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長生蘭は本州中部以南の暖地に自生するデンドロビウム(洋ラン)の仲間であるセッコクの園芸種。セッコクは古くは薬草として栽培されていたとのこと。1600年代の江戸時代初期に野生種であるセッコクの変形物を改良して観賞価値を高め栽培されるようになったのが長生蘭です。最近では古典植物と言う事で人気があります。以下簡単に育て方をまとめてみましたので参考にして下さい。
栽培法 セッコクの自生している場所は、冬は暖かく雨が少なく、春になり木々の芽が膨らみ、葉が開くと共に光線の受ける量も徐々に少なくなり、夏は繁った葉により光線は遮られ涼しくなっています。自生地の環境に出来るだけ近くして栽培をすれば良い訳です。植え替えは気温が15度以上になれば何時でもよく、真夏と冬場の植え替えは禁物です。素焼鉢に水苔で植え付けます。 富貴蘭(フウラン)も栽培方法、植え付け方共に長生蘭と全く同じですのでこのページを参考にして下さい。 鉢を置く場所 春から梅雨前までは半日ぐらい日の当たる木陰か軒下へ、梅雨期は雨がかからない様に屋根下へ、梅雨明けから初秋までは風通しが良く涼しい木陰や北側の軒下に、秋は出来るだけ日に当てますが晴天で日差しの強い時は寒冷紗で覆います。冬場は日当りの良い廊下や室内へと凍みないように部屋の中に入れ保護します。できれば雨の当たらない半日陰で管理をします。 潅水 新芽が膨らんできたら梅雨入りまでは充分に、梅雨期は控えめに、梅雨明けから9月中旬までは充分にやり、以降霜の降る前まで乾き具合を見ながら3〜4日に1回、冬期室内に取り込んでからは1週間に1回位の割合でやります。水苔をからからに乾かしてしまったら、バケツに水を入れ充分水を吸わせてから、元の管理に戻します。 |
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肥料
無肥料でもかまいません。春植え替えてから半月ほどしてから、油粕を2粒程鉢のへりの水苔の中へ埋るか、ハイポネックスを規定の倍ぐらいに薄めて時々潅水の代わりに与えます。梅雨入り以降は与えません。与え過ぎは根腐れや徒長させみにくい長生蘭にしてしまいます。【植え方】
用意する物:6cmと9cmの素焼鉢、水苔、サラン製の網