灯りの中で
夜通し舵を握って南の海へ向かう予定だったシンは、リカー号の発見により、その必要がなくなったため、部屋に戻った。
部屋では、灯りをつけたまま、ヒロインが本を抱えて机に伏して眠っていた。
「チッ……」
舌打ちしたシンが、ヒロインを抱きかかえてベッドへ運ぶ。
「…ん……。あれ? シンさん…今日は、徹夜で舵とりするって…」
不意に目を覚ましたヒロインにキスを落としてから、シンが答えた。
「ロイを捕まえたから、その必要はなくなった。なぜ、こんなに明るくして寝ている?」
「シンさんに、夜食届けようと思って……寝ないように、部屋をできるだけ明るくしていたんですけど…」
「…寝てたな?」
「はい…」
昼間、甲板でうたた寝が簡単にできてしまうヒロイン。部屋を明るくするだけでは、眠気防止にはならなかったようだった。
「たまには、これだけ明るいのもいいか…」
「え?」
シンの呟きの意味を理解する前に、唇が塞がれ、ヒロインはシーツに縫い留められた。
「目を閉じるな」
シンの命じる口調に、恥ずかしくて閉じた瞳を、ヒロインはそっと開いた。
明るい光の中で、何度も見ているのに、馴れることなく、どきどきしてしまうシンの裸体が目に映る。
「や、恥ずかしいです…」
自分が見られるのも当然恥ずかしいのだが、シンの裸体を明るいところで目にするのも恥ずかしい。
「今更だな」
シンがヒロインの中に身を沈めたまま、ヒロインの身体を抱き起こした。
「え?」
逆にシンがベッドに身体を倒し、シンの上にヒロインが乗っている形になる。
「お前が動け」
「や…、できな……」
「このまま、俺を満足させたら、灯りを消してやる。それとも、朝まで恥ずかしいお前を眺めていてやろうか?」
それでも構わないと、意地悪な笑みを浮かべたシンを見下ろして、ヒロインは息をのんだ。
「ぁ……っ………」
おそるおそる、という様子で、シンの身体に手をついて、ヒロインは身体を浮かせる。
半分ほどシンの分身が抜けかけところで、再びヒロインは身体をゆっくり落とす。
「続けろ」
そんな様子を、シンは愉しむように眺めた。
次第に、動くことに馴れたヒロインが、自らも求める刺激のためか、腰を浮かせ落とす動きがスムーズになっていく。
「まだ遅い。もっと早く動け」
「…んっ………はっ……」
顔を羞恥で赤くし、目を潤ませながらも、ヒロインが腰を揺らす速度を命じられるままに増した。
それでも、ヒロイン自身、もどかしい刺激しか得られない。
「余計なことを考えている暇があったら、動け」
シンが、ヒロインの胸に手をのばして、周囲よりいくらか色の濃い突起の周辺を撫で、突起を指で玩び嬲る。
「あっ……ふぅぅぅっん…んあっん……」
ヒロインが仰け反って、埋め込まれたシンの分身を強く締め上げた。
「ほら、そのまま動け…」
腰を浮かせると胸の突起が引かれ、腰を落とすと胸全体を持ち上げるように揉まれ深く貫かれる刺激に、ヒロインは部屋の明かりや恥ずかしい体勢が考えられなくなっ
ていく。
「いいぞ。もっと動いてみろ」
シンの言葉に操られるように、ヒロインの動きが卑猥になってゆく。
堪えるように、微かに漏らすだけだった嬌声が、途切れなく漏れ始める。
「あんっ…はっ…はっ…んっ…っ…ゃあんっ…あんっ…」
灯りの中で、シンに淫らな姿を曝すヒロインに、シンの口元が満足気な笑みを浮かべた。
下から突き上げるように、シンが動き始める。
「あぁぁっ、あん、あん、やぁ、シンさ…っ、はぁん」
突き上げられて駆けあがっていく衝動に、ヒロインは呼吸を絶え絶えにしながら、シンの分身を包む襞を震わせた。
「クッ……」
シンが不意に息を止め、動きを止めた。
明るい中で眺める刺激は、シンを随分と煽っている。
「やあぁっん、やめるの…だめぇ…」
「チッ…」
ヒロインの甘い声に、シンが舌打ちして再び下から突き上げた。
先程までとは異なる動きに気づくだけの余裕はヒロインに無く、声をあげてのぼりつめていく。
ヒロインが登りつめるのとほぼ同時に、シンの精も放たれた。
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