THE  POWER  OF  PEOPLE

 

社会主義考197人民の力は五月に12回全国大会をひらく人民の力代表 常岡雅雄


人民の力第12回全国大会—基調報告


人民の力代表 常岡雅雄


地球人として生きる


私たち「人民の力」は次のことを自覚し覚悟する


(イ)国家主義(天皇制)と国家意識(日本主義)を克服し、普遍的人類主義(地球人主義)に立つ。


(ロ)人民の力生成いらいの〈古い意識と体質〉からの脱却をめざす。


(ハ)国鉄主義と国労主義からの脱却をめざす。


(ニ)地方主義と地域主義からの脱却をめざす。


これらに徹して生きていくことを覚悟する。


私たち「人民の力」は

「地球人として生きる」という

「人類史上に初めての政治」を行う


(A)原始共産制の崩壊から、人類社会は幾段もの階級社会をへながら国家の形成へとむかってきた。

現段階の人類世界は、その国家形成の段階にある。


〈地球人として生きる〉とは、〈この国家形成へとむかう人類史の流れに飛躍をもたらす〉のである。


これこそ私たち人民の力がかかげつづけてきた〈新たな飛躍〉の〈真の意味〉なのである。


(B)現段階の人類世界は、高度の国家に達した先進欧米日列強国家の〈帝国主義としての侵略と収奪と残虐の世界〉である。


この帝国主義世界列強と闘って、その〈根底的な変革をめざす〉のが〈地球人として生きる〉ことなのである。


私たち「人民の力」が

心と立場を等しくする人々


(イ)①侵略された人びと

   ②殺された人びと

   ③奴隷にされた人びと

   ④虐待された人びと

   ⑤差別された人びと


こうした人々と—?共に生きる

?一緒に生きる

?同化して生きる


そのような人間(真の人間性=普遍的人間性)—これこそが私たち人民の力が生成以来かかげつづけてきた〈人民の力〉の本当の意味なのである。


(ロ)そうした反人間的な「社会と構造と人間のあり方」の〈変革をめざして生きる〉のが私たち「人民の力」が結成いらい立ってきた〈社会主義〉なのである。

故に私たちの〈地球人として生きる〉とは

〈人民の力〉として生きる

〈社会主義者〉として生きる

その二課題の統一的遂行を私たち人民の力の原基的立場として私たちに求める。


〈じじ=ばば〉原則

自分の「生きる場」で「行う」ことが

私たち「人民の力」の実践原則である


〈自由(じ)自立(じ)=場(生きる場)場(ばば)〉の原則は私たち人民の力の「独自の実践原則」であり「不可欠の原則」なのである。


(註1)私たち一人ひとりもふくめて人は(人間は)誰でも〈自由〉をもとめ、そして〈自立〉して生きていくのである。

(註2)その〈自立した自由〉は—私たち人力としては〈自分の生きる場でつらぬいてこそ〉〈本物の生きた自由〉となる。