ネロの初恋の相手になったため、奴隷から解放された。
ネロは正妻に迎えようとがんばったが、母親によって阻止され、愛人という地位のままになった。でも、ネロがいろいろ貢いでくれたので、かなりのお金持ちになって邸宅を所有し、不自由なく生活していたらしい。
新たな妻としてポッパエアが迎えられてからは、ネロと距離を置いていたようで、何をやっていたのか謎。
控えめな人だったようだから、きっと目立たぬように静かに暮らしていたのだろう。
一説には、ネロが死んだときに大金(たぶん)を支払って遺体を引き取り、埋葬した人物と伝えられている。
賢帝と称えられていた次期のネロに大変愛されたせいか、彼女自身の人柄がそれほど良かったのか、アクテという女性に関する記録は、好意的なものが多い。