赤く丸いだけが トマト じゃないから 
トマトは野菜か果物か?

果物なのです。「農園さくら」では、植えてから2〜3年も畑で実を付け続けることも良くある光景。
美味しいトマトを実らせた木から良く熟した実を採りつぶし種を採取、翌年の種子に使います。必ず同じ味のトマトが育つ訳ではないの、自然は農人の都合に合わせてはくれないもの、でも私の 気持は通じるようで、濃く複雑な味の 丈夫なトマトが毎年実を付けています。
しかし私のこんな小細工よりもトマトは一枚上手、 畑のあちこちから以前こぼれた実の種から不意に芽を出し、知らずしらずに立派な実を付けて、意外と形も味も良いトマトに育ちます。人の価値観で選択した種より、自然淘汰されたものが 断然力強く濃い味の野菜になるんですね。自然発生したトマトと、私が植えたものと大きな違いは水やりの仕事、植えたのは定期的に潅水必要なのに、発生したトマトは暑い夏の間もほとんど潅水必要ないもの、ビニールハウスの中は砂漠状態なのに、そこに実るトマトは旨い。

 

 
スター ↓ イエロー ↓ レッドゼブラ ↓
クセの無い味、形はユニークな凸凹 果肉がとても厚くてシャキ感強く、 ストライプ美しい個性的な外観にも増し、強い香と味がすごい
オレンジ ↓ レモン ↓ グリーン ↓
オレンジソースが美しい、ち密な味 レモンそのもの色形でカラフル、 緑の完熟トマト、メロンのような食感に驚き
モスクビッチ ↓   プリンセス ↓
ロシアの地で、長年受け継がれる味と香り

新しい仲間が

もうすぐ実ります

トマトのプリンセス、高級ブラックトマト

 チェリー ↓

 さくら ↓

ローマ ↓

野生種ミニトマト、濃厚な味でとてもキュートな色形 「農園さくら」が10年以上かけて自家採種してきた、水に浮かないトマト、 トマト料理ソースのベースに最適、水煮缶トマトとは味が別物
ヨーロッパで何百年も受け継がれ栽培されてきたトマトとは・・・

日本では、特に営利栽培用のトマトは、多くの野菜のように品質が画一化されて、水っぽく甘さが際立つトマトばかり。そこがヨーロッパの特徴あるものを大事に受け継ぐ心持ちとは随分違うところかな。
トマトの栽培暦が浅い日本での個性的なトマトを探すより、今なお伝統的な品種が栽培され生活に溶け込んでいるトマトの種子を入手して、栽培を継続中。仕掛けが遅かったことで、10月現在も試食はできない、いくつかのトマトは特徴的な形と色を付けはじめている。今月末には何種類か食べることができそう、どんな味か楽しみ。
今の管理は、草丈も150cmを超えてぐんぐん成長中、冬を越させる為にも、潅水を月1〜2回に抑えて、根を地中深く張らせ中、冬越しが上手く出来れば、4月頃から本格的な結実を見られそうと期待してます。
 
 
トマトの経歴・・・
ヨーロッパの人々は伝来してきたトマトをみて、悪魔の果実とか毒を持った果実とか思ったのも無理の無い話し、野生のトマトは渋く酸っぱかったことでしょう、今でも青い実をかじるとそんな味がしますから。
品種改良されて大きさも甘みも強くなったトマト、食卓には欠かせない食材となりました。

日本人は何故か生食を多くするのですが、ヨーロッパでは加熱調理し、料理のベースとしては欠かせない存在、私達は加熱調理にもっと利用したいものです。
トマトは丸くて赤くて甘いものでしょうか、世界の特にトマト栽培先進地のヨーロッパには、生食用にも色や形がオリジナルのトマトが沢山あります。
何百年も受け継がれてきたトマトを皆さんに紹介したくて、「農園さくら」では十数種類も個性的なトマトを栽培試食中、これからトマトが楽しくなりそう。

栽培してみて思うこと・・・
私がトマトを作りはじめて10年以上、トマトの気持が少しわかるような気がします。彼らには手をかけるのなら最後まで徹底的に、自由に成長させるなら彼らの思いのままに伸ばし 、最小限の管理だけを心がける。
「さくら」ではトマトは数年間も生き続けることが多く、その寿命をまっとうさせます。虫食いや傷果は根元に置き、残さもできる限り運び出しません、何故かは、トマトの体に必要な養分は、トマトの体を作っているものだから 、
トマトはトマト自身の栄養によって繁殖し成長しています。実際、トマトの苗の多くは、前作のこぼれ種子から発芽した苗を残し、 私の仕事はトマトのつる上げすること。だから形も味も一粒ずつ違うトマトのコクが楽しめて、もちろん病害虫に強いから、消毒は何年もしていませんから丸ごと安心して食せます。
世間では、水耕栽培や特殊栽培で水分をコントロールして、高糖度のトマト作り・・・水に沈むトマト。
そこがセールスポイントですが、「さくら」のトマトは水に沈むのが普通、潅水は月に1〜2回、 元々トマトは根を張ってしまえば、水を多くやらないほうが丈夫で長生き。昨年は夏の数ヶ月間、水もやらないのに乾燥したハウスの真ん中で、美味しい実が成っていました。
 

トマトの性格診断
商品名 番号 味は個人的な見解ですが、どのトマトも個性的  
チェリー @ 市販のミニトマトより更に小型、なにせ野生種のミニだから、味はとても濃くて野生の血を体感できます。それにとても可愛い色形、これからはきっと人気者になること  
スター A 中型で凸凹の外見からは想像できないくらいシンプルな味、皮も薄くちょっとナイーブなトマト  
オレンジ B 中型丸型、まな板が染まるくらいソースが美しいオレンジ色、味も濃い目  
プリンセス C 中〜大型、赤銅色に染まるトマトは気品と気位が高く見えてしまいそう、果肉も深い赤色で味にも気品有  
レッドゼブラ D 中〜大型、植物が作り上げた美しい模様のトマト、香り酸味が強く個性的、料理にトマトが主張します  
イエロー E 中〜大型、爽やかな食感とジューシーな果肉はフルーツみたい、美味しい果肉の厚みが普通のトマトの何倍も有り驚き、そこがとてもシャキシャキ美味しい  
レモン F 色も形も大きさもレモンそっくり、クセの無い味で歯切れ良く、トマト嫌いも食せるかな  
ローマ G 中型、加熱料理専門のトマト、生と過熱後では味が全く別物、ソースやピザのトッピングに最適、水分が少ないので、型崩れや果汁が染み出し難いトマト  
グリーン H 中〜大型、トマト界のあらゆる思い込みを超えたトマト、熟しても果肉は爽やかなグリーン、青臭さは感じません、味わいはまるで若いメロンのようにフルーティー、パスタのグリーンソースができそう  
モスクビッチ I 中〜大型、ロシアで長い間受け継がれてきた庶民のトマト、大地の力を感じる色と味  
さくら J 中型、農園のトマトで唯一の日本種、10年ほど前から「農園」で採種を繰り返し、今では味も香りも「農園さくら」オリジナルとなりました 、個々に味のバランスが違い楽しめます  
       
 
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