【特別編 その時、RLは何を考えていたか】 |
| 今回の「昨日の歌」は、アレンジバージョンを自らうたっているように、基本構造はともかく、それ以外のところはキャストに合わせて結構代えたり、アドリブをかましまくっていたりする。普通はそういうネタバレ的なことは云わない約束なのだが……まぁ、いいじゃないか(笑)。 |
| 基本的に、オープニングフェイズは全てシナリオにあるシチュエーションだ。結城のシーンを最初に持ってくるのも、予定通り。理由は幾つかあるが、今回のキャストの中で、彼だけ特徴を掴みきれていなかったという部分が大きい。もっとも、それは最後までそのままという説もあるが^^; お気づきと思うが、マクランとエルザは、結城のキャラクターを把握するための観測気球である。エルザに結城が喰いつく確信はあったが、それが義侠心かスケベごころか。また、ダメダメ親父を地で行くマクランへの対応なんか参考になるはずだった。 結果として、麻薬常習者のマクランをぶん殴るわ、子供は守備範囲外だわで、予想を大きく裏切られる(笑)こととなった。当初の感覚では、もっとダークっつーか、狼さんな保健医をイメージしていたのだが^^; このイメージギャップが、結城にいまいち活躍の場面を回せなかった遠因かもしれん。センセイすまぬ(笑)。 ちなみに、このシーン最大の収穫は、ダメ親父マクランをして、リボンのなま足にすべすべしたことである(←をひ)。よく殺されなかったものだ……(笑)。 |
| リューヌのシーン。これもシナリオどおり、順調に進んだ。展開として特筆すべき点は無いが、重要な点としては、アドリブの産物「有能青年秘書」が挙げられる。 そもそも彼、最初は単なる報告役のエキストラだったはず(最初の彼の台詞は、シナリオまんまである)が、後半にかけてどんどんパワーアップしている(笑)。これはシナリオにも予定にも全くなかった現象で、TRPGの真骨頂を存分に発揮できた存在かも知れない^^; なお、彼が「秘書」から「有能青年秘書」にランクアップした直接の原因は、リューヌの<謎のプレゼント>である。最初に特技の使用を言われた時、エグゼクが<予算獲得>で<謎のプレゼント>されるなよ……と考えたのだが、ハタとそこで思いついたのが、CLAMP作品に良く出てくる謎のお兄さん(笑)。 つまり、リューヌに<謎のプレゼント>をしてくれる有能青年秘書の正体を謎っぽくすれば、じゅうぶんにありえる話じゃないか! ってなノリの思いつきで、その後もリューヌの<謎のプレゼント>はぜーんぶ有能青年秘書くんの手回しの結果となった。この思いつき、途中でPL諸氏も気付いたようで、彼は今後が楽しみなエキストラである(笑)。 |
| リボンのシーン。リボンは結城のシーンでも出ていたので、再度の動機付けは必要ないと思いながら、PLには「オープニングやりたい?」と確認を取った結果やることになったシーンだったりする。ちなみに、南海子にカゲが依頼を受ける、という展開はシナリオ通り。逆に言うと、ここでリボンが自分のオープニングを希望しなかった場合、南海子もヘカテも出てこなかったのだ!(自爆) このシナリオには要素が3つあって、1つ目が白の家の教祖である志朗、2つ目がその手駒として洗脳されたエルザ。3つ目が、南海子と白の家(+ヘカテ)との関係である。実はシナリオとしては2つ目までで成立するので、この時点でRLは南海子を見せキャラだけにしておけばいいかな、と考えていた。 本来、このシナリオはキャスト5人が前提であり、敵ゲストは志朗とエルザ+ヘカテなのだが、これをキャスト3人で倒すのは不可能だ。よってヘカテを削ったのである。この時点で実は南海子も不要の存在であり、ここで南海子が出てきたからと言ってヘカテが出る幕は無かった、はずなのだが^^; |
| キャストがさっそく集まってチームを組むのは良いとして、調査にけっこう時間を喰い始めたことに、実はこの時点で気づいていた^^; そもそもN◎VAは情報収集するゲームなので、どこで切るかちょっと考えながら流していた観はある。これがブレカナなら、全員そろってちょこっと話させた時点でシーンを切れるのだが(笑)。 ちなみに、私の持ちキャラであるアーサーを呼んでくれたので、けっこうリップサービスはしている、つもり。ギア社やライデン社は、基本的に個人用武器を扱うメーカーなので、後で出てくる「兵器並みの破壊力のある技」への伏線だったのだ。気付いてもらえなかったようだが^^; あと、羽雪の口調については全く覚えてなかったので適当、というのは今だから言える事実である(爆)。そういえば、リューヌが出したカブトトループもすっかり忘れられていたな(笑)。 |
