ブ ラ ッ ト の ペ ー ジ
  ブラット(BRAT)は、富士重工がアメリカやオーストラリアへ輸出するために生産したレオーネのトラックです。
1978年から1987年までの10年間生産されました。SOA(スバル・オブ・アメリカ)の提案で造られただけあってアメリカでは大人気で、結構売れたようですが、日本では国内販売されなかったのでとても珍しく、アメリカから逆輸入されたものがおそらく数十台現存しているものと思われます。
 御覧のとおり、スタイルはエルカミーノ風で、あのダサ〜いレオーネがトラックになると何でこんなにオシャレになるのか不思議です。ルーフはTバーになっていて夏場はとても爽快です。
 日本でも販売すれば良かったのにと思うのですが、軽トラック全盛の日本では無理だったのでしょうか。
 
  私のブラットは、1987年型で、群馬県の業者さんが輸入した最終モデルの内の1台かと思われます。用途は、愛犬イナリとのドライブが主で、バイクのトランスポーターとしても活躍してます。イナリは、ブラットの助手席が大好きで、どこへ行くにも一緒です。
Two BRATs  神奈川の長谷川さん感謝です。
バックの山は、黒姫。右奥は妙高、手前はもちろんイナリ
            主 要 諸 元
  エンジン : 水平対向OHV4気筒 1,781cc
           73Hp/4,400rpm  13kg/2,400rpm
  車両重量 : 1,018kg 最低地上高 : 210m/m
  車両価格 : 310万円(1987年群馬県第一工業)
             ブ ラ ッ ト 購 入 顛 末 記

       ブラットは、私がこれまでに手に入れた中で、一番嬉しかった物の一つです。

 私のブラットは、1987年の最終モデルで、たぶん何人かのオーナーの手をわたった後、1999年3月に長野県伊那の方から譲ってもらったものです。実は、10年ほど前に松本スバルの中古車センターに展示されており、以前から欲しかった車なので、買いたかったんですが、値段が高くて断念。その後、念願叶って運良く手に入れることができました。


トランスポーター
  私は、バイクも大好きで、いつも手元に2〜3台あり、車検や修理の際のトランスポーターとして、軽トラックを使って運んでました。しかし、1,000ccクラスのバイクになると、軽トラではカーブが怖いので、普通トラックにしようと思い、ダットサントラックキングキャブを兵庫県加古川市の方から手に入れたことがあります。
 雪国なので、当然4駆にしたところ、走る分にはいいんですが、如何せん荷台が高くて、ブリッジを架けると急傾斜になってしまい、とても重量のあるバイクの積み下ろしはできたもんじゃなかったです。

出逢い
  それで、出来るだけ荷台の低い4輪駆動トラックは無いかと調べてみましたが、国内販売のトラックはハイラックスもダットラもプロシードもみんな車高が高い物ばかり。悩んでいたとき、そうだ!ブラットがあるじゃないかと気付きました。レオーネベースの4駆、これなら車高も低いし、何よりも私の好きなスバルの車です。
  199?年の夏、ふと通りかかった松本スバルの中古車センターに黒のブラットを発見!早速様子を聞いてみましたら個人の方からの委託販売とのこと。当時とても私が買える値段ではなかったので、購入はあきらめて写真だけ撮らせてもらって帰りました。

ブラット探し
 その後もブラット熱は冷めず、雑誌の個人売買欄をチェックしては、売り情報があると電話をしてみましたが、みんな売約済みとの返事でした。 それならばと、輸入車販売業者に相談してみたところ、海外の現地では比較的安く手に入るが、国内の排ガス規制をクリヤーするだけで相当の金額になっしまうとのこと。
 次の手段として、1999年2月号のold timer 誌の個人売買欄に購入希望を載せたところ、本の発売間もなく男性の声で「ブラット欲しいって言うけど、ブラットでどんな車だか知ってるだかい?」と、いかにも長野県の伊那谷の人と思われる方から電話がありました。内心「良く知ってて欲しいから載せたんだい。」と思ったのですが、相手の方は、こんな珍しい車を欲しがる者がいることが不思議だったみたいです。

再 会
 電話で打ち合わせて、次の日曜見せて貰いに行くことにしました。約束の時間より早く着いてしまったので、洗車でもしようと、近くのガソリンスタンドへ寄ったとき、ブラットを発見、偶然売り主の方もガソリンスタンド来られてました。その後、ブラットのオーナーのお宅へおじゃまして、いろいろお話した結果、譲っていただけることになりました。前オーナーの小林さんに感謝です。 今も大事にしてますので、ご安心ください。
 
アメリカからの逆輸入車なので、左ハンドルです。
メーターは、マイル表示で、内側にキロが振ってありますが、夜間は見えませんので、頭の中で計算しながら走ってます。
トランスミッションは、マニュアルの4速
駆動方式はデュアルレンジ4WDです。

助手席のカーペットは、イナリ様用です。
屋根はTバールーフになっていて、こんな風に開き、取り外すことも可能です。
リアウインドウはスライド開閉式で便利です。
エンジンルームは、レオーネそのもの。
ただし、USAの排ガス対策のためか、やたらとパイピングしてあります。

バッテリー端子からの青い線は、アーシングです。ホームセンターでワイヤーと端子買ってきて自作しました。始動及び低速トルクアップに効果絶大です。
愛車モトグッチの運搬に丁度いい大きさです。
BMWK100RSも運んだことがあります。

上越市の藤岡輪店さんにて
我が家の近くから眺めた景色。正面の山は、左から「飯縄山」「戸隠連峰」「黒姫山」です。                                          撮影:平成17年5月20日
ブラットミーティング
2006年10月1日 全国ブラットミーティングに参加しました。
北は、青森県から南は滋賀県まで、8台ものブラットが生まれ故郷の富士重工矢島工場祭りに合わせて勢揃いしました。
滋賀県の卯田さんの呼びかけで集まった参加車両は、青森県、福島県、栃木県、山梨県、長野県、滋賀県から各1台と千葉県から2台の計8台

全車1986〜87年頃生産された角形4灯タイプですが、車体色はもちろんエンジンルーム等の細部が微妙に違っていることを発見。
前から眺めると、AB型レオーネですが、この角度から見ると、正にBRATそのもの。

BRATは日本国内の残存生息数が極端にすくない個体ですので、オーナーが勝手に絶滅危惧種に指定し、みんなとても大事にしています。部品の調達がもっか最大の悩み。


当日は、雑誌SUBARismの取材があり1台ずつ、車とオーナーが写真に収まりました。本の発売は12月下旬とのこと。