浴室の侵入者


「な、なんで…」
 髪を洗い流したヒロインは、いつの間にか浴室内にいたシンにひどく驚いた。
「シ、シンさん、いったいどこから…」
「入口からだが? お前、隙があり過ぎだ」
「だっ、だって…」
 意地悪い笑みを浮かべたシンが、ヒロインの濡れた頬に手を伸ばす。
「俺だからいいようなものの、これじゃ、お前、ロイの野郎が来たらどうするんだ」
「だって、まさか、入浴中に入ってくるなんて、誰も…」
「お前、よくやるじゃないか。それとも、俺の入浴中に入ってくるのは、わざとか?」
「ち、違いますっ」
 確かに、どういうわけかシンの入浴中に間違えて扉を開けてしまうことは、これまでも…そして今日の昼間も…ある。
 誓ってわざとではない。
「男だけの海賊船に乗っている自覚が足りないな…」
「自覚って…シンさん、あの…」
 改めて気づけば、目の前のシンは全裸で、恥ずかしくて俯けば、シンの分身が目に映る。
 耳まで真っ赤になったヒロインに、シンの声が降る。
「昼間、さんざんお前に煽られたのを、この時間まで我慢したんだ。責任をとってもらわないとな」
「だって、あれは、シンさんが……」
 シンの指先がヒロインの顎を上向かせ、唇が重ねられた。
「ふっ…ん……」
 片足を抱えあげたシンが、既に重力に逆らっている分身を、ヒロインの割れ目に沿って擦り付ける。
「んっ……んんっ…」
 何度も何度も、撫でるように上下するシンの分身は、ヒロインの花核と蜜口を交互に刺激して、熱を加えていく。
 粘液が擦り合わさる音が、浴室に響く。
 ヌチュ、ヌチ、ヌチ…と聞こえていた音が、いつの間にかクチュ、クチ、クチ…と変化して、ようやくシンはヒロインの唇を解放した。
「随分とモノ欲しそうになったな」
「……シンさん…意地悪です…」
「どうして欲しいか言ってみろよ」
 訪れを待ちわびる入口を軽く撫でたシンの分身が、ヒロインの芯芽を押し潰す。
「あんっ……」
「ほら、ここでいいのか?」
「…っ。ちがっ…………」
 シンの指先が、硬くなっていた胸の突起をつまんで引いた。
「ほら、焦らさずに早く言えよ。こっちも限界だぞ」
「だっ…て、……焦らし……るの、シンさ……ゃんっ」
 シンが分身を更に強くヒロインの芯芽に押し付け、片足を支えていた手の指先が、秘穴の周りを撫でる。
「早く言えっ」
「いっ……、入れてください…、シンさんが欲し…い…です……」
 自分で言った声が、浴室内に響いて、ヒロインは恥ずかしさに目を閉じた。
 再び唇が塞がれてすぐに、熱く硬くなった塊が蜜口を押し広げて侵入する。
 一気に奥まで差し込まれて、口を塞がれているヒロインは、声にならない声をあげた。
 荒い息のシンが、苦しげに囁く。
「ここで変な声出すと、船長が見に来るぞ? それとも、見せつけるか?」
「やっ……」
「くっ…いきなり締め付けるな……声出すなよ?」
「やぁっん……むりぃ…んっ…」
「…チッ……」
 舌打ちしたシンが、再びヒロインの口を塞いで、舌を絡めた。
 ヒロインの腰に手を添え、抜き去る寸前で深く貫く行為を繰り返す。
「んっ…んんーっ、んっ…んっ…」
 それでも漏れるくぐもった声に、シンはシャワーの栓を開いた。
 二人の身体を、生ぬるい水が伝う。
「ん……ぁんっ…」
 ゆり動かされるヒロインの背が、のけぞろうとする。
 それを封じるようにシンは両手でヒロインの身体を抱え込んで、奥へ白濁を注いだ。
 ようやくヒロインの唇を解放したシンが、はぁ…と、息をつく。
 ぼうっとしているヒロインを見て、満足気な笑みを浮かべると、身体を離した。
 崩れそうになるヒロインの脇に腕を回して、降り注ぐシャワーの水温を下げる。
「きゃっ…冷たっ……」
「そのボケた頭、ちゃんと冷やしてから出て来いよ。今度は、ベッドの上で可愛がってやる」
 ヒロインをシャワーの中に立たせると、シンは不敵な笑みを浮かべて、浴室を出ていく。
「………こ…んど?」
 部屋に戻ってから続きがある、という意味がまだイマイチくみとれていないヒロインは、そんなシンを茫然と見送った。


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