個のコインがあって,そのうち1個が偽コインである.その1個のみが重さがちがっている.(重いか軽いかはわかっていない)天秤ばかりを用いてこの偽コインを見つけだしたい.天秤ばかりの使用回数のだいたいの最小値を求めよ.

 

に対して  

求める最小値の上限は  である.

 

* 偽コインが軽いとわかっているとき,最小値の上限がであることを示す.

  コインの個数をとするとき M.Iをもちいる.

(1)のとき,1個ずつ天秤にのせると,つりあうとき残りの1個が

      偽コイン.つりあわないとき,天秤上の軽いほうが偽コイン.

(2)のコインが高々回で偽コインを判別するとき,

   のコインが高々回で偽コインを判別することをしめす.

   まずのコインを3つのグループにわける.それぞれのグループには

   コインが所属している.3つのグループの二つを一つずつそれぞれ天秤の両

   側にのせる.つりあえばのこりのグループの中に偽コインは含まれる.つり

   あわなければ天秤上の軽いグループの中に偽コインは含まれる.いずれにし

   ても残りのコインの数はだから,後高々回で偽コインを判別することが

   できる.

 以上より M.Iが完結した.  

 

**偽コインが重いか軽いかわかっていない時は,最初の3グループの時点でもう

  1回違う組み合わせで天秤にかけてみて,偽コインの入ったグループと、その偽

  コインが重いか軽いかを確定しておいて残りのstepを始める.

  このときが,問
題の場合であって,回行えば偽コインは判別できる.


      BACK HOME