トーキョーN◎VA The Revolution

『過ぎ去りしものよ』

 

シーン1/オープニングフェイズ1 レオン・草薙

RL:さて、ではレオンさん。
レオン・草薙:ふむ?
RL:今、あなたはタタラ街のとあるビル内にいます。
レオン・草薙:任務中かな?
RL:そうです。
レオン・草薙:では、熱光学迷彩を起動して……目標に向かう。
RL:テロリストが、テロに失敗して、人質とって立てこもっていたところに、突入したわけです。
レオン・草薙:なるほど。いわゆるゴミ処理と言うわけだ(納得)。
RL:実はもう、任務は完了していて、足元にテロリストの最後の一人が倒れている(笑)。
レオン・草薙:おや(笑)。そのテロリストはまだ生きているのかな?
RL:すでに息絶えています。
レオン・草薙:了解。では、人質を確保しよう。死なせるヘマはしていないと信じたい(笑)。
RL:人質は、他の隊員によってすでに救出されておりますよ。しかし、レオンにはさらなる身の危険が迫っているのです。ビルのどこかで火災が発生しており、すでにこの部屋まで煙が入ってきている。
レオン・草薙:「……拙いな、これは」(冷静に呟く)
RL:火災発生時のテロリストたちの様子から言って、彼らの自爆とは考えにくいです。彼らも慌てていたので。さらに奇妙なことに、このビルにはスプリンクラー等の火災対策はされていたはずなのですが、それらが一切作動していません。
レオン・草薙:「セキュリティルームが破壊されたか。それとも……」とりあえず、脱出できそうな窓なり出口なりはあるかな?
RL:窓ははめごろし。割って出ることは不可能ではないでしょうが……高いですよ、ここ。一応、まだ火の手がここまで回ってきてはいないので、普通に出ることはまだできそうです。
レオン・草薙:了解。では通常の脱出ルートで行こう。「迂闊に窓を破るとバックドラフトが起こる……か?」(悠然と出口に急ぐ(笑))
RL:有毒ガスが発生していたとしても、(おそらく)SWATの装備にあるであろうガスマスクをつければ大丈夫でしょう。もしなかったとしても、ここでは持っていたことにしていいです。
レオン・草薙:(ガスマスク+イーヴル・イーターでそっち方面はばっちり。炎で焼け死ななければ、だな^^;)では、ガスマスク装備。出口に急ごう。
RL:では通常の通路を炎を避けつつ進んでいきます。
レオン・草薙:(通信)「こちらコードアルファ。任務完了。これより出口に向かう」ざくざく、と炎をかきわけかきわけ。
RL/BHオペレータ:「了解」
RL:さて、通路を進んで行き、あるところで炎に行く手を阻まれ、仕方なく別の通路を行こうとしたところで。
レオン・草薙:ふむ。
RL:<知覚>で判定してください。
レオン・草薙:達成値18で成功。
RL:その炎の向こうに、人影が見えた。大きさから言って、まだ小学生くらいの子供? ・・・・・・と思ったところで、その人影は炎の向こうに消えてしまう。
レオン・草薙:「馬鹿な、まだ要救助者が残っているだって? レスキューは何をやっているんだ……。ええい、仕方が無い!」
RL:助けに行きますか?
レオン・草薙:もちろん行きます(笑)。
リボン:人の命は地球の未来!(違)
レオン・草薙:微妙にツイてない男、レオン(笑)。
RL:では急いで後を追ったのですが……結局発見することはできませんでした。
レオン・草薙:「くっ」
RL:そのせいで脱出が遅れ、それなりにやけどをしたりしてしまいます。
レオン・草薙:「熱ッ……。まったく、どういうことなんだ? (ロクに装備も無しで、あれ以上子供が炎の中に行くのは無理、のはずだ……)」
RL:そこで、レオンは思い出します。一年くらい前に、同じような事がありました。当時の事件は、ビルではなくて木更津湖上で豪華客船のシー(?)ジャックだったのですが。
レオン・草薙:レイクジャック、だと何かマヌケだな^^;
RL:その時もテロリストたちが予想もしていなかったような火災が起きて、脱出する前に、レオンは炎の向こうに消える人影を見ています。ただし、その人物は子供ではありませんでしたが。それどころか、その直前に交戦していた相手でした。
レオン・草薙:おいおい(笑)
RL:向こうもカゲだったようで、顔も見られなかったのだけれど、かなりの腕で、こちらも結構傷を受けたけれど、向こうも傷を負っていたはずです。
レオン・草薙:なるほど。
RL:で、レオンはBH本部に帰還するわけですが、上層部では、突然起きた火災について不審に思っており、そのことを調査することを決定しました。
レオン・草薙:「やれやれ……まったく、酷い目に会った」 と、オペレーターの葵ちゃんにグチる(笑)。「……オレの悪い予感は、当たるんだ」(ぼそ)
RL/BH隊長:「ついてはレオン君。どんな些細なことでもいい。気づいたことから調べてくれたまえ」
レオン・草薙:(数瞬、沈黙してから)「……了解しました」(敬礼)
リボン:隊長は細野さん?
レオン・草薙:今は誰かなぁ(笑)
RL:よくわからないの、目立たないから(笑)
リボン:…今の人が目立たないんじゃなくて、前任者のアクが強すぎたんだな(笑)

 

シーン2/オープニングフェイズ2 リボン

RL:では、次の人。リボンちゃんです。
リボン:はい。
RL:“組織”の連絡員が接触してきました。
リボン:「珍しいこともあるものね、あなた達はもう私を飼い殺しにするつもりだと思っていたのだけれど」
RL/連絡員:「使えるうちは使う、ということだ」と言って、一枚のデータクリスタルをリボンに渡す。
RL/連絡員:「全てはその中に入っている。閲覧後は確実に処分しろ」
RL:それだけ言って彼は去っていく。
リボン:「自動的に消滅するようなしゃれっ気はないのね」
RL:さすがにデータクリスタルに発火装置を組み込んだりはできんでしょう(笑)
リボン:…データクリスタル読めるトロンがない(泣笑)
RL:な、なにゅ〜!? ポケットロンすらないんだっけ!?
レオン・草薙:ポケットロンも無かったっけ?
リボン:確認したら、ないや。ちょい待って、〈売買〉してみる。…よかった、外界以下だ。せっかくだから俺はこの赤い扉を…もとい、ポケットロン買っときます。
レオン・草薙:よかったねえ(笑)。
RL:では、赤いポケットロンを手に入れた、と(笑)。
リボン:ごく一部しか赤くないんだ(笑)
RL:データクリスタルの中には、いくつかの画像ファイルと、テキストファイルが一つだけ。指令の内容は、“組織”の構成員の一人が不穏な動きをしている。裏切りを働くようなら消せ、ってところ。対象は“紅”というハンドルネームを持つカゲ。ちなみに女性ね。
リボン:「…完全に人選ミスって気がするけど…試す気かしら? まあ、いいわ。どうせヒマだし」(注・リボンの「組織」に対する忠誠心はかなり低いです)
RL:でも、積極的に反抗する理由もない、ってところですよね?
リボン:そゆこと。
RL:で、“紅”の情報については、リサーチに入ってから、ということで。
リボン:はい。それじゃあ学校でも行こうかな(笑)

 

