最近の長野県の重大ニュース・・・信濃町関連

主に信濃毎日新聞社さんの記事を引用させていただいています。

ただし・・・・ビッグニュースかな?・・・と高力が思うものです(^^)

 

9/20  黄檗・・オウバク、厚朴・・コウボク、現の証拠・・ゲンノショウコがいずれも

ピロリ菌とブドウ球菌にたいして菌の成育を阻害する効果があることがわかった!!

私はこれは大変なビッグニュースだと思っています!!

 

御岳百草丸がピロリ菌にも効果…10月の学会で報告

9月20日(木)

 長野県製薬(木曽郡王滝村)と星薬科大(東京)は19日、同社の伝統的な和漢胃腸薬「御岳百草丸」が胃かいようや胃がんの原因菌とされるピロリ菌に効果があると確認できた、と発表した。10月6日に星薬科大で開く日本薬学会関東支部大会で報告する。
 星薬科大応用微生物学教室の武田尚助教によると、御岳百草丸と、成分の生薬オウバク、コウボク、ゲンノショウコを使い、ピロリ菌と大腸菌、ブドウ球菌に 対する作用を調べたところ、いずれもピロリ菌とブドウ球菌に対し、菌の成育を阻害する効果があった。大腸菌には影響がなかった。

武田助教は「従来も生薬がピロリ菌に効果があるといわれていたが、細胞膜の構造が違い抗生物質も使い分けるピロリ菌とブドウ球菌のどちらにも効果があることが新たに確認できた」と評価している。

 

7/24  セルロースから高純度の水素製造に成功したそうです。

素晴らしいですが、水素を取り出すために使うエネルギー量は??

と思います

 

東北大学のプレスリリース

 

木材チップなどセルロースを加熱するだけで高純度の水素を効率よくつくりだすことに、東北大学の研究チームが成功した。

この方法により、間伐材などこれまで利用価値が小さかった廃棄木材などから、燃料電池など将来利用範囲が拡大すると見込まれている水素を製造することが可能になると期待されている。

東北大学多元物質科学研究所の張其武・助教、斎藤文良・教授らは、セルロースを金属水酸化物と混ぜ、メカノケミカル処理(乾式粉砕)という方法で細かくした後、アルゴンで満たされた電気炉の中で加熱した。この結果、水素の含有率が93.5%に達するガスが発生した。水素以外のガスはメタンが大半 (6.4%)で、残りはきわめてわずかな一酸化炭素と二酸化炭素だった。

リン酸塩型燃料電池の燃料として水素を使用する場合、一酸化炭素の濃度が1%以下でなければならないとされているが、この条件を満たす高純度の水素が発生したことになる。

メカノケミカル処理は、粉砕することで物質の結晶構造が変化、物理化学的な性質も変わることが期待できる。今回の方法では、セルロース結合をゆるくした結果、加熱によってセルロース結合から水素だけを離脱させることが可能になった。

現在は木材チップなどを用いた確認実験の段階だが、廃棄木材などから大量の水素を製造できる簡単な方法ととして、実用化の見込みは十分あると研究者たちは言っている。

 

 

 

「癒しの森」でストレス解消 信濃町が2団体と保養利用契約 初の利用者、地元ガイド案内で散策   2007.6.26 信濃毎日新聞


 森林浴による癒やしのプログラムの提供や宿の紹介などをする「癒(いや)しの森」事業に取り組んでいる信濃町は、企業や団体の健康保険組合などと保養利 用の契約締結を進めている。これまでに、二組合と契約が成立。二十三、二十四日には、契約組合の利用第一号として、電子部品製造のKOA(伊那市)の健保 組合の組合員が訪れ、黒姫山ろくで森林浴を楽しんだ。

 町は三月、社団法人国土緑化推進機構から「森林セラピー基地」に認定されており、安定的な利用者確保に向けて県内外の企 業や団体に活動をアピールしている。契約団体は、町が認定した三十六軒の「癒しの宿」を利用する際に割引などのサービスが受けられる。KOA健保組合のほ か、奈良県教職員組合と契約しており、ほかに長野県内の二社と契約交渉中という。

 利用第一号は伊那市の川田貴司さん(42)の家族五人で、一泊二日の日程で滞在。二十四日は町が約百人を認定した「森林 メディカルトレーナー」の一人、秋山恵生さん(44)の案内で、黒姫山国有林の「御鹿池コース」(約一・二キロ)を散策。ハーブ茶を飲んだり、ササなどの 自生植物で風車や舟、笛などを作ったりした。聴診器を小川の中に入れて音を聞き、「水の中に潜ってるみたい」と歓声を上げていた。

 秋山さんは「森林の中で五感を働かせることがストレス解消につながります」と助言。川田さんは「散策は、あっという間の二時間。すごく楽しめて、リラックスできた。伊那から車で二時間という距離もちょうどよく、また利用したい」と話していた。

 「信濃町の森林療法プログラムは、コースを整備しただけでなく、宿泊先やトレーナーも充実しているので契約した」とKOA健保組合。町農林課は「森林セラピー基地認定を受け、企業や団体にさらに売り込んで利用を広げていきたい」としている。

