DON.BOO.LA.COO

シトロエンの絵本は上の黄色いタイトルをクリックすると開きます。

0HP type A/1919
5CV type C/1922
7 A traction avant
/1934
H/1948
2CV/1948
DS/1955
Ami6/1961
SM/1970
CX/1974
BX/1982
XM/1989
ZX/1989
ZX/1991
Xantia/1993
Saxo/1996
Xsara/1997

シトローエンの絵本

シトローエンを愛するすべての人たちの心の中に透明に染み込んで行く、心のビタミン。
私たちはこんなふうにシトローエンを愛したい、シトローエンに愛されたい。
そんな想いを一冊の絵本にしてみました。
故障ばかりするこの古いクルマをなぜ手放せないでいるのでしょうか。
単純に思い出が詰まっているからだけなのでしょうか。
いいえ、ここにひとつの答えがあります。


あまり見つめすぎると目が回ります。


私が子供の頃、アメリカの自動車産業は全盛期にあり、アメリカ車のカタログのイラストを描くイラストレーターは「デトロイド・アーティスト」と呼ばれ時代の寵児でした。写真よりもドラマチックな構図やイメージを描くその技法は、そのまま日本の若いイラストレーターに刺激を与え、当時の日本の絵本はデトロイトアーティストのコピーであふれ返ったのです。
そうした素敵な時代の絵本に感化されて絵やクルマが好きになった少年達は、今、もう一度クルマに魅入られています。今の若い人たちがクルマに魅力を感じないのも現代では魅力的な子供のためのクルマの絵本が少ないからではないでしょうか。構図で言うなら、手前あおりのS字カーブなど、クルマの絵本の常套手段はいくらでもあるのですが、幼くしてそういう魅力に接することなく育った人たちの中にクルマに対する愛情は芽生えるはずもありません。「写真絵本」などではクルマの魅力は伝わりませんから。


クルマのイラストレーションに興味のある方は、How to Drawのページにカーイラストレーションの参考図書をいくつか紹介していますので、そちらもご覧下さい。
私の持っていた絵本の中には、クルマの絵ではありませんが、夜の羽田空港の絵がありました。それも雨降りの!濡れた滑走路にライトで照らし出されたジュラルミン製の機体が映り込んでいる画面。子供心に「美しい」と感じるその絵は、私の潜在意識の中にインプリンティングされ、大人になってもそうしたモチーフを描きたいと思ってしまう原因を作り出しました。光と、影と、写りこみ。私が未だに追いかける絵本の魅力です。


左は映画「マイ・フェアレディ」のポスターで有名なボブ・ピークの作品。スーパーリアリズムではなく、イラストレータ独自のタッチを残していることがデトロイド・アーティストの魅力である。
クルマに対する愛情は時としてクルマを擬人化して扱ったりします。子供の頃読んだ絵本にタイトルは失念してしまいましたが、こんなのがありました。小さな黄色のセダンが道路を走っていくと、スポーツカーが追い越して行きます。「速くてかっこいいなぁ」さらに新幹線も追い越して行きます。山道にかかるともっと高い空をセスナが飛んで行きます。いろんな乗り物に出会って劣等感を持つそのセダンが、最後に、自分にとって大切なのはその家族4人を乗せてどこへでも出かけて行かれることだと気づいて自信を取り戻すといった内容だったと思います。これこそクルマに対する愛情がなくては読めないストーリーではないでしょうか。


左は石田通氏の「のりものスピードくらべ」より。簡略化された背景の中で乗り物が生き生きと描かれており、速い乗り物が次々に追い越していく構成で、必ず左方向に追い越していくレイアウトなど、最近はこうした完成度の高い絵本が少ないと思います。
ならば、私もクルマを主人公とした絵を描きたい。
シトローエンユーザーの方は、人一倍クルマに対する愛情(偏愛)が強いと思われますので是非そういう人たちに読んでもらえるような絵本を描きたい。
難しいことは要らない。複雑なストーリーや演出も要らない。でも、忘れかけていた子供の頃の大切なものをもう一度形にしてみたい。
シトロ絵本「僕はドジ坊」はこうして生まれました。


左はカロリーヌ絵本の「たのしいドライブ」より。私をクルマ好きにさせた決定的一枚である。シトロ絵日記のTOPはこの絵を参考にしている。



シトロ絵本の見方

先ず最初にこのページの下にある(F)マークをクリックして下さい。新しいウィンドウが開いて「シトロ絵本」の表紙がウィンドウの右側に表示されます。
右側のページをクリックすると、次のページがめくれます。逆に左側のページをクリックすると前のページにジャンプします。読み終わってさらに右側の余白をクリックすると、再び表紙に戻ります。
絵本の各ページには左右どちらかに文章が隠れています。カーソルを乗せると、文字が表示されます。カーソルを外すと再び絵だけを楽しむことが出来ます。
途中で絵本を閉じる場合は、絵本左上にカーソルを移動するとオレンジ色の四角いボタンが現われて「CLOSE」の文字も現れます。このボタンをクリックすると絵本は表紙に戻ります。ただし、この場合の閉じるとは、絵本を閉じることを意味しますので、ウィンドウは閉じられません。ウィンドウを閉じる場合にはウィンドウ自体のボタンで閉じて下さい。


シトロ絵本について

 絵本を見るためには、FlashPlayerというプラグインが必要になります。左の2CVが走り回っているように見えればFlashPlayerはインストールされています。
 最近のブラウザにはこのプラグインが標準でインストールされていますが、最新版であるかどうか、下のバナーをクリックして確認し、最新のプラグインをインストール(無償)しておきましょう。
 絵本は1.4MBの大きさで、少々読み込みに時間がかかるかも知れませんが、完全にダウンロードが完了していなくても最初から読み始められます。ただし、ページめくりが遅くなったりしたら、読み込み終わるまでお待ち下さい。

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