シーン3/オープニングフェイズ3 南方 誠司

RL:お待たせ、南方さんです。場所は、「居酒屋沢木」。現在お仕事中。
南方:つまり店の隅で立っていると(用心棒です)。
RL:で、現在の「居酒屋沢木」の状況について、他の人にも説明をしましょう。「居酒屋沢木」というのは、南方の先輩に当たる人物が主人をやっています。
レオン・草薙:ふむふむ。
RL:南方より先に企業を辞めて、この店を開いたわけですね。南方は、昔のコネで雇ってもらっているわけです。
リボン:で、何かあったら、「センセイ、お願いします」と(笑)
南方:「どぉーれ」ってそうなんかい(笑)
RL:その先輩の名前は 沢木昭吾といいまして、この店を始めたのは5年前。そのころに、事故で奥さんを亡くしているということです。あと、娘が一人いまして。
レオン・草薙:娘、美人だな(笑)。
RL:このあたりで、何か期待している人がいると思うけど(笑)。沢木由真ちゃん。小学校五年生です(笑)。
リボン:…小学五年生…11歳ねえ…。
南方:やはりリボンの同級生なんだろうか?
レオン・草薙:同級生っぽいよな、11歳って。
南方:きっと将来の美人ですね。
リボン:で、南方に懐いてたりするの?(笑)
RL:ああ、南方にはそれなりに親しく声をかけてくれますよん、由真ちゃんは。
リボン:ニヤリ。
RL:それとですね、この店の雇い人が一人います。小さな店なので、その程度で充分かな。その人は雪菜さんと言いまして。年齢的には20代後半くらい。
リボン:ニヤリニヤリ。
レオン・草薙:お手伝いさんは20代後半……(笑)
南方:なにも言うまい(笑)
RL:実は身元がはっきりしていない。南方もよく知らないのですが、どうやら記憶喪失で倒れていたのを昭吾さんが拾ったらしい。一年ほど前に。
リボン:記憶喪失…ニヤリニヤリニヤリ。
レオン・草薙:「手伝」がいつ「母」になるか賭けんか?(笑)
リボン:うふふふふ(邪笑)
南方:ああ、悪人ばっかりだ(泣)
RL:そんな気配はあります(笑)。意外と早いかも知れないな、と南方さんは思ってます。でも、由真ちゃんはそれをあまりよく思ってないらしい。
レオン・草薙:そうだったのか(笑)
RL:父親を取られてしまうとか考えているのでしょうな。子供の嫉妬というか。
リボン:あらあらまあまあ。
南方:パパはママが嫌いなったのよ、ってか。
レオン・草薙:可愛いお子様だ(笑)。
リボン:で、南方がその相談に乗ってたりするわけだな。
RL:さて、そんな「居酒屋沢木」ですが。今日はどうも不穏な気配がしております。
リボン:センセイお願いします(笑)
南方:どぉーれ、ってこのネタ二回目(笑)
RL:奥の方で、いかにも「その道」の人たちが集まっていたのだけど、何か険悪な雰囲気になってきている。
南方:「・・・」さりげなく注意しておこう。
RL:現在位置は、昭吾さんが店の奥で料理、雪菜さんがおっかなびっくりとその人たちにお給仕。由真ちゃんは店の二階にある自室、ってところですか。
南方:うーん、奥の人間を観察できますか?
RL:まあ、南方から見れば、雑魚ですね。虎の威をかるなんとやら。それでも普通の人にとっては恐怖の対象でしょうが。
 それで、何か仲間内で喧嘩を始めそうな雰囲気。怒鳴ったりしている。手が出るのも時間の問題だろうと南方が注意して見ていると、とうとう一人が手を出した。一人がぶん殴られて、テーブルとか椅子とかを巻き込んで倒れる。
 で、乱闘が始まってしまうのですが……どうします?
南方:止めます、喧嘩。
リボン:センセイお願いします(笑)
南方:「お客さん、喧嘩なら外でお願いしますよ」と言って割って入る。連中はどこの関係者かわかりますか?
RL:「うるせぇ、てめえも殴られてえのか」と、言葉と一緒に拳が飛んできますな。その辺の何とか組の雑魚でしょう。
南方:殴らせてから腕をねじり上げて、外に放り出す。
レオン・草薙:実に雑魚だ(笑)
RL:それでもそれなりに人数がいるので、結構店の中はぐちゃぐちゃですね。で、そいつらを叩きのめしていって、最後の一人を殴り倒したところで、店の隅に非難していた雪菜さんが悲鳴を上げる。
南方:何事!?
RL:見ると、雪菜さんがへたり込んでいて、そのすぐ側の壁に包丁がぶっすり。
リボン:いけませんなあ。今死んでても不思議はありませんでしたなあ。
RL:その飛んできたであろう方向を見ると……店から住居へ繋がる入り口があって、そこで由真ちゃんが真っ青になって震えていた……
レオン・草薙:あれ? ということは……。
南方:えーと、昭吾さんはどうしたんでしょう(汗)
RL:昭吾さんは店の奥からようやくやってきたところ。「何があったんだ」とか言っている。
リボン:大雑把に言って、修羅場です(笑)
RL:というところで、何があったか調べたりするのはリサーチに入るので、オープニングは切ります。
南方:了解。

 

シーン4/リサーチフェイズ1

RL:場所はブラックハウンド基地。
レオン・草薙:本部からか(笑)
RL:はい、本部です。先程、謎の火災の原因および(いれば)犯人を突き止めろ、という命令を受けました。
レオン・草薙:しかし手がかりがほとんど無いな。1年前の事件の記録でも洗ってみるか。コネがあるんで、ゼロと葵ちゃんに協力をあおぐ(笑)。
RL:達成値どうぞ。
レオン・草薙:まず、葵ちゃんからね。達成値20〜☆ ゼロ師匠は……あ、失敗(笑)。
RL:ゼロは何も知らなかった、と(笑)。
レオン・草薙:まぁ、あの人も現場ひとすじだからなぁ(笑)。
RL/葵:「一年前の事件、ですか。そういえば、今回の事件との共通点はあります」
レオン・草薙:「……洗い出せるか?」
RL/葵:「テロを起こした者たち、表向きにはつながりはないのですが、裏では“静謐派”がかかわっていると見られています」
レオン・草薙:「真教過激派、か……」(頷く)
RL/葵:「私個人の意見ですが……裏のその組織が、失敗した手先を始末した、という可能性が高いのではないかと」
レオン・草薙:「なるほど、そう考えれば筋は通る、な」
RL/葵:「あのビルの中で、テロリスト以外の誰かを見かけた、とかはありませんでしたか?」
レオン・草薙:「ああ……。小学生くらいの子供が居た。救助しようと思ったが、姿が“消え”たんだ」
RL/葵:「任務完了の連絡後、ですよね……」
レオン・草薙:「そうだ」
RL/葵:「その連絡以降、我々はそのビルから出たものを、レオンさん以外確認していません」
レオン・草薙:「だが、遺体はテロリストの分しか出なかったはずだ」
RL/葵:「また、見つかった焼死体等にも、子供はいませんでした」
レオン・草薙:「……捜査は現場から、とは良く言ったものだな。もう一度、あのビルを当たってみるか……」
RL/葵:「あるかどうかわかりませんが……、子供でそのようなことが可能な人物を検索してみましょうか?」
レオン・草薙:「ああ。頼む」
RL/葵:「……一人、いますね。プロファイルをレオンさんのポケットロンに転送しておきます」
レオン・草薙:(確認)「リボン。新生帝都大学附属小学校の5年生……か。厄介な5年生が居たものだな」(苦笑)じゃ、リボンに接触しにいきます(笑)

 

シーン5/リサーチフェイズ2

RL:どこでターゲットの情報を見ますか?
リボン:自室でポケットロンにアルミホイル巻いて見るけど(笑)
RL:“紅”。女性。年齢29。リボンの死後、組織でトップクラスの暗殺者として活動。
南方:アルミホイルは盗聴?対策ですか?
リボン:まあ、念には念を入れてってことで。
RL:一年前、組織を通さないある依頼で失敗。木更津湖上で爆死。
リボン:ふむふむ。
レオン・草薙:なるほどねえ(邪笑)
RL:「再生処理」を行うも、失敗。
リボン:読めてきた(邪笑)
RL:現在10歳前後の子供(笑)。ただし、記憶の再生は成功。技術の再生はある程度は成功した模様。で、不穏な動きをしているというのは、その子供の方ね。
リボン:「まあ、赤ん坊にされてないだけ、組織もマジメに再生する気あったってことなんだろうけど。…私より優秀だったのか、組織にとって私より扱いやすかったのか。どっちでもいいけどね」
RL:リボンのように、見捨てられる、とまでは行ってなかった。画像ファイルは、その子供のほうだね。
リボン:見覚えはある?
RL:ない。少なくとも、同級生とかではない。
リボン:ふぅん?
RL:で、捜査方針としては?
リボン:まあ、私と違って「いいコ」みたいだし? 「悪いコ」の私でさえカバー用意してもらえてるんだから、組織が何かカバーしてるだろうし。だったら逆に、「組織」から辿れば、ある程度のことはわかるかな。
 …ってなわけで、組織関係者のコネで“紅”の居所について調べましょうか。よろしいか?
RL:いいですよん。
リボン:では、〈コネ:Dr.ルートヴィヒ〉で、クリティカル(笑)
RL:わお(笑)。
リボン:「Dr.、また、手間をかけるけど…」
RL/ルートヴィヒ:「どうやら貴女と同じように偽装の両親や家をあてがわれたようです。しかし、現在その家には帰っていないようですね」
リボン:「学校とかは?」
RL:アサクサにある「アサクサ第一小学校」(笑)。
RL:何かしら理由があって、ランクの高い身分を用意できなかったらしい。学校には、たまに顔を出している、ようだ。
南方:(由真の学校が気になる)
レオン・草薙:(そりゃあ、あれでしょう)
RL:(同じとこですよー)
リボン:あとは、偽装の家と両親のアドレスだけ教えておいて。
RL:わかっていいですよ。
リボン:「ありがとう。またなにかわかったらお願いね」とDr.に。
RL:さて、そこでレオンが訪ねてくるのだが。
レオン・草薙:「失礼。特務警察ブラック・ハウンドの者ですが、お嬢さんはご在宅でしょうか?」(暗に、とっとと鍵を開けろ、と言っている(笑))
リボン:インターホンに向かって「はい?」with演神カード“生意気な少女”(笑)「知らないおじちゃんが来てもドア開けちゃダメよってママに言われてるの」(笑)
レオン・草薙:「捜査上、お嬢さんに訪ねたいことがありまして……」とか言いつつ、玄関のセキュリティを解除(笑)。
リボン:(話のわからない人…)
レオン・草薙:銃で壊さなかっただけ、紳士だと思って欲しいな(笑)。「警察には協力しましょう、と学校で習いませんでしたか?」(にっこり)
リボン:「がちゃがちゃ」の時点で行動していい?
RL:行動は可ですよ。
リボン:〈隠密〉+〈陽炎化〉、達成値19。
RL:じゃあ、レオンがドアを開けるとだれもいない、と。
レオン・草薙:じゃあ、つかつかと室内に入って、「ふむ……。どうやらプロファイル通りの人物のようだな」と呟く。「しかし、困ったな。ブラック・ハウンドへの捜査協力拒否、か……」
リボン:さて、じゃあいきなりレオンの背後に立って、「いきなり鍵を開けるにしては迂闊ね。どうせ、私のプロファイルを見てきたんでしょうに」
レオン・草薙:「まず、親御さんに事情を聞くことに……して欲しいか?」
リボン:『ちっちっちっ、カゲとしちゃあ二番目だ』とか言いたいなあ(笑)
南方:古い! 古すぎます!!(笑)
レオン・草薙:「オレが本気を出せば、今ごろお前は死体になっている。お前が本気を出していれば、そもそもここに最初から居ないはずだ。違うか?」(苦笑)
リボン:「違わないわね。まあ、この世界で生きていればたまにはハッタリも大切だってこと。わかるでしょ?」(にっこり)
レオン・草薙:「良い判断だ。ついでに、オレの捜査に協力してくれる程度の賢明さを期待したいな」というわけで、リボンに事情を説明しましょう。あ、RL、リボンがあの事件のビルの小学生で無いことは、見れば分かりますよね?
RL:ああ、あのときのビルの人物は、炎の向こうでほとんど見えなかった。
レオン・草薙:あらら^^;
RL:確実に違う、とは断言は難しいかな。
レオン・草薙:「……と、言うわけだ。身に覚えはあるか?」
リボン:「もし私がそこにいて、BHと会っていたのなら、さっき『本気』になってた、とは思わない?」
レオン・草薙:「一理ある。だが、確かな証拠は無いな。身の潔白を主張したいなら、オレに協力しろ。その程度のプライドはあるんだろう? カゲとして」
リボン:「別に声高に身の潔白を主張するつもりはないけれど…私をその人に仕立て上げて納得いくの? その程度のプライドはあるんでしょう? イヌとして」
レオン・草薙:「オレは任務が完遂できればそれで良い」
リボン:「そう。ふふふ…、キミみたいな人、嫌いじゃないわよ。じゃあ、私を連れて行く?」
レオン・草薙:「ああ。無論、親御さんには上手く説明しておくから、心配するな」(苦笑)
RL:では、二人はチームを組む、ということでよろしいでしょうか。
レオン・草薙:OKです。
リボン:はい。

