THE POWER OF PEOPLE
THE POWER OF PEOPLE
社会主義考201 僕のことだ!人民の力代表 常岡雅雄
この世も自分も まだ「夜明け前」だ!
地球人として生きる
僕が僕に迫る
僕はまだ
人としては「夜明け前」だ
僕はつくづく思う—僕はしみじみ考える。
のこのに生きている僕
この僕はこれまでの人類の歴史において
▼侵略されてきた人びとのことをどれだけ知っているだろうか?
▼侵略されて亡ぼされていった社会や文明のことを僕はどれだけ知っているだろうか?
▼侵略されて奴隷にされた人びとのことをどれだけ知っているだろうか?
▼生まれ育った社会から引きはがされ船底に詰めこまれて殺されて海に捨てられていった人びとのことを僕はどれだけ知っているだろうか?
▼そもそも—そうしたことを「知らなければならない」という考えや視野が僕にはあっただろうか?
▼侵略に起ちむかって闘った人びと—そうした人びとのあったことを僕はどれだけ知っているのだろうか?
▼いま僕自身にむけたどの問いかけをとっても—僕は僕自身としては〈何も知らない〉ことを思い知らされる。
僕は 「人のあり方」としては
まだ「夜明け前」でしかないのだ
「地球人として生きる」道は
「夜明け前」どころか
夕闇が始まったばかりだ!
▼僕は—5月中旬にひらいた「人民の力」第12回全国大会の基調報告『地球人として生きる』で〈国家主義(天皇主義)と国家意識(日本主義)を克服し普遍的人類主義(地球人主義)に立つ〉ことを「自覚し覚悟する」と決意を明らかにした。
その自覚と決意に立って
その私たち「人民の力」が「心と立場を等しくする人びと」とは〈①侵略された人びと②殺された人びと③奴隷にされた人びと④虐待された人びと⑤差別された人びと〉であり
〈こうした人々と?「共に生きる」?「一緒に生きる」?「同化して生きる」〉—〈これこそが私たち人民の力の「人民の力」たる意味だ〉し〈「地球人として生きる」ことなのだ〉と述べた(本誌の今年5月1日号に発表)。
▼人類の歴史の時間の流れをとっても、この地球の広がりをとっても、人(ひと)のあり方としての人間の質としても—それは、何と遠く、何と広く、何と深いことであろうか!
▼僕が自ら語ったこの「基調報告」—その高地に僕は少しでも近付くことができているのであろうか?
▼実際の僕は「地球人として生きる」道の「夜明け前」どころか「暮れゆく夕闇のなかに佇んでいる」のだ。
▼〈僕が僕に迫る!〉—そのこころを僕はもつ
ことができるだろうか?