§ 本に埋もれる §

 

 ねずみ年のせいだろうか。収集癖がある。

本がたまる。

 私の父は、おもちゃなど買ってはくれなかったが本だけは買ってくれた。本ならば買いたければ買ってやるといわれた。

 私はパチンコもやらない、タバコもすわない、しかし、本だけはやめられない。

 毎月本代だけでも万の桁になる。教育関連の雑誌も読み終わってとってあるので、場所がかさむ。とにかく、本が増殖するのに条件はそろっている。

しかし、売りさばくということはほとんどしない。

本など売ったところで本当に馬鹿にされたような値段でしか引き取ってもらえない。ましてや教育関連の専門書など、価値がわからなければ100円コーナーに置かれるだけだから、古本屋も高くは買わない。だから結局本がたまる。

以前この村に引っ越してきたとき、同僚の先生方が引越しを手伝ってくれた。4トントラックから出しても出しても減らないダンボールに半ばあきれられた。それからもまだ増え続けているのだ。
 棚には置ききれず、床に積み上げられるようになり、邪魔になってきた。
 

 

 この状況を改善すべく、先日、ついに本棚を購入することとした。

置ききれない本が地面に置かれ始めたので、私の仕事部屋のなかをなんとか整頓してもう1台本棚を入れることにしたのだ。これが1台あれば、雑誌が350冊くらいは入る計算になるから、少しはすっきりするだろう。

しかし、この6畳の部屋だけで7台の本棚が入っているので、あとはオーディオとパソコンラックと机、コピー機と整頓用カラーボックスを入れると人が座る隙間はほとんどない。これに1台また加わる。

まあ、ねずみ年のせいか狭いところにいるのは嫌いでもないので良いのだが、心配なのはこの家の床が抜けないかということだ。

 

入れたみたところ、意外と使い勝手が良い。狭い分だけ、振り向けばよく使う本がある。気をよくしていろいろと改造をした。ずいぶん使いやすい部屋になった。ほとんどの本をいれおわたっところで、本が届いた。前からほしかった15冊の本と、斉藤喜博全集18冊。

いまその本は床に置かれている。

平成15年8月

小倉敬教育実践研究ホームページ

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