 

シーン6/リサーチフェイズ3

RL:場所は「居酒屋沢木」、状況はオープニング直後です。
リボン:じゃあ修羅場なのね。いろんな意味で(笑)
レオン・草薙:(笑)
RL:まあ、確かに修羅場ではありますが(笑)。
 さて、南方さん。昭吾さんが「何があったんだ」と聞いてくるけど。
南方:何があったのか判定出来ますか、GM
RL:ちなみに、雪菜さんは茫然自失、由真ちゃんは真っ青になって震えてる、と。
南方:雪菜と由真になにがあったのか聞きます。「なにがあったんだ。この包丁は?」
RL/雪菜:「わかりません。私はその、争いの方を見ていたら、突然飛んできて……」
RL:由真ちゃんは、「違う、私が投げたんじゃないもん、いきなり飛んでったんだよ」と言ってますが、自分でも信じてもらえないだろうな、と思ってるようですな。
南方:「いきなり飛んでいった?もう少し詳しく教えてくれないか」と由真に聞く。
RL:はっきり言ってパニックしてます。まともな説明は難しいでしょうね。
リボン:普通、11歳のコドモは修羅場に巻き込まれて冷静でなんていられないわよね。…普通はね(笑)
南方:包丁を調べてみよう。無駄とは思うが。
RL:ごく普通の包丁です。この店で使われているものですね。
 あと、包丁を見に行った時に気がついたんですけど、防犯カメラありますよ、この店は。角度的に由真ちゃんが写っているか否かは微妙ですが。
南方:とりあえず防犯カメラをチェックしよう。内容は?
RL:防犯カメラの角度的に、由真ちゃんは画面の隅でしか写っていないのですが、少なくとも何か投げたりするような動作はしていません。
リボン:何だつまらん(邪笑)
南方:ほら、真由ちゃんは普通の11歳だから(笑)
RL:それより、包丁の刺さり具合から言って子供が投げたとは思えない。リボンなら可能かもしれんが。
リボン:壁に向かって〈ファインド・ウィークネス〉?(笑)
南方:つまり包丁を扱ったのはプロの可能性が高い、ということでしょうか?
レオン・草薙:誰かが「透過斬り」でも使ったんじゃないか?(笑)
RL:そうですね。さもなければ、由真ちゃんは噂に聞くバサラだったとか言う可能性もなくもない、かな〜?(笑)
 まあ、普通はそんなこと考えない(笑)
南方:バサラ・・・ね(嘆息)
リボン:「オレ様の念力だ!」(笑)
RL:ちなみに、昭吾さんもなくなった奥さんも不思議な力を持っていたとか言う話は聞いたことないですよん。
南方:包丁そのものは、防犯カメラに写っていますか?
RL:うむ。まっすぐ雪菜さんに向かって飛んでいくのだけど……うーん、これは〈知覚〉、〈回避〉でもいいかな? 判定してくださいな。
南方:失敗。カードがない。
RL:では、雪菜さんは偶然当たらずにすんだ、としかわからない。
南方:今日、常連以外の客はいましたか?叩きだした雑魚以外で
RL:いなかったですね。というか、雑魚以外は喧嘩が始まりそうな時点でみんな出て行ってしまってます。
RL:と、悩んでいると、昭吾さんが話しかけてきますが。
RL/昭吾:「真相はわからないが、どうやら雪菜さんが狙われたのは間違いないようだ」
南方:それって小声ですか?
RL:それはそうだな。耳打ちって感じで。
RL/昭吾:「店のほうは何とかなるから、しばらく着いていてやってくれないか?」
南方:「ま、それはかまいませんけど・・・」
リボン:まだ営業は続けるのかな?
RL:いや、もう店じまいですね。これは。
南方:店じまいでOKです。というか客が入らんだろ(笑)
RL:じゃあ、シーンを終わりにしていいですかね?
RL:舞台裏判定どうぞ。
レオン・草薙:〈社会:ストリート〉+<聞き込み>で、アサクサ付近をうろついて小学生の関係する事件情報をゲットしたい(笑)。
RL:えーと、アサクサでは……だれそれがいじめにあって自殺したとか、だれそれが下級生から恐喝してたとか、そーゆー事件ならいろいろ出てきますが。
レオン・草薙:居酒屋沢木の事件は引っかからない?
RL:レオンさんが求めているような情報は……未確認情報で、殺人事件の現場から立ち去る少女を見た、という目撃情報がありますなぁ。
レオン・草薙:何かミスリードくさいが、そっちに行くか(笑)。了解。舞台裏はOKです。
RL:さっきの事件がうわさで広まるのにはもう少し時間がかかる(笑)。目撃者、他言しないだろうし。
リボン:沢木とユカイな仲間達以外にとっては、酔っ払いがたたき出されたに過ぎないしね。
RL:リボンは舞台裏判定します?
リボン:私は別にいいです。
RL:では、次のシーン。

 

