小倉敬教育実践研究ホームページ


どの子も納得の絵が書ける

  夕焼けの絵  グラデーションを用いて 2時間扱い・・・

サークル飯田 /小倉 敬


 5年生を受け持って初めて絵を書かせようとしたところ、自信がないらしく、書くことを嫌がった。
 そのとき、前任校の先生が行っていた実践をもとに指示を加えて授業化した。


<準備> 蛇足だが、子どもが忘れてもなくしていても授業できるように私は自分で以下のものは用意してある。

<子ども>
絵の具・・・基本的に 赤、黄色・黒 しか、用いない
筆・・・・・・太筆で、よく絵の具を含む毛の筆が向いている。(ナイロンの筆は向かない)
筆洗い・・水を入れておく

<教師>
画用紙・・・B4大くらいが適当だがこだわらない
見本・・・・・例として事前に描いておく

<指示>

事前説明

夕焼けの絵を書きます。(見本を出す)
みんな誰でも先生の言うようにすれば、本当にだれでもこんな風に描く事ができます。
この絵は、少しずつ少しずつ色が変わって赤からオレンジ色に変わっています。
こういう風にだんだん違う色になっていくことをグラデーションといいます。
(見本は隠す)

 絵がどうしても苦手だと言う子どもは、絵の上手下手、絵心があるなしというよりも、基本的には技術をきちんと習得しないで書いていることのほうが多いのではないだろうか。
 話しを聞いていない子、よく見ない子は我流に走る。だからこそ指示を明確に、それを守りつつ自分の工夫やイメージを加えながら描いていけば素敵な絵が出来上がるということをぜひ伝えておきたい。

絵の具の準備

絵の具を用意します。
まずは
絵の具は赤の絵の具をパレットの大きい部屋(大きな)に10円玉くらいの大きさで出します。
そしたら、それを部屋いっぱいになるくらいの水で薄めます。
それを太筆でよく混ぜます。

次に黄色を小さい部屋に出して、その中から少しだけとって夕日色の一番濃い色の部分を作ります。

 ポイントはたっぷりである。少ないと失敗する。とにかくパレットの部屋いっぱい、あふれそうなくらい作らせておかなければならない。きっと子どもは、「えー、まだすくないのー」というが、あとあと必ずわかってくれる。

着色 1

筆にたっぷりと夕日色を含ませます。
この絵では、色を塗った上に色は塗ってはいけません。
つまり一回勝負です。慎重にやれば大丈夫です。
一番下から塗ります。
ゆっくりとアリが駆け足しているくらいの速さで塗ります。
はい、では、用意、すたーと

塗り終わったら、終わりましたといって、静かに待っていなさい。
(そういって、誉めながら机間巡視)

色作り

今塗った上の、色を作ります。
もう今の色とは二度と合えません。
この大きな部屋の絵の具の中に、米つぶひとつくらいの黄色を混ぜます。
そうしたらよくかき混ぜます。
よくかき混ぜたら、筆に良く染み込ませて、今塗った上に塗ります。
隙間ができないように、1ミリくらい塗り重ねます。
1ミリですよ、だから慎重です。ありんこが早足してるくらいで塗ります。

まだ絵の具がたまっているくらい乾いていない人は少し待ちます。
塗り終わったら、今と同じ様に繰り返します。

では乾いた人はじめますよ 用意、すたーと

こうやってすべて塗らせる。
乾いていないでやると色が混ざる。

風景を書き入れる

途中でいったん作業を止めて、仕上げの風景を書き入れる説明を言う。

すべて掛けたら風景を書き入れます。
すっかり乾いていなければダメですよ。にじんでしまうからね。

風景は黒で書きます。
黒色の絵の具を、ポタージュくらいに少し濃く溶いて塗ります。そうしないと下の赤色が透けて見えてしまうのです。
そして地面を描いたり、家を描いたり、人を描いたりします。
何を描こうかよく考えてから書きましょう。これも一発勝負です。

このポイントも黒色の絵の具の濃さです。
すこしとろみがあるくらいでないと、ダメです。

枠を書く

最後に枠を描きます。
1センチくらいの太さで黒で周りを囲います。
定規を使ってしたがきしておいてもいいです。

最後、題名をつけて、持ってこさせる。
一人一人の作品にコメントをその場で描いて、展覧会を開く。


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