(2007年6月26日 信濃毎日新聞掲載)

 

 

 

2007.5.9 

信濃町に地燃料システム完成 実験棟を11日に公開 「関心を」

・・・地域完結型で日本初の試みです・・・応援していきたいと思っています。

 

 

地域から出るもみ殻や間伐材からエタノールを作り、その地域内を走る自動車燃料に使う「地燃料システム」を研究する東大な どのバイオマス(生物資源)研究グループが、上水内郡信濃町柏原に建設していた実験棟が完成、十一日に一般公開する。実験棟では、〇九年三月末までの予定 でエタノールを生産し、生産量やコストなどのデータを収集。「地域完結型」のエネルギーシステムの可能性を探る。

 実験棟は鉄骨平屋で、三百五十平方メートル余。生物資源を細胞レベルまで細断できる機械、発酵・糖化させるステンレス製 のタンク、純度94%以上のエタノールを生産できる蒸留装置を備える。研究グループによると、二百キロのもみ殻から約六十リットルのエタノールができ、生 産過程で出る「かす」も肥料として活用できるという。

 建設費は、文部科学省の補助を含め四千万円。昨年十二月に稼働を始めたが、積雪のため三月末まで閉鎖していた。

 実験には、資源の収集などで地域の協力が不可欠なことから、研究グループは十一日、多くの住民に関心を持ってもらおうと 実験棟を公開。完成式の後、午後一時四十分から見学会を開き、エタノール車による実演走行も行う。午後四時からは、同町総合会館で、研究内容の説明会や、 地球エネルギーや環境に関する講演会も開く。

 いずれも参加無料で、事前申し込みは不要。問い合わせは、松本市の総合環境研究所の高山さん(電話0263・27・5550)へ。

(2007年5月9日 信濃毎日新聞掲載)

 

・・・これに関しての意見を少し。。

今話題になっています・・アメリカ方式による「トウモロコシからのエタノール生産」

これは、現大統領の政治的地盤が穀倉地帯にあり・・・あくまでも農家救済対策の域です

同様に、ヨーロッパ方式もアジアもまだまだ産出できるエネルギーよりも

使うエネルギーや原料を運ぶ・出来たものをはコブエネルギーの送料の方が多いです

唯一ブラジルは・・・効率よくエネルギー化されてきています。。

 

で・・・信濃町の今回の「地域完結型バイオエタノール産出・地燃料システム」は・・・・

まず一番は・・作ったアルコールを遠くへ運ばないと言うことです
もちろん原材料も遠くからは運んできません
出来るだけ要らないものを使って・・ただで運び込んでもらうことをねらいとし
ています
これによって
移動のためのエネルギー消費や二酸化炭素排出が激減します
この間ご指摘があったとおり、新エネルギーを作って二酸化炭素排出が増えては
なんの意味もありませんから
これが地産地消・・地域完結型の一つです
次が・・バイオから作ったアルコールですが
普通は純度99%にします
こうしないと、他のガソリンなどと混ぜられないからです。今の車会社の技術で
は仕方がないようです。私なんかは農機具などに使えばと思いますが、農機具メ
ーカーはもっと遅れていて、使えるかどうかの実験さえなされていないそうです。
多少出力が落ちてもいいものというのはいっぱいあると思うのですが・・
で、その99%を作るのには最後に手間とエネルギーがかかってしまうのだそう
です
普通に出来る95%の純度のものですと・・よけいなものがかからないそうです
ですので
信濃町モデルは、95%のものを100%アルコールのみで走らせる予定です。
この間の試乗車もその状態でした。
混ぜないで使うのです。単純な発想のようですが・・これがなされていないとこ
ろが多く最近やっと天ぷら油の世界などで始まったようです。
次が
原材料です。
今は・・もろこしの皮や茎
米のもみ、屑米などを想定しているそうですが・・・
将来的にはなんと言っても、間伐材や雑草を使いたいそうです
ただ、この場合木や草を木質化させてしまうリグニンと言う物質を
壊さないとならないそうですが、今の段階ではこれを壊すのには硫酸しかないそ
うです
硫酸を使ってしまうと、水が汚れますのでそのまま下水道に流せず
地域完結しないので
これを今取り組んでいるそうですが・・・ここが一番時間がかかりそうらしいで


もう一つの方法が休耕田や放棄地に
大量に出来る食べるためではないお米を作って使うという案です
これは・・加工米を作っておくことによりすぐに水田に有事の時には変換できる
上に
里山の風景を残すことにもなりますし
国の補助体制が整ってくれば、田舎で農業に復帰する方・・移り住んでやりたい
方を支援することになります
これはそのまま田舎の元気と高齢者の元気につながります。
また、地域完結することを目標にしていますから
規模は小さいのですが・・よその地域を圧迫すること・・食料などの問題
も無いですし
これが長野モデルとなって、全国に発信できれば
小さい自治体の力も侮れないと考えています
さらに・・地球の環境は田舎に住んでいるもの・・畑や田圃や森を持っている人
間が守っているんだという
田舎に住むプライドが出来ます。

こんなことが取りあえず
他と違うところだと言えると私は思っています