シーン7/リサーチフェイズ4

リボン:「さてと、で、貴方はこれからどこに行こうか、あてはあるの?」とレオンに。アサクサ第一小の話は、キャラとしてはまだしてないよね。
RL:してないですね。
レオン・草薙:してないので動きようが無い(笑)。「いや、特には無い」(あっさり)
リボン:「じゃあとりあえずついてきて。私の同類に心当たりはなくもないから」
レオン・草薙:「了解した」
RL:では小学校ですか。時間はどのくらいで行きますか? 多分翌日になっていると思いますが。
リボン:由真ってここの児童でしょ? だったら…翌日の放課後、下校時間直後。そろそろ子供達が帰り始めるかな、という頃。
レオン・草薙:ふむ。小学校か……。ブラックハウンドの姿で警戒されてもつまらんしな。ありがちだが、清掃員にでも化けるか。
リボン:「私のパパでどう? ふふふ」
レオン・草薙:「……せめて従兄弟にしてくれ」
 じゃ、リボンの親戚面して行くことにしよう。清掃員よりはマシだろう。
RL:では二人で校門のあたりで張っている、と?
リボン:…お兄ちゃんじゃダメなのかなあ(笑)
レオン・草薙:それでも構わないけど(笑)
リボン:まあ従兄でも実兄でも義兄でも(笑)いいや、呼称は「お兄ちゃん」(笑)
RL:ぞろぞろと小学生が帰っていきますねぇ。一応〈知覚〉をどーぞ。
レオン・草薙:えーと、知覚は15。
リボン:私も。
RL:二人とも15か……では、帰っているのはごく普通の小学生しかいないように思える。 と、そこに一人の女性がやってくる。迎えに来た保護者という感じ。
レオン・草薙:「……?」
RL:南方、雪菜さんなので、一緒にいたければ登場判定するよろし。
リボン:ニヤリ。
南方:登場判定は〈社会:N◎VA〉で15。
RL:では、その女性の側にごつい男もいる(笑)
リボン:ごついんだ(笑)
RL:いや、しらんけど(笑)。ボディガードだし。
南方:ま、やせっぽちではないでしょう
レオン・草薙:「また、妙な取り合わせだな」(苦笑)
リボン:「警察官と小学生、って組み合わせも人のこと言えないと思うけど」
RL:で、二人が校門のところにやってくると、ちょうど由真ちゃんが学校から出てくる。
リボン:その「由真ちゃん」に見覚えは?
RL:ないですよん。
レオン・草薙:ふーむ。ちょっと怪しいな(笑) 再度<知覚>しても良い?
RL:何を知覚するんでしょうか?
レオン・草薙:カゲな小学生かどうか。
RL:スタイルを知りたければ、〈スタイル感知〉してください。ちなみに、ペルソナは「エキストラ」。
レオン・草薙:あ、じゃあ普通の格好してるかな。
RL:ごく普通の小学生に見えます。
南方:私は校門のところの二人に気が付くんでしょうか、RL
RL:うーん、何でこんなとこに立ってるんだ? くらいは思うかな。
南方:イヌとカゲって認識していいんでしょうか?
レオン・草薙:オレはイヌだよ。ブラックハウンドだよ(笑)。
RL:スタイルを知りたければ、〈スタイル感知〉ですってば。
南方:了解。ペルソナって偽装が簡単なのね。
RL:ペルソナは〈隠密〉とかで変装するとかすれば隠せるかな。
リボン:じゃなきゃカゲがペルソナのあたしゃいったいどうすれば(笑)
レオン・草薙:つぅことは、今はリボンの「従兄弟のお兄さん」な変装をしているから……エキストラだな(笑)
リボン:さてと、で、今、私と一番距離的に近いところにいるコドモって、由真ちゃん?
RL:由真ちゃんとの間に、別の小学生が何人かいますね。で、由真ちゃんは雪菜さんに気づくと、ちょっと躊躇するのだけど、近寄ってく。
RL:そこで、皆さん〈知覚〉してくださいな。
レオン・草薙:19だ!
南方:9。
リボン:19ね。
南方:みんな札周りがいいなあ
レオン・草薙:いや、いまので手札ボロボロ(笑)
リボン:私にはまだ若干の余力があるな(笑)
RL:えーと、9の人は何もわかりません。
南方:ぐっすし。
RL:19だと……二人は由真ちゃんのほうを見てたんですよね?
レオン・草薙:うん。
リボン:私は南方達の方。
RL:じゃあ、視界の端で生徒の一人がふっと消えた、ような気がした。そっちのほうを見てなかったので、どんな生徒だったかまではわからない。
レオン・草薙:「ブレイブ・ハート」を巻き戻して、視界から消えた気のする小学生をチェックしておく。男の子か女の子か、くらいは分かるだろう(笑)。
RL:少なくともはっきりと写ってはいないでしょうね。
 で、由真ちゃんが雪菜さんの前までやってきたところで…、
南方:ふっ、なにも分かってない人間は、「由真、帰ろう」と声をかけていよう(笑)
RL:雪菜さんが突然「危ない!」と叫んで由真ちゃんを突き飛ばす。次の瞬間、その突き飛ばした腕に傷が走って盛大に血が噴出す。
レオン・草薙:「?!」
リボン:〈知覚〉してやがったよ、この女(笑) 隣のカブトより有能だよ(笑)
レオン・草薙:母の愛だな(笑)
RL:で、由真ちゃんは突き飛ばされたところで、血が噴出したのを見て呆然としている。雪菜さんは傷を押さえてうずくまる。
南方:駆け寄りながら状況把握でしょうか
レオン・草薙:武器は何かな? 銃? 包丁? 元力?
リボン:包丁って…(笑)
RL:で、雪菜さんの側に突然小学生が現れた。「ちっ」舌打ちすると、逃げてきます。武器はナイフですね。捨てていきます。
南方:その小学生、追いかけられますか?
リボン:追跡はレオンの方が得意かな。目配せしよう。
レオン・草薙:うむ。追跡開始。
南方:では私も追いかけましょう。
リボン:私はといえば、その倒れた雪菜さんに向かって、「どうしたの!? ねえ、大丈夫!?」と駆け寄る。with演神カード「元気な少女」(笑)
RL:えーと、まずリボンから。
RL/雪菜:「は、はい、大丈夫……です」
RL:しかし、かなり失血しているので顔面蒼白。由真ちゃんが泣きながらすがり付いている。
リボン:じゃあ、口ではそんなことを言いつつ、目は冷静に傷口の判定を。特に、カゲの特技が使われた形跡を見たいんだけど…
RL:〈影化〉で隠れたところから〈完全奇襲〉ですね。雪菜さんがかばったので不完全だったのでしょうが。
リボン:まさかこの女〈カヴァリング〉使えるんじゃ…(笑)ま、ともあれ、傷口を圧迫して止血、くらいの応急処置知識はあってもいいよね?
RL:応急手当は大丈夫です。救急車もすぐ来るでしょう。もういっちょ〈知覚〉をどうぞ。
リボン:さすがに手札がキツくなってきたな…。14。(次のカードを引いて)うああ手札がフラッシュにーッ!!?(笑)なんか「殺ル気マンマンだぜーッ!」て具合になってるーッ!?
RL:クローバーだったら大笑い(笑)。ともかく、やってきた救急車に雪菜さんが運び込まれるときに、小さくつぶやいたのが聞こえた。
リボン:ん?
RL/雪菜:「やっぱり、逃げられはしないのね……」
リボン:「・・・・・・」
 あ、それと、由真ちゃんどうしてる?
RL:雪菜さんに着いていってるよ。一応、身内……予定だし。
リボン:他に誰かオトナは?
RL:救急隊員の人はいるし、対応に出てきている先生もいるかね。おそらく、昭吾さんに連絡は行っているだろうけど、リボンには知る由もナシ。
リボン:じゃあ、「大丈夫?」とかいいながら、どさくさで由真ちゃんに着いてく(笑)
RL:果たして救急車に乗せてもらえるんだろうか……? 〈陽炎化〉とか〈隠密〉とか使って欲しいな。
リボン:〈隠密〉にしとく。これで16。これで大丈夫かな?(次のカードを引いて)あ、手札ちょっと復帰(笑)
RL:では、ごく普通のひとである救急隊員も由真ちゃんも気づかなかった。雪菜さんは、リボンが隠れようとした時に、ちらっと目線を向けていたけど。
RL:追跡組に移ってよろしい?
リボン:ふむ。じゃ、いったんレオンとのチームは解消かな?
RL:ですね。
レオン・草薙:問題ない。
リボン:では解消宣言ということで。追跡組の方よろしく。
RL:では、追跡組。追いかけるのに、基本は〈アスレチック〉なんだけど……〈隠密〉+〈追跡〉は……はるかに遅れて着いていく、という感じで。成功すればだけど。
レオン・草薙:やらないよりマシ。〈隠密〉+〈追跡〉で12(笑)。〈アスレチック〉は無い(笑)
南方:では〈アスレチック〉で判定…でいいんですよね。21。
リボン:あははー(笑)
RL:なぬぅ、エースがきたか(笑)。
南方:ははは、エースがなければ残っていたよ(笑)
RL:こっちの判定は……クローバのK。
レオン・草薙:駄目だ。撒かれた(笑)。
リボン:わからんぞ。感情1かも(笑)
RL:レオンは振り切るのだけど、南方には捕まるな。南方は追いつけそうになりますが?
南方:どんなやつでしょう、とりあえず。
RL:ぱっと見は小学生の女の子。服装もごく普通。だけど、逃げ方がプロですな。路地の利用の仕方とかそーゆーのが。
南方:「いろいろ話をきかせてもらう」といって〈メレー〉+〈アスレチック〉で捕まえたいんですが、可能ですか?
RL:どうぞ。達成値出してくださいな。
南方:19。
RL:うみゅ〜、つらい(笑)
南方:さあ、神業をつかいたまえ(笑)
RL:〈アスレチック〉+〈猿飛〉で19だ。防御側有利でよけた。ついでにビルの壁を登ってってやろう。
レオン・草薙:まさに猿!(笑)
リボン:ハデなヤツ(笑)。「ニンジャ」だな(笑)。隠密系組んでないし(笑)
南方:RL、サイバーレッグで有利になんない?
RL:IDA-10は、別に〈アスレチック〉に有利とかつかないから、今回はあきらめてください。
南方:あ、了解しました。
RL:で、謎の小学生はビルの窓から中に消える時に、南方をちらりと見下ろして、「あの女に伝えて……自分は許しはしないのだ、と」と言って去る。
RL:そこに、レオンが追いついてくる。
南方:レオンがキャストクラスと分かっていいんでしょうか?
RL:特に隠密を使っているわけではないから、それなりに実力者っぽくはある、というのがわかるくらいかな?
レオン・草薙:「……どうやら、犯人には逃げられてしまったか」 と、南方にでもなく呟く。
南方:「この件については私よりも詳しいようですね」
レオン・草薙:「ああ、失礼。オレはブラック・ハウンドのレオン・草薙。貴方は見たところ、フリーのボディガードか何かかな?」と、警察手帳を見せよう。
南方:「厳密に言うとフリーではありませんが。南方誠司、カブトです」
リボン:腰が低いなあ。クグツ時代の性癖かな。
レオン・草薙:「なるほど。では捜査にご協力を願いたい。オレはいま、とある事件現場に居た“小学生くらいのカゲ”を追っている」
南方:「なるほど、小学生くらいのカゲ、ですか」
レオン・草薙:「とりあえず、掴んだ尻尾の1人目は大外れでね。もう1人が、今の事件の犯人と思しき子、というわけだ」
南方:「…依頼人に迷惑が及ばない限りは、捜査に協力しますよ」
レオン・草薙:「あの奥さんかな?」(苦笑)
リボン:奥さん(笑)
RL:はたから見ればそう見えるか(笑)
南方:「申し訳ありませんが、依頼人の名は明かせません」
レオン・草薙:「ふむ……? ともあれ、手がかりに乏しいのが現状でね。事情聴取がてら、奥さんのお見舞いに行こうじゃないか。ついでに、今の子についても見た限りで教えて欲しい」
南方:「では道中でお話を伺いましょう」といってロボタクを呼ぼう。

 

