野沢菜のご紹介

野沢菜のはなし
菜の花畑
近郊に広がる菜の花畑(5月上旬)
野沢菜発祥の地
野沢温泉の東北山麓に鬱蒼とした木立に囲まれた禅寺薬王山健命寺がある。
宝暦六年(1756)、健命寺八代住職晃天園瑞大和尚が京都遊学の折、浪速の天王寺蕪の
種子を持ち帰って寺南側の保泉地という畑で栽培したところ、蕪が段々と小さくなり葉柄が
直立して野沢菜の形になったと伝えられている。
これは地質や気候といった気象条件によって自然淘汰されたものといわれる。
大正の末期ごろまでは単に蕪菜(かぶな)と呼ばれており、野沢菜という名称はなかった。
昭和初期よりスキー場が年々と賑やかになり、ことに終戦後、スキーが復活したころから
特産の冬季漬け菜が歯ざわりもよく、スキーヤーに喜ばれた。
この頃から本場で食べる漬け菜を、野沢菜と呼ぶようになったのである。
(富井薫/野沢温泉村前村長)(信濃路出版梶E信濃路44号奥信濃より引用)
野沢菜漬のおいしい食べ方
野沢菜浅漬 野沢菜本漬
野沢菜漬(浅漬) 野沢菜漬(本漬)
野沢菜漬は、温度変化により非常に色・味が変わりやすいものです。
保存は冷蔵庫でお願いします。
きれいに洗って漬けてありますので、食べるときは洗わずにかるくしぼり、お好みの大きさに切って下さい。
冷蔵庫の中で発酵して、だんだんベッコウ色になりますと、、また美味しくいただけます。
酸味が出てきたら細かくきざんで流水の中で塩出しして良く絞って油でいため、
砂糖・醤油・七味等お好みの味付けをして召し上がって下さい。

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