§ 教師修行 静岡行脚 §

 

 眠い目をこすって起きる。

 2003年 8月17日 午前3時30分。夏とはいえ、まだ暗い。

 今日は、静岡に伴一孝先生の話を聞いにいく。伴先生の話は明快にして痛快、先日は広島まで聞きに行ったが、飛行機で飛んだだけの価値はあった。

 今日は、まず車で浜松まで行く。そして車は駐車し、電車で静岡まで行く、との予定。

 家人も起きだして、朝食のサンドウィッチを作ってくれる。毎度のことながら、申し訳ない。

背広を着て、出発する。午前4時11分。

 カーナビは、5時間かかるといっているが、そんなにはかかるまい。8時までに浜松につけば10時の開講に間にあう。車中で朝食。

 途中、小雨が降っていたが、ナビの通りに進むと、7時過ぎには浜松に着く。

 遠州病院前のコイン駐車場は、1時間200円だが、24時間以内なら1200円以上にはならないらしい。つまり、6時間以上24時間以内は1200円ということだ。ありがたい。

 駐車して、遠州病院前から電車に乗る。赤いかわいらしい電車だ。

 2駅で新浜松駅。

 乗車券を買って、7時44分の普通電車熱海行きに乗る。熱海は私のふるさと伊豆の隣だ。懐かしい響きに、そのまま乗って行きたい気がする。

 車中、玉村豊男氏のエッセイを読む。大変面白い。現在玉村氏は長野県上田市の隣、東部町に農園を開いているが、いろいろなエッセイを読んできて、なんだか一緒に苦楽をともにしてきたような錯覚に陥るときがある。読者とは恐ろしい。

 1時間20分ほどで、会場の東静岡駅に着く。

 伴先生の講座は、いつも満員だ。今日も160名はいる。

 先日、私も100名近くの参加者の前で授業をしたが、緊張をした。1000名近くの先生方の前で授業を披露する伴先生の力量たるや想像を超える。

 静岡の先生方の模擬授業に伴先生がコメントを入れる。するどい。

 プロの領域だ。

 伴先生の仕事術を聞く。向山全集15冊中、高学年9冊を1日、しかも寝る時間、飲む時間などを除くと8時間で作ってしまうという驚異的な話しを聞く。向山洋一先生の元の原稿があるにしても、それをコピーし、分類し、コメントをいれていく作業を4名で9冊である。圧巻だ。そのコツは、最終時間を設定し、役割を明確にし、場所と機材を与えるということだそうだ。この方法は全ての仕事に通ずるという。なるほど。さらに「拙速は稚拙にも勝る」との言葉も聴いた。

 自分もQAを出させてもらい、日ごろの実践の疑問点を聞く。

 長野のメンバーにもあう。一人は長野、一人は松本からの参加だ。みな何かしらの苦労をしてこの講座に出ている。長野の野池氏は来るまで全て来たそうだ。松本の古川氏は東京周りで新幹線だそうだ。みな身銭をきって参加している。出張ではない。TOSSの仲間では当然のことだが、他の先生に話すと目をまるくする。北海道からも飛行機できているなどと聞いたら、卒倒するかもしれない。

 16時30分終了。

 東静岡駅、16時55分発、静岡駅58分着。途中、子供が血便を出したとの連絡が携帯に入る。急ぎ静岡からは新幹線に乗る。すぐに病院に行くようして、自分は高速道路が早いか、一般道が早いか、テレホンサービスで高速の渋滞情報を聞く。お盆で渋滞がひどいとせっかく乗っても意味がない。

 浜松に着いて、電話。なにやら、大丈夫とのこと。安心。一般道で帰ることとする。

 18時 浜松出発。アンパンなどで夕食代行。

 ナビは行きに来た道を同じように指しているのかと思ったら、違うらしい。気付かずに走っていると山奥にきて少々心細い。急いでいるというのに、迷惑なナビだ。途中からまた来た道に合流し、帰路を急ぐ。

 9時すぎ、到着。

 子供はニコニコしている。心配をかけるだけかけておいて笑っている。ほっとする。

 風呂に入り、メールなどの確認。

 今日は朝から動き回り、なかなかくたびれたが、充実している。

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