シーン8/リサーチフェイズ5

RL:場所は病院ですね。雪菜さんは、医師の手当てを受けて、安静にしているように、と言われる。
かろうじて、入院しなくてすむようですね。で、リボンはどうします? 誰にも気づかれずに病院にやってきましたが。
リボン:由真ちゃんどうしてる?
RL:心配そうに付き添ってる。
リボン:由真ちゃんは、さっきの私の「どうしたのねえ大丈夫」のとき、私の顔見てるよね?
RL:見てるでしょうね。〈無面目〉使ってないですし。
リボン:それじゃあ、いかにも「自分でかけつけてきました」って風で、由真ちゃんの所に行く。「はぁ…はぁ…ねえ、さっきのひと…大丈夫だった…心配で…来ちゃった…」とか言いながら。
RL/由真:「うん……大丈夫みたい」
RL:と言うけど、あなた誰という目で見てきますが。
リボン:「よかった…あ、いきなりごめんね。初めまして、私、リボン。友達に会いに来たんだけど…いきなり、あんなコトになって、おどろいて…心配に…なっちゃったから…」まあ、みんなが到着するまでの時間稼ぎってことでね(笑)
RL/雪菜:「わざわざ、ごめんなさい。でも大丈夫ですから」
リボン:ときに、私、雪菜さんに見覚えは?
RL:えーと、〈知覚〉。
リボン:19。(カードを引いて)…またフラッシュにーッ!?
RL:ぎゃーす(笑)。直接見た覚えはないけれど、ついこの間みた“紅”が成長したらこんなかんじかなー、っと。〈無面目〉してたのに破られちまったい(笑)。
リボン:“紅”も、死んで再生、のクチだよね? 死ぬ前の姿って知らないのかな?
RL:リボンは組織からホされてたので知らない。たぶん。
リボン:じゃ、カゲだってことはわかるの?
RL:わかったよ。
リボン:りょーかい。
レオン・草薙:(確か、雪菜さんは記憶喪失のお手伝いさん、という設定だったよな……ふむふむ)
RL:そのあたりでレオンと南方がやってくる。
リボン:念のため確認するけど、私、南方の顔覚えてるよね(笑)
RL:まあ、覚えてていいでしょう。
レオン・草薙:オレも同行してるって(笑)。
リボン:じゃあね、レオンには目配せしておいて…、
レオン・草薙:ふむ。バラさないように気をつけようか(笑)<リボンの正体
リボン:南方をキッとにらんで、「ばかーっ! どこ行ってたのよ、襲われた人放っておいて!」親身な風を演出してみました(笑)
南方:「・・・申し訳ない。由真、この娘は?」リボンは由真の知り合いと思うだろう、普通。
リボン:ただかってに首突っ込んできた知らないコだが(笑)
RL/由真:「え、と……リボンさん。雪菜さんが怪我したのを見て、心配して来てくれたの。
 さっきはじめて会ったんだけど」
レオン・草薙:「あー、コホン。失礼。ブラック・ハウンドのレオン・草薙です」
RL/雪菜:「ブラックハウンドの方ですか」
レオン・草薙:「先ほど、雪菜さん……ですか。貴女を襲った者については、当局から確保するよう命令が出ています。……捜査に、ご協力頂ければ幸いです」というわけで、人相風体、あるいは襲われる心当たりなどを聞いてみよう。
リボン:こうなったら後はレオンにお任せだね。私は南方をじーっと見ていよう。
RL:心当たりはないそうだ。人相風体は、いきなりだったので覚えていない、と。
リボン:その答えを聞いて、ちらっと雪菜を見る。
レオン・草薙:「ふむ。犯人はお子さん……じゃない、由真さんを狙ったようにも見えましたが?」
リボン:由真の名前聞いたっけ…?
レオン・草薙:(あ、いちおう一般的な家族事情は南方から聞いてるってことで^^;)
南方:私が前に呼んでいる。
RL:由真のほうも心当たりはないということだ。…教われる心当たりのある小学生ってのもいやだが。
レオン・草薙:ま、そうだろうさ(笑)。
リボン:ははははは(乾いた笑い)
レオン・草薙:えーと、南方は犯人の顔は見てるのかな?
南方:見てるんですか、RL
RL:〈知覚〉で判定して。
南方:8。今はこれが精一杯。
RL:では、見たはずなのにぜんぜん印象に残っていない。つまり、わからない。
リボン:なるほど。
南方:「影になっていて見えなかった」と説明しておこう(笑)
レオン・草薙:(あと、何か台詞を言ってたよな。「私は、許しはしない……」だっけか。南方から聞いてても良い?)
南方:台詞は由真とリボン(部外者という意味で)の前では言いたくないなあ。
レオン・草薙:いや、南方から聞いてればオレが言う(笑)
リボン:雪菜さんが聞くのもそれはそれで…(笑)
南方:では言っていないということで。
レオン・草薙:なにー(笑)。では、手札が尽きました。尋問終わり(笑)。
RL/雪菜:「あの、そろそろよろしいでしょうか。医師にも安静にしているよう言われていますので」
リボン:「あ…ごめんなさい、いきなり押しかけちゃって…それじゃ…」と、雪菜をやり過ごす。で、私の横を通り過ぎたとき、何か、“組織”のものだけ通じる符丁みたいの、雪菜にだけ聞こえるようにぼそっとつぶやいてみよう。反応は?
RL:えーと、雪菜はちょっと足を止めて、足早にそこから立ち去る。
リボン:内容的には、チームを組んで「仕事」に当たる際の、情報交換を求めるもの、ってことにしておきたいんだけど…いい?
RL:了解です。
レオン・草薙:「……安静に、という割には元気そうじゃないか」(肩を竦めて)
リボン:あとは…「…今度は、ちゃんと守ってあげて。ついていてあげてね」と、南方に言おう。
南方:「ありがとう」とリボンに
リボン:「傷ついたときは、誰でも心細いのだから」と、少しだけタダモノではなさげな雰囲気を漂わせつつ。
南方:「君は・・・いや、なんでもない」とリボンに返す。

 

シーン9/リサーチフェイズ6

RL:さて、リボンさん。病院から出てからどうしますか?
リボン:えーと、前のシーンの最後で、雪菜に情報提供を求める符号を送ったので…待ち合わせ場所を「砦」にしたいな。〈売買〉判定よろしい?
RL:どーぞ。
リボン:じゃ、報酬点+1で、達成値15。「砦」1時間って高いなあ(笑)
RL:えーと、砦のセキュリティレートはぁ……
リボン:15だよ。
RL:15か。じゃあ、登場判定の〈社会:N◎VA〉でも達成値15を求む(笑)。
レオン・草薙:どうあがいても無理(笑)。
RL:南方もレオンも出れなければ、リボンが一人で待つ、ということになりますが。
リボン:…高いだけのことはあるな…。
南方:でられるのですが…今の内に宣言したほうがいいでしょうか?
リボン:雪菜がもしちゃんと来るなら、南方は彼女のコネでもいいんじゃ? コネあればだけど。
RL:南方が出ると、前回からレオンとチームを組んでいるので、一緒に出られますな。

******************************

南方:RL、登場判定は機を見て、ってことでいいでしょうか?
RL:どうぞ。
南方:助かります、RL。
RL:判定したタイミングで出せるかはわからないですが。

RL:さて、ではリボンは“砦”の中ですか?
リボン:はい、「砦」の中で待ってます。
RL:待ち合わせの時間はどうしますか? 昼か夜かだけでも。
リボン:晩御飯の支度のお母さん達がお店に出かける頃。つまり、そのくらいの年頃の人が歩いてても誰も気にしない頃。その時間はちょっと遊びすぎた小学生が帰る頃だから、私の方も怪しまれないし。
RL:了解。では、それくらいの時間に、リボンが“砦”で待っていると、雪菜さんがやってくる。
リボン:「…ここなら、ヘタなお芝居は要らないかしらね? 私も、貴女も」
RL/雪菜:「そうね……はじめまして、と言っておくべきかしら?」
リボン:「お互い、もしかしたら面識はあったのかもしれないけれど。少なくとも、私は昔のことはもうよくわからないわ」と、肩をすくめる。
RL/雪菜:「……で、目的は何? 私の粛清かしら?」
リボン:「そうね、立場をはっきりさせておきましょう。私は確かに“組織”の指令で動いてるわ。でも、もしかしたら知っているかもしれないけど、私はそんなに組織に忠実に働くつもりはないの。
 貴女の粛正の命令を、確かに受けてはいるわ。けれど、正直今は、貴女の今の境遇への興味の方が強いわね。同じく『再生』した身としては。
 貴女…どんな人生を、望んでいるの?」
RL/雪菜:「厳密に言うと……私は『再生』しているわけではないわね」
リボン:「まあ、その姿を見ればね。そうでしょう」
RL/雪菜:「増殖、とでも言うべきかしら。どちらにしろ愉快な事じゃないけど。
 どんな人生か、というのは……今の生活を続けたいわね。少なくとも、今はそう思ってる」
リボン:「贅沢な望みね。私たちには死ぬ自由もないのに。
 けれど…気持ちは、わからなくはないわ。
 それで? 貴女を襲ったのは…」後は黙ってじっと目を見つめよう。
RL/雪菜:「私、よ」
リボン:「貴女が『増殖』で、相手が『再生』ってところかしら?」
RL/雪菜:「許せないんでしょうね。同じ私だからこそ……。
 全部、説明しましょうか?」
リボン:「話によっては…少なくとも、私は貴女の敵ではなくなるかもしれないわよ」

 事の始まりは一年前。そのころ、“紅”は暗殺を続けつつも、そのような人生に疑問を持ち始めていた。
 そんな時請け負った仕事、それが木更津湖上の客船でのテロリストの始末。ついでに、証拠隠滅。

レオン・草薙:(ふむふむ、では、客船テロのときのあれは雪菜本人だったのだな)

 その仕事で、不覚にも“紅”は深手を負ってしまい、爆発に巻き込まれてしまう。ちなみに深手を負わせたのはレオン(笑)

レオン・草薙:(そうだったのか^^;)

 奇跡的に死にはせず、浜辺に打ち上げられていたところを沢木昭吾さんに拾われたわけです。
 ちなみに、記憶喪失というのは本当。そのときには、本当に記憶を失っていた。

南方:(そんな女を雇ってるんだから、昭吾さんも相当な心臓だよな)

 そのため、組織に連絡等をすることができなかった。そのため、組織のほうでは死亡したと判断されたのだろう。
 で、記憶を取り戻したのは一ヶ月ほど前。きっかけは、依頼主……“静謐派”のエージェントが接触してきたこと。
 どうやら、“静謐派”は“再生技術”を欲しいらしい。で、組織を裏切っていたかのように見えた雪菜に接触してきたと。

