私たちは、「あーしたいな」「こうしたいね〜」と沢山の話をしながら家づくりを進めていたのですが、いつしか歯車が合わなくなり、着工を目前にして行き詰まっていました。そんな状況の中、縁あって尾日向さんと知り合い何度かお話をするうちに、この方なら私たちの思いを共に創りあげてくれるという気持ちが強くなり、再び家づくりをスタートすることができました。

工事が始まると、設計図では感じなかった家の大きさに驚きながらも、毎日家づくりが進むのを「見て」「聞いて」「見守って」きました。
職人さんというと無口でとっつきにくいと言うか、ちょっと怖い人!なんて思っていましたが、週一回の打ち合わせで、尾日向さんと共に職人さんたちと話をして関わっていく中で、素人の私たちでもみなさんと打ち解け、家づくりに対する考え方など知ることができ、とても良い信頼関係が築けてきたと思います。
そして尾日向さんや時遊館の方々をはじめ多くの職人さんたちのご協力を得て、待ちに待った完成の日を迎えることができました。
北側のアプローチから見ると一瞬、料亭?と感じてしまうほどのとても素敵な遊び心のある希望通りの家にしていただけました。

最初の頃の試練を乗り越えて、やっと素敵な家=家族の器ができました。
これからは家族のふれあいを通して幸せいっぱいのファミリーになれるよう、思い出づくりをしていきたいと思います。
短い期間で設計を進めて頂いた尾日向さん、石の移動を含め私たちの我わがままを聞いて頂いた時遊館の皆様、本当にありがとうございました。