§ 最近の書店 §

 

 先日、飯田市内の大きな書店に本を購入しに行った。

 最近は、本を購入するのはインターネットで注文することがほとんどで、以前ほど頻繁には書店に通わなくなった。

 書店に良いところは、ためし読みができることである。

 実際にその本がどの様な本なのかを見て選べる。インターネットの書店は書評や目次が乗っているのだが、内容までは見ることができない。

 今回わざわざ来たのは、私の好きな作家、玉村豊男氏の著作でまだ所有していないものがあったためである。

 書店に入り、文庫本のコーナーに行って、辟易した。

 こんなにも書店というのはわかりにくいものであったろうか?

 まず、どこの出版社から出ているのかわからないので、出版社別の配列はひどく面倒である。そして、名前を選んでゆくのも、あるものはシリーズ番号順なのか規則性が見出せず、とんと見当がつかない。しかも、最近の新刊は大変多く、全てを在庫しておくには場所が足りないのであろう。どこを探しても見当たらないのである。

 店員の方に助けを請おうかと思ったが、インターネットで購入したほうが楽である。しかも、書店で注文すると2週間近く待たされるのが常だが、インターネットなら早くて明日手にはいる。

 結局私はそこで本を購入することをやめた。

 しかし、これは書店にとって大いなる痛手となるだろう。

 私は小学校時代から書店のファンだったので、1ファンの願いとして申し上げるならば、書店がなくなってほしくは無いのである。中学校時代、自転車通学の私は、修善寺駅前の長倉書店に毎日のように通い、立ち読みで知識を膨らましてから帰路に着くのが日課だった。そんな思い出の場がこの世からなくなるのは寂しいのである。

しかし、実際に利用してやはりインターネットの書店は、探しやすく、在庫多く、早く、と3拍子もそろっていて便利この上ないのである。ネックは送料だが、最近は1500円以上購入で送料無料など、わざわざ車でガソリン代をかけて書店までいって、あるのか無いのかわからないよう本を探すよりもよほど確実で安いのである。

 私のように今は村暮らしの者にとって、結構街場にでるのは大仕事だ。

 こうやって見てみても、本屋は本だけで生き残っていくのが大変な時代になってきているのだろう。だからゲームを置いたりレンタルも併設したりと収入アップの作戦を立てているのかもしれない。

 個人的に書店を応援するか、便利を取ってインターネット書店を利用するか、迷うのである。

平成
15813

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