リボン:普通のクローン保険じゃだめだったの?
RL:“記憶複写”とある程度の“技術複写”が可能なクローン、ってのがいいんじゃないか。“狂信者”という名の爆弾を量産できるんだから。
レオン・草薙:やだナァ^^;

 雪菜はもう組織にかかわりたくないから、と断ったら、その場はそれで引いてくれた。

レオン・草薙:うわ、怪しいなそれ。っつーか、それでエージェントが送られてきたのか。

 で、雪菜に断られた“静謐派”は、『再生』された“紅”を抱き込んだ。
 具体的に何を言ったのかは知らない。けれど、もう一人『自分』がいる、ということを聞けば……何かしら行動に出るだろう、『自分』なら。

リボン:で、“組織”としては、自分たちでなく、“静謐派”の意思で動き始めた“紅”の行動が目に余るようになって、私の所に話が来た、と、そういうわけかな?
RL:そういうことですね。“紅”は今現在組織の命令を聞いてないだろうから。
RL/雪菜:「これで全部よ。……それで、あなたはどうするの?」
リボン:「もし、私に、もう一人『私』がいたとして、よ。結局のところ、私も、その『私』も、『本当の私』じゃないのよ。だから、私は、『新しい私』として、生きていくか…きちんと、死に直すしかない。
 “紅”は、それができなかった。貴女には、それができた。そして私も、自分はそれができた、と思ってる。
 私が戦う相手は…わかってもらえるわよね?
 貴女を殺す理由はないわ。調査と抹殺を命じられたのも、“紅”であって、“雪菜”じゃないもの」くすっ、と笑ってみせる。
RL/雪菜:「……ありがとう」
リボン:「でも、貴女もきっと、大変よ?」
RL/雪菜:「……それもまた、幸せってものじゃないかしらね?」と笑う。
リボン:さてと、「砦」での会話はこのくらいでいいかな。私の行動方針は定まったし、雪菜の方にまだ話足りなそうなことはありそうかな。
RL/雪菜:「“紅”は、また私を狙ってくるか……あるいは、“静謐派”がじれてくるか、というところかしらね?」
リボン:「両方かもよ」
レオン・草薙:でも、俺も追ってるのは小学生であって雪菜さんじゃないから、利害は一致するよな。……こう書くと、変人みたいでヤだなぁ。
南方:利害の一致はそうですが、なにか嫌な響きだ(笑)
RL:“組織”の秘密研究所みたいなのがあると思ってください。リボンはそこで『再生』された、と。
リボン:Dr.ルートヴィヒがそこの技術者、ということでいいなら、それで。
RL:では、雪菜は去り際に、
RL/雪菜:「そう……気をつけた方がいいかもしれないわね。私は、記憶を取り戻したんじゃない。『取り戻させられた』のよ」
RL/雪菜:「言っている意味、わからないかもしれないけれど」
リボン:「…そう」と、一言だけ答えておこう。

RL:南方とレオンの二人、舞台裏判定をしたいならどうぞ。
南方:では少女について調べておきましょう。社会〈ストリート〉で情報を集める…17。
レオン・草薙:それじゃあ、南方の手伝いでカード回し。最初から期待してないN◎VA社会で…4だ(笑)。
リボン:(笑)
RL:レオンは何もわかりません(笑)
レオン・草薙:うむ、無能(笑)
RL:南方の方は、17もあれば……“紅”という名の職業暗殺者ではないか、というくらいはわかるかね。
南方:了解。

 

