絵手紙展を開催してよかったなと思うエピソード
☆北海道のE子さんからの手紙(1996年)
9年間寝たきりで介護し亡くなった母への想い。その天国の母へ宛ててかいた絵手紙を出品されたE子さんから「栄村賛歌」というお便りが届きました。(「小ちゃなしあわせ物語」(作品集)が届き、父親と喜びあったのも束の間。生前から行って来いと言ってくれた父親と家族の後押しで、お一人で北海道から父親の遺影を抱いて絵手紙展にご来場いただきました。)
一人の提案を大切にした村
描き人の想いをだいじにした村
それが栄村
ちっちゃな村が
日本を動かし
世界も動かし
絵手紙展は大成功
栄村から届いた大きな大きな贈り物
「ちっちゃなしあわせ物語」
亡き父と二人で涙した日を忘れない
絵手紙と出会った喜び
栄村のおかげ
今優しさと温もりの中で生きている
ありがとう 栄村
望郷の村 栄村
☆奥様の遺作を出品してくれたMさん(京都)来場(1999年)
1996年の全国絵手紙展に出品し、作品集にも掲載されたS子さんは、ご主人のMさんとともに栄村を訪れてくれ、1998年の絵手紙世界展にも出品してくれました。
S子さんが、絵手紙をはじめたのは病気になり相部屋となった方から教えてもらったことからです。その後、絵手紙で一人暮らしのお年寄りと文通をしたり、ご主人と旅を重ねながら絵手紙をかいたりしていました。
しかし、病は治らずS子さんは帰らぬ人となってしまいました。1999年の募集要項が届いたときに、ご主人のMさんは、奥さんの遺作を絵手紙のきっかけをつくってくれた病室の相部屋でいっしょだった方に宛てて、出品してくれました。
このとき出版の小作品集にも掲載されたことから、京都からはるばるお一人で会場を訪ねてくれました。「前回来たときも、秋山郷は紅葉していました。」と当時を思い出すように話す言葉の中に、複雑な思いと絵手紙が結ぶ縁の奥深さを感じました。
「来年もまた、遺作でよければ出品したいです。」といって帰られました。(※以来、Mさんは毎年、同展に出展し来村されています。)