| 元のシナリオには、殺人現場に行くと白い十字架が、というシーンがある。ここはそれに該当するシーンだが、SSSの登場は完全にアドリブ。個人的には、SSS鑑識がいい味出してると思う(笑)。数日後、非番の日に奥さんと子供を連れて動物園に出かけるんだろうなぁ(笑)。 ちなみに、リボンの<メレー>+<ファイアアーム>による推理は見事! の一言に尽きる。 |
| 女性信者を口説くのは、結城の見せ場であることは分かっていたのだが、彼女は志朗に洗脳されちゃってるので非常にすげない対応をしている。すまん結城(笑)。 また、リボンがカメラにこだわる理由は実は謎^^; だって君、BLAKK−IANUSを仕込んでるから見たもの録画できるじゃないかー(笑)。コネクタ無いから、どうやってアウトプットするかは問題だけど^^; まぁ何とかなるよ、うん(いい加減^^;) ちなみに、志朗の台詞にはエヴァンゲリオンやらヴァルキリープロファイルやらからの引用が多い。笑って許してくれい(笑)。 |
| リューヌはファンブルもあって、活躍できず^^; リボンの真骨頂が発揮されたシーンである。管理棟のサーバールームで、トロンの使用を求めなかったのは、元のシナリオにそう書いてあるからだったりするが(笑)、実は元のシナリオでは達成値20を出した時点でエルザの<チャイ>が飛ぶので、<電脳神>を使わないと、教団に関するコアな情報は手に入らない。 では、なぜここでリボンにあっさり情報を与えたか。それこそIRC−RPGのキモである。実を言うと、核心を衝く場所をキャストが調査してくれれば、重要な情報はあっさり出す、くらいしないと時間がかかり過ぎてシャレにならないからだったりするのだ。 もちろん、リューヌに対して志朗のガードが固いのは後でリボンが核心に迫ることが分かっていたからである。 また、リボンがセキュリティ判定でクリティカルを出したことで、ヘカテの登場が決まった(笑)。せっかくクリティカルなんだから、何かこう、美味しい効果を付けたかったのである。もちろん、ヘカテを敵として出すわけにはいかないから、現在<調整段階>ということにしたのだが、これが後に南海子のヘカテに対する複雑な行動と感情の吐露に繋がるわけだから、TRPGって何が幸いするかホントわからない(笑)。 ……不可読みすれば、ここで実は<電脳神>は使われている、とも言える。誰が使ったかって? それはもちろん……。 |
| ここでの志朗の台詞は、ほぼシナリオどおり。なかなかカッコよく演出できたと思っているのだが、その結果は……^^; うーむ、何があの時、回線に起きたんだろう。もしかして戦況の不利を悟った有能青年秘書が手を回したのかっ?(違) このシーン、戦闘開始直前に結城がいい台詞を言ってくれてるのが大きい。このままエルザをぶつけて苦しめちゃるつもりだったんだがねえ^^; |
| リューヌと有能青年秘書の関係が確立したシーン(笑)。まぁ、あそこで南海子に入ってこられたらああ言うしかないだろうなーと思っていたが、これはシナリオ通りの展開なので、まぁ仕方が無い。 |
| エルザについては、不満が多い。神業パッチの結果、志朗が逃亡に成功したので、本来なら彼女の<洗脳>は解けてないはずなのだが……。まぁ、ここは終わりよければ全てよし、を優先させた。エルザは実は話にほとんど出てこなかったので、そのぶん結城はワリを食っている^^; 本当は、夜に教団を嗅ぎ回っていればエルザが襲撃してくる予定だったんだが、そこまでやる時間は無かったのだなぁ……。 |
| リボンと南海子、ヘカテについては、実に満足のいくものになった。これについては、もとのシナリオより、絶対にカッコいい展開だと自負できる。 元のシナリオでは、洗脳されたヘカテが自分を取り戻し、自分を睨みつける南海子を一瞥して去っていく、的な展開だったのだが、それはどーもつまらなかったのだ。実を言えば、今の南海子はヘカテを始末することなど造作もないはずである。なのにそれをしない理由が、昔の自分(主人)に今でもビビッているから……では、面白くない。ので、こういう展開に落ち着いたのだ。南海子はヘカテが自分の意思で無駄死にすることは待っていても、自分の手を下すことはしない。むしろ、こうして「より苦痛の生を歩ませるために」助けることすらある。それはかつての主人への憎しみであり、また最後の忠誠心でもある……的な解釈がアドリブで生み出されて展開されたこと自体に自分でも驚きだが、逆にこういうものが出てくればそのシナリオは間違いなく成功なんだと個人的には思っている。有能青年秘書くんもその1つだろう(笑)。 ちょっと話がそれたが、それゆえ南海子とリボンの関係も複雑かつセンシティヴなものになった。なぜ、南海子はこの依頼をリボンに託したのか。なぜ、彼女はリボンにプラチナムを渡したのか。ヘカテとリボンという鏡写しの存在と合わせて、とてもいいアクトになったと思う。 |
| 参加してくれたPLみんなに、感謝を。 EOF |