シーン10/リサーチフェイズ7

RL:では、“砦”の外。人通りの少ない裏路地、ってところですかね?
リボン:で、私は引き続き登場してていいの?
RL:リボンは要登場判定。南方は外で待ってる。チームは解除してないので、レオンも登場可能です。レオンはどうしますか?
レオン・草薙:うーん、雪菜はともかく、実はリボンと会ってる、ってのは知ってるのかね俺。
RL:レオンに知らせましたっけかね?
リボン:あ、レオンには知らせてない。登場は、〈社会:ストリート〉で11ね。タイミングは好きなときでいいかな。
RL:タイミングはいつでもどうぞ。
リボン:じゃあ、タメててもしょうがないし、話にも絡みたいから、とっとと出よう。
レオン・草薙:リボンと雪菜が会ってるの知らないなら、南方の斜め後方で肩を竦めてる(笑)。隠れている理由が無いからな。
RL:では、出てきたところ。
RL/雪菜:「南方さん……」
南方:では雪菜さんに…「『自分は許しはしないのだ』あの少女からの伝言ですよ、雪菜さん。教えてもらえませんか、貴女と紅という暗殺者の関係を」
RL/雪菜:「こんなところでは言えません……彼女には全て話しました。聞いてください」
リボン:わあ。私にふるんだ(笑)
レオン・草薙:正しいマスタリングだな(笑)
RL/雪菜:「強制はできないでしょうけれど……あの人には黙っていてくださいませんか?」
南方:「それは話を聞いてから判断する」
リボン:困ったな。えー、あー、うー。
RL:では、雪菜は三人に頭を下げて、その場を後にする。
レオン・草薙:あー、RL。雪菜さんに見覚えって無いんですかね、俺(笑)
リボン:襲われたとき見てたろ?
レオン・草薙:違う。1年前の客船テロの時の話^^;
RL:テロの時はいわゆる「完全武装」なわけで、顔は見ていないでしょうね。
レオン・草薙:「お約束として、俺は任意同行を求めるべきなのかな? ブラックハウンドの事情聴取室も、セキュリティはばっちりだぞ」
リボン:「貴方の場合、『任意同行を求める、抵抗すれば撃つ』って感じだからねえ」
レオン・草薙:「それも、お約束というやつだ」(頷く)ああ、実に模範的ブラックハウンド隊員だなぁ、俺(笑)。
RL:雪菜は、任意同行を求められれば逆らわないけど。
レオン・草薙:いや、雪菜は泳がせておきますよ。要するに、(リボンと)情報交換するのに場所はどーする、程度の話ですから。
RL:あ、了解。
レオン・草薙:まぁ、監視くらい……あ、動員が無いや(笑)。
南方:「で、事情は説明してもらえるんでしょうか」とリボンに。個人的にはここで情報交換してもOK。
レオン・草薙:あ、雪菜を泳がせておくんならここで情報交換してもいいじゃないか(笑)
「でなければ、雪菜さんに同行してもらうことになるな」(頷く)
というわけで、洗いざらい喋りたまへ(笑)。
「安心しろ。ブラック・ハウンドの事情聴取は実に紳士的だ。何も問題ない」あからさまに嘘っぽいぞ(をひ)。
リボン:「じゃあ…場所を変えましょうか。けれど、取調室は御免だわ。私カツ丼は好きじゃないの」
レオン・草薙:「だろうな。甘いものの方がお前には似合いそうだ。絵的に」
 河岸変えはOKです。
南方:「やはりここではできない類の話、か」ため息をつく。
リボン:ため息をついた南方を見て、「たぶん、貴方が受ける衝撃が一番大きいと思うわ。だから、貴方が一番いいと思う場所で、話そうと思うのだけど」…居酒屋沢木以外、と言おうと思ったんだけど、考えてみたら、リボン、居酒屋のことも沢木さんのことも知らないや(笑)。南方が雪菜のお願いを聞くかどうかだな。
南方:「ではあそこで聞こうか」と言って、廃ビルになったもと会社ビルへ行こう。
リボン:もとの勤務先?
南方:そうです。
RL:では、廃ビルの中です。
レオン・草薙:壁際に佇んで煙草をくゆらせている……。
南方:「で、話の内容は?」とリボンに
リボン:「貴方の知り合いの、あの雪菜さんという人は・・・・・・というわけよ」と、いきさつを説明しよう。自分のことは話さないけど。
南方:でも察しぐらいつくよなあ
リボン:だろうね。そんなこと平然と話す小学5年生はいやしない。
レオン・草薙:「なるほど、そういうことか。1年前の……そして、この前の事件。ターゲットの外見に変化があることに、じゅうぶん説明がつくな。オリジナルとコピー、と言うべきか?」(さらり)
南方:「しかし雪菜さんが元暗殺者ね…」
リボン:「女の過去を、詮索するものじゃないわよ」と、二人に(笑)
レオン・草薙:「旦那は元カブトなのだろう? 良い取り合わせじゃないか。
 ともかく……その、コピーの紅だな、問題は。恐らく、近いうちにまた彼女を狙うに違いあるまい」で、問題は紅をどうやって網に引っ掛けるか、だと思うんだけど。
南方:プレイヤーの思考回路は、待ち伏せが一番といっている。でもキャラクター的には嫌(笑)
リボン:ところで、南方は我々に自分がカブトだってコト隠す?
南方:隠すも何も、ペルソナがカブト。隠してるつもりもない。レオンにはカブトと自己紹介してるし。
リボン:じゃあ、「作戦を立てるのは、貴方の専門じゃないの?」と、ニヤリと笑って南方を見よう。
レオン・草薙:「賛成だ。まぁ、俺とリボンが居酒屋でアルバイトする……という手段もあるが、それよりは穏当で効果的な作戦がある、と思う。インドアアタックは専門だが、ボディーガードは任務の範疇に無いのでね」
リボン:児童福祉法も労働基準法もないだろうしねえ(笑)
南方:「で、その作戦とは?」
リボン:「貴方が立てるの。わかっているの? 守るべきは貴方の知り合い、しかも貴方は一度、横に立っていた彼女が傷を負うのを防げなかったのよ。カブトの沽券に関わる問題じゃないかしら?」
南方:「だからこそだ。彼女達を危険にさらしたくない」
リボン:「そのためにはどうすればいいか。貴方が名誉を挽回するために、知識と経験を動員するのは今よ」
レオン・草薙:「ふむ。ターゲットさえ確定できれば、ブラック・ハウンドの捜査網で潜伏場所を洗い出し、一気に叩く、という方法はあるぞ」
南方:「そのターゲットの居場所の確定は難しいのだろう。なにしろ真教が背後についている」
レオン・草薙:「どの道、俺の任務はターゲットの確保もしくは抹殺だ。オリジナルの紅がどうなろうと、俺の任務の管轄外だからな」
リボン:二人とも、“紅”の顔、知らないんだっけ? 〈無面目〉のせいで。
南方:顔は知らないです。
レオン・草薙:同じく。スペードのエース札使おうか。ああ、勿体無い!
RL:さすがに21なら破れるな(笑)
リボン:まて勿体ない。そんな必要はないぞ。
レオン・草薙:そうなん?(笑)
リボン:だって私、あのポケットロンの画像データ、「確実に処分しろ」って言われたけど、「処分する」って宣言してないもーん(笑)。自動的に消滅しないのも確認済みだしー(笑)
RL:ああー! 任務怠慢だー!(爆笑)
リボン:ふふふ。こんなこともあろうかと(笑)
南方:ついでに事実確認をしておきたいのだが…。今雪菜とその周りにちょっかいをだしているのが紅個人の意志か、静謐派の意志かは確認できてましたか?
リボン:「たぶん、話からすると、“紅”個人の意思を静謐派が利用してる、ってとこだと思う」
南方:「では紅だけでなく、静謐派そのものに雪菜さんのことを諦めさせる必要がある」
リボン:「そうね。じゃ、どうする?」
南方:「クローン技術を渡すのが一番早いな」
レオン・草薙:「N◎VAの治安を預かる者としては、それは看過できん」
リボン:「…それに、絶対、納得しないでしょうね。狙っていた技術が、こんなに(と、自分を指さす)不完全なものとは、思ってないでしょうもの」
RL:別に雪菜さん自身にはクローン技術は関係ないんだけど……
レオン・草薙:「単純な手としては、射殺なり刺殺なり絞殺なりして、存在を抹消すれば良い」
南方:「それも手だ。死人にはだれも手出しできない。これはBHの範疇ですね」要は高飛びさせるってことです。念のため。
リボン:まて南方。そんなことしなくたって、アンタにゃ《完全擬装》があるだろよ。そのまま居酒屋沢木で幸せに暮らせるよ。
レオン・草薙:クグツの得意技だな(笑)。何なら、先に《制裁》で射殺したことにしておくし(笑)
RL:ちょっと勘違いを訂正。雪菜を狙ってるのは紅。静謐派はクローン技術が欲しいだけで、別に雪菜がどうなろうと知ったこっちゃない、なんですが。
リボン:じゃあ、「もう組織にかかわりたくないから、と断ったら、その場はそれで引いてくれた」で、ホントに退いちゃったんだな?
南方:静謐派ってけっこう諦めがいいのね。
RL:おそらく、紅の方と取引したんでしょう、という想像はできるかね。
南方:では紅をどうにかするだけ、と
リボン:それなら話は簡単だね。
南方:ふう、いっきに難易度が低くなった。
リボン:攻め方は南方に任す。例えば南方がデコイになってる隙に私とレオンで紅を倒すとか(笑)
レオン・草薙:わー、何て理想的な展開(笑)
南方:いや、それでもいいんですけどね。あとは静謐派と取引するとか(笑)
リボン:それ、藪に引っ込んだ蛇をもう一度つついて追い出すようなものだと思う(笑)
レオン・草薙:取引できる相手かい(笑)
南方:あっさり引くくらいは理性的なんでしょう。
リボン:それは代わりがみつかったからだろ。
RL:ちなみに、組織の方では技術が流出したという話は聞いていない。
南方:………なのかなあ?
リボン:突っ込むな。考えてるとキリがない。
レオン・草薙:リボンだったりして(笑)
RL:紅自身がその技術についての全データを持っているわけではないから、静謐派がもう技術を手に入れたとは考えにくい、と。
レオン・草薙:それはともかく、このアクトではターゲットは紅だけ考えてればいい、ということだね。
南方:ふむ。では紅を何とかする作戦に焦点をしぼりましょうか?
RL:これから狙ってくるんでない? ということなんですが〜
リボン:もとより、私とレオンは紅だけどうにかできれば任務完了だし。
レオン・草薙:やはり、居酒屋でバイトしようか、リボン(笑)
南方:とりあえずこのアクトでは紅の排除に焦点をしぼります。
リボン:単純化して考えれば、雪菜を襲ってくる紅をどうにかするか、逆に先手を打って攻めるか、ってことかね。
南方:「守備作戦をとります。攻撃作戦をとるには、頭数が不足しています」
レオン・草薙:「やはりバイトか」(苦笑)
リボン:「そうね。一人のカゲを捕捉するほど難しいことはないわ。でも、バイトって何のこと?」そろそろ居酒屋沢木のこと聞いとかないとやりにくい(笑)
南方:「そういうことです。昭吾さんと由真が狙われる可能性がある以上、戦力を割くのは危険です。あと、バイトというのは………ということです」
レオン・草薙:「芋の皮むきくらいは、できるんだろう?」(苦笑)
リボン:「…こう見えても意外と家庭的なのよ」(にっこり)
南方:「とりあえず居酒屋沢木に移動しましょうか」
リボン:「でも、それならお店の人には巧く事情を説明しないと。下手をすると、紅を倒したとしてもその後がまずいことになるわよ。あのとき、一緒にいた子供…。あの子、雪菜を、受け入れられなくなるかもしれない」
レオン・草薙:「問題ない。説明は俺からしておこう」
リボン:「…心配ね」(笑)
南方:「…では任せる」なんとなく不安だ(笑)
レオン・草薙:「トーキョーN◎VAの治安維持上、しばらく作戦行動に当店をお借りする。損害その他はブラック・ハウンド名義で規定の上限額まで保証される」
リボン:うあすごく不安(笑)
南方:リボンもBH隊員で通すんですか(笑)
リボン:由真ちゃん、何事かと思うぞ(笑)。しかも、由真ちゃんはリボンの顔知ってるんだからね?
南方:あー。〈無面目〉でなんとかなりません?
リボン:持ってない。変装はどうやらRでは〈隠密〉に含まれるらしいから、何とかなると思うけど。
レオン・草薙:「由真と雪菜は、作戦行動中はブラック・ハウンドで預かっても良いが」
リボン:「ま、冷たい言い方だけれど、私やレオンにとって、あの人達は『どうでもいい』の。貴方が、処遇を考えるべきね」
南方:「そうですね。あの人たちのことは私の問題です」
リボン:「で、どうする?」
南方:ま、リボンには忍者らしく天井裏にでも隠れてもらって、レオンはバイトでしょうか?
リボン:…私って忍者だったんだ…(笑)
南方:登場時に覆面するか変装するかは任せます。黒頭巾とか(笑)
リボン:…私の方が不審人物…
南方:いや、あとでレオンに「BHの協力員です」とでも説明してもらう(笑)

 

 

