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稲刈りの絵


柳橋 学(TOSS上小教育サークル)

5年生では米作りを行う学校が多い。稲刈りの絵を酒井式で描けないかと考え、酒井臣吾先生の「いもほりの絵」を参考にしてシナリオを作った。5年生での実践。(TOSS長野ML推薦)


準備品・・・マーメイド紙(画用紙)・油性ペン・水彩絵の具一色(筆3本以上)

1.顔を描く

顔を触りながら「ゴツゴツしている」「プニャプニャしている」など感触を確かめながら描き進めていった。
顔は画用紙の右上、左上に描き、垂直水平に避けるため、少し傾けるようにした。
【描く順序】
@鼻  A口  B目(目玉は斜め下の根もとを見るように)  Cまゆ  Dあご  E頬  F耳 
G赤白帽子(スペースがない子は描かなくてもよい) H髪の毛 
 

2.左手を描く

画用紙を逆さまにする。顔が自分の手前に来るようにする。
自分の左手を稲を持つように握る。左手を上から覗きこむように見ながら描く。
顔を画用紙左上に描いた子は右下に、右上に描いた子は左下に描く。
【描く順序】
@人指し指(左斜めに向ける・第1関節しか見えない)  A中指  B薬指  C小指
D人指し指から出ている稲の一部分  E親指  F手の甲  G手のしわ

3.稲を描く

実際に稲わらを握ってみせ、稲穂がどこを向くか、どう垂れるかを見せる。
米粒を一粒ずつ描く手間の掛かる作業であるが、ここを丁寧にやることが成功の秘訣。
【描く順序】
@米粒(少し大きめに・粒をつなげる・5つ〜6つ)  
A米粒とわらをつなぐ  
B稲の葉(先が尖っている、たれていない・へびのエチュードのように一本一本ていねいに)

4.右手を描く

左手を描いたときのように、画用紙を逆さまにする。
右手に鎌の代わりにペンなどを持たせ、どんな形になっているか見させる。鎌があれば実際に持たせる。
骨のでっぱりがあることを触って意識させる。
【描く順序】
@親指の爪  A親指  B人指し指  C鎌の柄  D中指  Eしわ

5.鎌を描く

実際に鎌を持って、刃の形を見せる。
【描く順序】
@柄  A刃の背  Bのこぎり刃(ギザギザをゆっくりていねいに描く)

6.つなげる

【つなげる順序】
@肩〜腕〜手(前かがみになっているので、肩は耳の後ろから出る)
A腕と胴
B足が描ける子はおしりから描くようにする。

7.服を描く

青の運動着としたが、各自自由な服装の方が個性が出る

8.彩色する

線を踏まないように丁寧に彩色をする。
筆を置くよう色をつけていく。決して筆を引っぱらないようにする。
【彩色する順序】
@稲穂(一粒一粒を少しずつ色を変えながら丁寧に彩色する。)
A顔・右手・左手(肌の色は3色作る)
B髪の毛(黒を使わない)
C鎌(のこぎりの刃の先まで丁寧に色をつける)
D服(しわの流れに沿って色を置いていく)
E背景(色をつけなくてもよい。つけるなら水を多く混ぜ、薄い薄い黄色・赤など)


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