風と生き物達が創り出す

 お米ものがたり

春から秋の収穫まで続きます 「豊年えび」に出会う旅 錦織なす/お米達
水に浸けて7〜10日程で
種から芽が出てきます、
1〜2ミリ出たところで
播きます。
米から芽が出ると時、独特の香がします、麦もそうです。植物が一番弱い時に虫を寄せ付けない為なのかな。
ほとんどの農家では芽が出る前に農薬にお米を半日くらい浸けます、病気の予防の為ですが、農園さくらでは、種子消毒はしません、お米作りはスタートから生命力を信じます。
4/18土から針のように
芽が出てきました、
種まきから4日目です。
この時期は、ネズミやスズメに発芽したお米を食べられます。
モヤシのように発芽した米はおいしく栄養万点です。

土を持ち上げるほどの力強さが秋の実りを予感させます。

4/21草丈2cmになり、
葉が広がりだしました。
この状態まで持ってこられれば、苗作りの半分は成功です。

あとは、田植までに葉数の多い丈夫な苗を作ります。
私が田植のめあすにしているのは、本葉2.5枚からです。

4/28草丈8cmを超え、
葉も1枚半になり、
日々成長します。
根を切られて水田に植えられる苗は、光合成が十分にできる葉の枚数が必要です、決して大きな葉ではありません。

霜の心配が無ければ、夜間も外気に慣らします。
一日一回たっぷり潅水し、夕方にはさらっとした状態にします。

5/14古代米の赤米を
田植機で植えました。
はじめは頼りない感じ、
3日もたてば新しい根が
伸び始めます。
田植の適期は日中の田の水温が、出来るだけ上がる季節が最適です。
田植して20日ほどすると
根も張り土から養分を
吸い始めます、
遠くから眺めると、田の水面が日毎に稲の緑に覆われていきます。
7月に入ると稲の背丈も
日々伸びています、
株間も葉で隠れそうです。
この頃より稲は、栄養成長から生殖成長へと変る準備をはじめます。
水管理も田面がひび割れない程度の時折の潅水にして、土と根に酸素を与えます。
穂が出る20日ほど
前になると、
穂の元「幼穂」が
茎の中に出来て
日々成長してゆきます。
お米粒作りには、この時期が最も大切な時です。
米粒数や出来が基本的に決まります、適度の水分と気温、バランスの良い養分が必要とされます。
7/31早く植えた水田の1割
程から穂が出てきました。
平年より7日も早いです、
水田が
明るい緑に見えます。
この姿を見れば米作りも一安心です。
秋風と共に穂が黄金色に実るのを待つばかりです。
茎一本ごとに穂が出ると
すぐに朝には花が咲き
受粉します。
稲の花を見られる人は、農家も含め少数です、それだけお米に関心が払われなくなってしまいました。
9月に入ると一雨ごとに
穂が黄金色に変ります。
お米の充実に雨が大切な
役割を果たしています。
稲の葉色は収穫間際まで緑色を保ち栄養をお米に送り続けます。
以前は化学肥料を使った為に、
秋は急に葉が黄色くなりましたが、
有機肥料を何年も続けると、
刈取り時期まで葉は活き続けます。
10月は稲刈り真っ最中、
雨間を見ながら少しづつ
刈ります。
食べられるまでもう一ヶ月
天日で自然乾燥します。
稲の葉に緑色が残っていても米粒が硬くつぶれなくなれば刈取りします。

お米作りで最も喜びを感じる作業です、10種類以上の収穫をする間に出来具合を確かめ、今年の出来事と来年の栽培を思いながらの稲刈です。

 

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がゆっくり育まれ誕生します

 
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