シーン11/クライマックスフェイズ

RL:えーと、場所は「居酒屋沢木」なんですが。どのように待ち受けるか、確認したいのですけど。
南方:普通に仕事しています
リボン:厨房でイモ剥いてます(笑)
レオン・草薙:ウェイターの振りかなぁ(笑)
RL:店が開いてるうちはそれでいいのでしょうけど、夜とかは?
リボン:居酒屋って夜やってるもんじゃないの?
RL:いや、朝まで開いてるわけでもないでしょう。12時過ぎくらいで閉まるのでは?
リボン:居酒屋に詳しいワケじゃないが、少なくとも「居酒屋沢木」はそういう店だ、ってことだね?
RL:そうですね。深夜には店を閉める、ということにします。
リボン:ふむ。じゃあ、その後のことは南方がどういう説明をしたかによるな。
南方:二人に関しては、先週どおりBHの人間ということで、沢木さんに説明します。
リボン:例の「作戦行動でこの店をお借りする」ってヤツ、ホントにやるの?(笑)
RL:沢木さんは、基本的には南方を信用してくれますが。本当のこと言わないのね?
南方:この件が雪菜さんと関連していることは示唆しますが、詳しいことは話しません。
RL:で、結局閉店中はどうしますか?
南方:〈戦術〉があるので、考えてなかった。
RL:いやまあ、〈戦術〉でそれなりの達成値出せばいつごろきそうかの予想は立てられそうですけど。
南方:達成値19で〈戦術〉
RL:えーと、くるならまあ、寝静まったあとというのが考えられますね。相手にはカゲがいるのは確実だから、単純に正面から突っ込んでくるだけというのは考えにくいでしょう。まあ、営業時間に来るってのはあまり考えられない、というのは確実ですね。
レオン・草薙:じゃ、逆に営業時間は交代で休んでおくかな(笑)。俺でも、用心棒の「フリ」くらいはできるから安心しろ。
南方:賛成。〈鬼〉があっても、起きっぱなしはつらい。
RL:で、夜の配置は? 閉店中は、泊り込むか影に潜んでるかくらいしかなさそーに思えますが。どうするんですかい?
レオン・草薙:基本的に、警戒網にわざと穴を空けておいて、リボンが雪菜の直衛、俺と南方はいつでも踏み込める態勢、で良いんじゃないか?
南方:隠れる技能はないし、堂々と店の周囲をうろついていようと思うが?
レオン・草薙:南方、君は沢木&由真の直衛をやりたまえ(笑)。人質に取られると、困る。俺はフリーで店内のどこかに潜んでいるよ(笑)。で、リボンが雪菜と同衾(爆)。
リボン:同衾て(笑)。まあいいけど。
RL:ああ、ちなみに雪菜さんは怪我してるので戦力として当てにしないよーに。
リボン:怪我してたなあ、そういえば。ま、戦力として、はともかくとして、正体露見したことだし、彼女のスタイルってわからない?
RL:ペルソナがカゲってことはわかりますね。それ以外は、明かすようなシチュエーションなかったし、〈スタイル感知〉使ってないし、わからないかな。直接聞いてみてもいいかもよ?(笑)
リボン:じゃ、素直に聞いてみよう(笑)「襲ってくるのは『貴女』なんだから、貴女のこと、参考に聞いておきたいわね」
RL/雪菜:「それもそうね。あなたも知っている通り、私はカゲだけど。炎を操る力を持ってもいるわ。信じてくれるなら、ね」
レオン・草薙:「……元力使いの類か。厄介だな」
RL:張り込みを始めてしばらくして。ある日の深夜。店も閉まりまして、昭吾さんらはすでにお休みになりました。
リボン:ところで、沢木と由真と雪菜はどんな具合に寝てるの? 全員別? 沢木&由真、と、別室に雪菜かな?
RL:そういうことにしておきます。では、店にいるレオン。
レオン・草薙:何かな?
RL:店の入り口は、一応オートロックなわけですが。それがすーっと開くのがわかる。
レオン・草薙:(来たか……ここで出て行って逃がすと厄介だな。できれば挟み撃ちにしたい)…ので、黙って見送るよ。
RL:隠れてるなら、〈隠密〉で達成値出してくださいな。
レオン・草薙:17だな。
RL:えーと、扉から一人の男(に見える)が入ってきて、そのあたりを見回す。ちなみに、その後ろにもう一人いる。どちらも“紅”ではない。
レオン・草薙:(何……? いちおう、見覚えとかはあるかな?)
RL:見覚えはない、です。で、そちらに向かって飛び掛ってくる、というところでカット進行だ(笑)
レオン・草薙:「ええい、やってくれる!」あと、こいつらの正体を〈社会:N◎VA〉で探るぞ。
RL:えーと、最初に入ってきたやつはわからないですが、あとから入ってきたやつは、“氷の静謐”の実行部隊の幹部である男。“カイン”と名乗ってはいる。なにやら不可思議な術を使うらしい。
南方:やっぱテロリストな人たちなのね
レオン・草薙:うぐぅ。指名手配犯か何かだな?(笑)
「FREEEZE、ブラック・ハウンドだ。……大人しく正体と目的を吐いて退散するなら、見逃してやってもいいぞ?」
リボン:正体と目的まで吐いて退散する賊って一体…(笑)
RL/“カイン”:「やれやれ、面倒なことだ。まあ、これも契約のうちか」
RL:えーと、クライマックスなので、南方とリボンはいつでもこちらに乱入できます。
南方:いや、明らかに陽動っぽいし(笑)
レオン・草薙:陽動っぽいよな(笑)。
リボン:わざわざ護衛対象から誰が離れますか。でも、雪菜を起こすだけはしておく。
レオン・草薙:あー。つぅことは、この2人に俺1人でケンカしろと(笑)。ま、時間稼ぎくらいはするさ(笑)。
リボン:頑張れレオン(薄情)。…なんか、「頑張れレオン」って、ピカチュウを応援してるみたいだな(笑)
レオン・草薙:光栄だね(笑)
南方:ま、ホントに危なそうだったら援軍に出ますよ。

 

シーン12/クライマックスフェイズ・カット進行

 こうして店の入り口では、レオンが二人の賊を相手に戦闘を開始する。が、賊の一人がサイボーグであったこともあり苦戦を強いられ、二人の侵入を許してしまう。

レオン・草薙:ぐぅ。すまん、止められん(涙)。

 だが店の二階、居住部分の入り口には南方が陣取り、これを防衛。

RL/“カイン”:「神のご意思に逆らう愚か者め……地獄へ落ちるがいい」
南方:「おまえ達の天国に行くくらいなら、地獄に墜ちてやる」

 その間に、寝室の雪菜を別の賊…“紅”が襲撃。

RL/“紅”:「私は『私』の始末をつけるだけ。邪魔をするな!」

 しかしながら「自分」との決着にこだわったあまりのミスなのか、攻撃に失敗し姿をさらした“紅”は、リボンの一撃で倒れる。が、リボンは、決着は雪菜自身の手にゆだねることにする。

リボン:「始末は任せるわ。この子が言っていたとおり、『貴女達』の最後の決着の、邪魔をしちゃいけないから」
RL/雪菜:「ええ、自分のことは自分で始末をつけるわ……昭吾さんと由真ちゃんをお願い」

 リボンの合流により“紅”の敗北を知った“カイン”らは、長居は無用とばかり撤収をはかるが…。

リボン:「こっちは片づいたわ」
南方:「聞いてのとおりです。まだやりますか」
RL/“カイン”:「仕方ありませんねぇ。では、おいとまさせていただきますか」

 サイボーグは逃走に失敗、レオンに斬り倒され、脳内皮質爆弾で自決する。

レオン・草薙:「……用意周到なことだな」(冷酷に)

 

シーン13/エンディングフェイズ1 レオン・草薙

レオン・草薙:では、事の次第を千早冴子に報告しよう。「……以上です」
RL:全部報告するの?
レオン・草薙:全部報告しますよ。誰かさんが神業使わなければ(笑)。
RL:リボンの“組織”のこととか、雪菜さんの正体とか。
レオン・草薙:あ、リボンについては任務とは関係ないので、報告しません。
南方:ふむ、雪菜さんのことだけはかくしておくか。
レオン・草薙:紅については、神業が来なければ、オリジナルからコピーから、あらいざらい(笑)。
RL:南方さん、《完全偽装》します?
リボン:使い時でしょ、ここは。
南方:では雪菜に《完全偽装》
レオン・草薙:《制裁》なんて使わないから、安心して使いたまえ(笑)。
リボン:パンピーなIDが、出てくるわけだね?
南方:そゆこと。
レオン・草薙:「……なお、紅については、協力者によって完全死に追い込み、これを確認しました。彼女が浄化派に関係するものである、以上の情報は得られなかったわけですが……、同時に出てきたフルボーグや“カイン”の存在からして、彼女もまた浄化派の手駒であったのではないかと」
RL/冴子:「ご苦労様。やはり、問題はそこに行き着くのね」
レオン・草薙:「ええ。N◎VAにとって、最大の外敵はやはり連中でしょうね」(肩を竦める)
RL/冴子:「これからも、よろしく頼むわよ」
レオン・草薙:「了解です、隊長」

 

シーン14/エンディングフェイズ2 リボン

リボン:雪菜さんが、“紅”をどうしたか、私もこの目で確認したいんだけれど。
リボン:上でレオンが言ってたのは、報告上のことかも知れないし。
RL:ああ、リボンが戻ってきたときには、焼き尽くしたあとの灰しか残っていなかった。
リボン:そうか。設備なしで火葬出来るもんね。
RL:で、戻ってきたリボンに一言。
RL/雪菜:「きっと……また『私』は作られるわね」
リボン:「…そうでもないわよ。再生品が期待通りの出来でなければ、それ以上私たちに価値はない。
 私たちは、『特別』だからこそ、『生まれ直す』ハメになったの。
『特別』でないなら、新しいカゲを育成した方がよっぽどいいわ。私たちの稼業は、長くやっているだけで、名が知れて不利になるのだから。
“紅”は、組織の意向に背いて、静謐派に荷担するような真似をした。
『自分』との決着という、感情的な理由でね。
 その危険をもう一度冒してまで、“紅”を作る価値は、もうないわよ」
RL/雪菜:「そう、願いたいものね……」
リボン:「それにね。貴女は、もう、“紅”じゃないでしょう。
 そこを割り切れなければ、この子と同じなのよ」
RL/雪菜:「……そうね。今回のことで、吹っ切れた気がする。ありがとう」
リボン:「よしてよ。自分のこと、棚に上げて言ってるんだから」
 そう言って、雪菜と分かれた後…、
「…そうね。自分のこと、棚に上げ続けるのも…そろそろ、ね」
 と、つぶやいて、忽然と行方をくらまそう。

 

シーン15/エンディングフェイズ3 南方 誠司

RL:南方です。「居酒屋沢木」かな。
南方:ふむ、雪菜さんは今後どうするつもりなんでしょう?
RL:雪菜さんは、今までのことを全部昭吾さんと由真ちゃんに話した上で、それでもよければここにおいて欲しい、と頼むつもりでいるようですが。
リボン:沢木はともかく…問題は由真ちゃんだなあ。パンピーだし…。かえってピンとこないかな。
南方:「すべてを話す必要はないでしょう。正直なことが、いい選択肢とは限りません。特に由真にとっては、ね。
 …少なくとも今は、由真に話さないでいてもらいたい。
 あの子がこの話に耐えられるようになってから、話してあげて欲しいですね」
RL/雪菜:「……そうですね。そうすることにします」
南方:じゃそれまでは居酒屋にいるということで。
「さて、これで一安心。ではさっそく仕事をはじめましょうか」
RL:で、この事件があったあとの三人ですが。
 雪菜さんは今までどおり「居酒屋沢木」で働きます。
 昭吾さんは、雪菜さんから全てを聞いたようですが、それでも受け入れているようです。
 由真ちゃんは、本当のことは何も知らない。でも、雪菜が自分をかばってくれたからか、以前のように反発はしなくなりました、と。こんなところですかね。
リボン:とりあえずは丸く収まった、かな。
南方:よかったよかった。
レオン・草薙:うむ、善き哉。

XYZ.