THE  POWER  OF  PEOPLE

 

社会主義考186いざ—「生命の海」創りへ(一)人民の力代表 常岡雅雄


21世紀「地球社会主義」の探求の「熱い思い」を胸に秘めて

東に西に奔走しつづけているあなたと君(きみ)に訴える


いざ 「いのちの海」をきりひらく

大海原にむかうのだ


▼「新しい社会主義」の「流れを切り拓く」ために

一途に活動しつづけているあなたと君(きみ)に呼びかける


(一)一年後に迫った第12回全国大会(人民の力)


 私たち「人民の力」はちょうど一年後の来年(2015)五月に第12回全国大会をおこなう。

 一九七一年の「人民の力」創立から45年の「社会主義探求の歳月」を歩きつづけて、12回目の全国大会を迎えるのだ。

 この12回全国大会で、私たち「人民の力」はいよいよ「新しい段階」にはいる。一九七一年の創立大会が「人民の力」の「新しい飛躍」であったが、それから45年をへて私たち「人民の力」は〈「新々飛躍」をめざす〉段階に入るのである。

 〈「生命(いのち)の海」創り〉構想の「思想と方向」は、その12回全国大会の基調となるはずだ。


(二)人民の力西日本「緑と青の社会主義研究合宿」

—4月中旬、人力山陰「凡人塾」


 その基調をなした〈「いのちの海」創り〉構想


 私たち人力は、ほぼ一カ月前の4月中旬に人力山陰の「凡人塾」(在「島根県浜田市」)において「山陰」「山陽」「四国」「南九州」「北九州」とひろがる「人民の力西日本規模」の合宿をおこなった—「緑と青の社会主義研究合宿」だ。

〈 「いのちの海」創り〉構想は、直接には、所謂「日本海(韓国としての呼称は「東海(トンヘ)」海域を直接の対象とした構想として、その「緑と青の社会主義研究合宿」の基調をなした。


(三)「海と波」の天才女流画家

 外立とし江さんを迎えて人力西日本合宿


 嬉しいことに—「海と波」の傑出した天才的女流画家であり、出身地「南三陸町」の「復興応援大使の大任」を担って国の内外に東奔西走しておられる「外立とし江さん」が多忙な時間を割いて、その私たちの山陰「凡人塾」での「社会主義研究合宿」に泊りがけで講演に駆けつけて下さった。

 さらに、懇親会にまでも親しく参加してくださった。


(四)第100回全国委員会(5月中旬)


 〈「いのちの海」創りの探求〉は〈「地球社会主義」の「魁(さきがけ)」〉


 つい数日前に、私たち「人民の力」は第100回全国委員会(5月中旬)をおこなった。

 71年創立いらい、よくぞ、100回も全国委員会を続けてくることができたものだ。「人民の力」は今後も「無限に!」続くはずだが、その「人民の力無限史」の「一つの峠をなす—画期的な100全国委員会」を遂に迎えることができたのだ。

 北海道から九州まで集まった全ての全国委員の一人ひとりが感慨ひとしおであった。

 この100全国委員会は

(イ)一年後の来年5月に迫った人力第12回全国大会の準備をおこなうとともに

(ロ)この西日本「緑と青の社会主義研究合宿」が〈所謂日本海(韓国「東海」)〉を  〈「いのちの海」に創り変えてゆく〉ことをめざす〈「いのちの海」創り〉構想を「人民の力全国の一致した考え」にし「12回全国大会の基調とする」こと確認するとともに

(ハ)この〈「いのちの海」創り構想〉の〈まず、所謂「日本海(韓国「東海」)」から行う決死の探求〉が〈21世紀「人力社会主義」=「地球社会主義」の魁(さきがけ)をなす〉ことを確認した。


(五)「人民の力」1007号(2014年5月1日号)

—巻頭言「社会主義考185号」


 21世紀の「新しい帝国主義」世界に呑みこまれず

 旧「日本海—東海」海域に100年の星霜と万里の波濤をこえて


 「生命(いのち)の海」を創りあげる


 〈「いのちの海」創り構想〉を確認しあった、これらの西日本「緑と青の社会主義研究合宿」(4月中旬)と100回全国委員会(5月中旬)に先だって、この「人民の力」誌の5月1日号(1007号)巻頭言「社会主義考185号—悠々社会主義の21世紀」において、私は〈「生命の海」を創りあげる〉べき「新しい社会主義者」=「地球社会主義者」=「人力社会主義者」の思いを幾つか述べた。(その表題は前記の〈中見出し(五)〉のとおりである。)

 まず第一には、「21世紀初頭世界の時代的特徴」として「新しい帝国主義」の「不気味な足音が高くなってきた」と「21世紀初頭世界の時代的特徴」を摘出したうえで、その時代的事態に対応していくべき「21世紀社会主義者」のあり方について、次のように述べた。

 〈「世界規模の広がりと深み」をもつ「世界大の帝国主義に」対して社会主義者が根本的に対決していくには、その社会主義は「地球社会主義」でなければならない。「21世紀の社会主義」は「一国家規模」でも「地域規模」でもなく「地球規模の広がりと深み」をもった「地球社会主義」でなければならない。〉

 その後に、〈「新しい帝国主義」の主翼であり、最先陣である「日本帝国主義」〉の特徴的な様相を10項目挙げた(ここでは省略)。

 そのうえで、〈「生命の海」創りは「地球社会主義の魁(さきがけ)」〉であり〈「地球社会主義の道」は「生命の海」創りから始まる〉と述べて、その「生命の海創りの探求」において「まずは重視し考慮」しなければならないことを次のように四点あげた。

(イ)所謂「日本海」を「権益や領土」などをめぐる国家や民族などの「対立と抗争の海域」にさせない。

(ロ)所謂「日本海」という天皇制的国家主義的な名称を放棄する。

(ハ)「日本海」という日本国家主義的名称を放棄した所謂「日本海」海域を、「国家や民族などの所有や権益」のない「誰でも自由に往来できる」ところの「平和で自由な海として発展」させる。

(ニ)「人は誰でも」=「生物はどんな生きもの」でも「自由に生きる」ことのできる「豊かで美しい「生命の海」として発展させる。


 平和で自由で豊かで美しい「生命(いのち)の海」をめざす


 21世紀の「新しい帝国主義」世界に、私たち「人民の力」は「新しい社会主義者」=「地球社会主義者」として前進する。人類史と地球史の新次元をきりひらく、この「政治の大海原」を、あなたも、君も、私たち「人民の力」と共に「漕ぎ渡る」ことを呼びかける。(5月23日)