってきた 今の携帯は進んでいて 普通に掛けると知らなくて外国まで掛かってる 1分間200円位だ 最低料金は月額2400円だが国際ローミングのできる結構な機能だ。
 しばらく休んでから遊覧船の出るシーバス乗り場へ行った 大変な賑わいで 売店では焼肉を50cmも積み上げて削って販売するドネル・ケバブ 鯖を焼いてレタスと一緒にパンへ挟む魚ハンバーガーと 大変な活気だ  少し歩いてガラダ橋を新市街へ向かったが 橋の上は小あじを釣る人でいっぱい餌はいわしを刻んで付けていた 新市街側から旧市街の写真を撮って帰ってきた。

 夕飯は昨日の隣のレストランとし ワインをボトルで注文し メインは 私は鱸に似た淡白味の焼き魚とし MI氏は羊のアバラ骨付ステーキ MA氏は牛肉ステーキ あと煮込みとサラダは盛り込みとして注文した 食べていたらしばらくしてMI氏だけ豆のスープが運ばれてきた 私も欲しくなってメニュウをもらって トマトにチーズを溶かしたスープを注文した。 これはけっこう旨かった。

 最後の日朝 エジプシャンバザールへ出掛けた 隣の公園で原産国であるチュウリップの球根のほかあらゆる種を販売していた。
 エジプシャンバザールではマニファクチュアメイドの絵皿や絵タイルを買って来た。

 そしてまたまたアタティルク空港でえらいめにあった ビデオのバッテリーを預ける鞄に入れておいたらまたチェックに引っかかって調べられてしまった。
 ついていた旅であった。


グランドバザール                      旅のメンバー4名                      旨かったかな?
  


考古学博物館
  


トプカプサライ
 


ハーレム                           アヤソフィア
 
 


 


スルタンアフメット・ジャーミィ               あの棒状の焼肉がドネル・ケバブ         水滴が落ちてくるあの飛行機でモスクワまで