恋人たち



ある宝の情報を求めて立ち寄った港。
四泊五日で宿に泊まることになった最後の夜だった。
「やんっ…シンさ……」
「隠すな」
一糸まとわない身体を恥ずかしがって、シーツに隠れようとしたヒロインの腕を、シンが捕らえた。
困ったような表情を浮かべるヒロインに唇を寄せて、空いた手で胸を揉む。
たったそれだけの刺激で、ピクリと反応する身体が、この上なく愛しい。
「ほら、その顔をちゃんと見せろよ」
言葉だけで、恥ずかしがる相変わらずの反応に、つい、苛めたくなる。
掌の中の胸の中心をそっと撫で、ヒロインの顔を覗き込む。
「撫でただけで、真ん中が硬くなってきたぞ。エロい胸だな?」
指の間に胸の突起をはさんで、擦るように胸全体を撫でる。
「んふっ……」
「どうした? こっちの胸も触って欲しくなってきたのか?」
もう片方の突起を口に含むと、ヒロインは、背中を反らして反応する。
指と口で両方の乳房を十分に弄んでから、愛撫をゆっくり下へ下へと移動すると、無意識の期待に震える襞へと指を滑らせる。
「あっ…ん……」
襞をなぞっただけで、可愛い声が漏れて、シンはニヤリと動きを止めた。
「どうして欲しい?」
「……え?」
刺激が止まってふと見ると、自分の膝をベッドに縫いつけるように両手で押し開いたシンが、意地悪な笑みを浮かべてヒロインを見返している。
状況の恥ずかしさに、反射的に閉じようとした膝は動かず、ヒロインはつい、両手で自分の秘部を覆った。
「やっ…」
「なんだ? 自分でいじるのか? お前、やったことないだろ? 教えてやるぞ」
シンが、喉の奥でくくっと笑いながら、秘部を隠そうとしたヒロインの指を見下ろす。
「そ…そういうわけでは……」
「そうだな…その右手の中指、曲げてみろよ」
言われても、ヒロインは動かず、逡巡し、頬を赤く染めながら、戸惑いの眼差しでシンを見つめる。
「右手の中指を曲げろ」
有無を言わせず命じる声音に、ヒロインが、恐る恐る従った。
曲げた指先が潤った秘壷入口にあたる。
「そこが、お前の一番エロい穴だな。そのまま、自分の指、入れてみろよ」
あまりの恥ずかしさに目を閉じて硬直してしまったヒロインを、シンはため息混じりに見下ろした。
「本当に、お前は遊び甲斐があるな…」
泣きそうな表情。
シンにしてみれば、まだ苛めの準備段階程度のつもりだったが、ヒロインにとっては予想以上に高いハードルだったらしい。
ヒロインの様子から、これ以上の強要は無理と判断したシンは、苦笑してきつく閉じた瞼にキスをした。
「わかったから、その邪魔な手をどかせ。ほらっ」
シンが意図的に身を寄せれば、秘部を隠したヒロインの手の甲に、シンの分身が触れる。
「えっ…」
「ばーか、だから、邪魔なんだよ」
「ご、ごめんなさい」
慌てて、手を動かしたヒロインの顎を捕えてシンが囁く。
「その邪魔な手は、俺の背中へでも回しとけ」
深く口づけて、口腔中を弄りながら、シンは秘壷の入口にある襞へ分身を擦りつけた。
互いの粘液が刺激に溢れだす。
シンに抱きつくヒロインの肌が熱く燃え始める。
「ん…んん…」
ヒロインの変化に、シンの身体も煽られ、硬さを増していく。
唇を離して、シンが囁いた。
「入れるか?」
シンの背中に腕を回したままのヒロインが、こくんと頷く。
その様子が、どうしようもなく愛しくて、守りたくて壊したい。
擦りつけていた分身の角度を少し変えるだけで、熱く潤った中に容易にシンは侵入していく。
「あぁぁぁっ」
いつまで経っても恥ずかしがり屋の恋人が、ようやく淫らな声を響かせ始める。
「……昨日の分までイカせてやる…しっかりつかまっていろよ?」
背中に腕を回したままのヒロインを抱きあげて座位に変えたシンは、激しくヒロインを揺り動かしはじめた。
「あっ…ぁぁ…っ…はぁん…」
甘く淫らな声が、部屋に満ちていく。
時折、シンの指先が秘壷の上で熱を持つ芽を嬲り、ヒロインの身体が打ち震える。
それでも、何度も繰り返し、シンは激しく揺り動かした。
「やぁ……もぅ……ぁんっ……」
熱く乱れ、呼吸も絶え絶えになっていくヒロインが、シンの分身を幾度も幾度も、きつく奥へ誘うように締め付ける。
恍惚とした瞳のヒロインが、何度も達しながら、シンを自らの居る場所へ招く。
やがて、奥の突き当り、ヒロインの子宮口がシンの先端に吸い付き、強請るようにシンを責め始める。
シンを責め苛み始める変化も、ヒロイン自身はよくわからないままなのだろう。
快楽に流され続けて、呼吸が嬌声に変わる。
ヒロインに強請られ責められた続けたシンの分身が、とうとう限界を迎えた。
「…くっ……っ」
眉根を寄せたシンが、打ち震えるヒロインの誘惑に耐え切れずに、深く深く捕える。
「あぁぁっ」
突き当りを更に深く貫かれて高い嬌声をあげる身体に、シンは白濁を注ぎ込んだ。


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