黒姫山から送る・・・つれづれ雲

                    by  黒姫高原ロッジしらかば

 

山からの情報,ちょっとためになるかな?という情報やメッセージを書いていきます。

ちょくちょく更新していくつもりですので,面白いかな・・・と感じたとしたら読みにきてください

                           

 

                                              このページの文章はいずれまとめて本にする予定のものですので

                            無断転載はご容赦願います・・・・高力一浩

 

 

NO,1                      wb01500_.gif (705 バイト)    wb01387_.gif (105 バイト)

木の剪定のお話し                                       wb01500_.gif (705 バイト)

知っていますか・・・木の剪定って

伸び過ぎないように、とか      花がいっぱいつくように,とか

実がいっぱいなるように,とか       実が採りやすいように,とか

枝振りがカッコいいように,とか       雪にやられて折れないように,とか・・・・・

その中でも,カッコよくとか雪にやられないようになどは誰にでも出来そうですが、

花や実がいっぱいなるようにというのは難しい。

夢いっぱいに膨らませて何度失敗したことか・・・

そして,あきらめて放っておくと、もしゃもしゃと茂って

しまいには何も咲かず,当然実もならない。

そこで人に聞いてみることになる

ところが・・・なかなか誰も笑顔を見せながらも教えてくれない

だからといって・・・どうも,意地悪で教えないわけではなさそうなのである

つまり,みんな長年の「感」なのであって・・・

ある名人に言わせると

「木とお話するつもりで触っていると,木がここを切ってくれと教える」

ということになる

「なるほど」とそのときはうなずいて納得してしまうが

木を私なんかがいくらやさしい気持ちで撫でまくっても、木は何もささやいてはくれない

そして,また人を捕まえては聞きまくる

そうしたある時

「木が危機感を感じれば,花も咲き実もいっぱいなるんだよ」

と、さりげなく話してくれた人がいた

そうだった・・・自然界の法則ではないか

すべての自然界の生き物は種の保存こそが本能ではなかったか

木も生き物であり、われわれも「けもの」の端くれではなかったか

少し前までは・・・                          

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NO,2   

05tree05.gif (2463 バイト)     しらかばの木のお話し            

知っていますか・・・白樺の木のこと

しらかばって言えば『高原』の象徴ですよね

だけれど例えば「志賀高原」・・・昔は有名な『炭焼き』の地域

今もその名残の『和合会』という元炭焼きの組織が

志賀高原の山の地権を一手に握り,貸し出しそして管理していますが、

昔,雑木林だった志賀高原一帯はまさに炭焼きにはもってこいの地域だったのです

そして長年かけ雑木を焼ききり,炭にならない柔らかい白樺だけが生き残り、

しかも裸地に最初に生え勢力を伸ばすという白樺だけか゛まさに一面を埋めたのです

結果的には高原のイメージとして白樺が定着していったので・・・良かった訳ですが・・・

そのように柔らかく,繁殖力は強いという特性を持っているのが「しらかば」なのです

また,最近では『白樺ジュース』というのが流行りつつあるようですが・・・・・・

白樺の幹の「縦方向」に少し傷をつけておくと

白樺の樹液が結構な勢いでたまるのです

これがジュースの元になるわけですが,なかなか甘くておいしいのです

そして・・・これを瓶詰めにして寝かしておくと「白樺酒」が出来ると教えてくれたのは

ロッジのパパさん。

その昔シベリアに抑留されたときにこれを作って生き延びたのだそうです

ちなみに味のほうは・・・と聞くと

「もう忘れたよ,だけどまずくはなかったな」

と,言います・・・・・・思い出したくないだけなのかもしれませんが・・・・・・・

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NO.3

「熊」のお話し               

知っていますか・・・熊のこと

昔からよく言いますよね

熊にあったら「死んだ振りをしろ」って

だけれど、これはだめ

じゃあどうすればいいのかというと・・・

実は熊も「万物の霊長」とか言っている「人間」のことを怖いと思っているのです

「目を逸らさずに勇気を持ってにらみ続けること」

必ずと言っていいほど、熊の方が後ろを向いて逃げる

この方法で助かった知り合いがどれほどいることか・・・

そして、それでもだめな場合は「目を逸らさずに、食べ物・飲み物・リュックごと・・・

などを投げるか、置いてそーっと後ずさりする

ところが・・・この作戦が全く機能しないときがある

そ・れ・は・そう、「子ぐま」がそばにいるとき。

しかも人間側にその小熊がいたときは、相手が銃を持っていても向かってくる

だから、森の中で小熊を見かけたら、

とにかく一目散に逃げること。

それから、運悪く熊の巣穴を背負ってしまったとき・・・

このときもまず間違いなく襲ってくる。

こうなったらもう戦うしかない。

相手が月の輪熊なら頑張ればまず殺されるところまでやられることはない

もっともこれは本州での話

北海道に生息するのは「ひぐま」なのでこうはいかないからご注意を

 

 

 

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NO.4

「熊のお話2」

熊の話をもう一つ

熊はよく蛇とかと一緒で冬眠するといわれているが

実は巣穴に冬籠もりするだけで冬眠はしない

正確に言うと疑似冬眠というんだが

そして雌熊は厳冬の2月にほぼ2匹の子熊を産むのである

冬眠していないということは

雪がすくなかったり回りが騒々しかったりすれば

または冬籠もり前に餌をたくさん食べられなかったときなどは

雪の上でも徘徊しているということがある

ところがあの大きくて力強そうな熊でさえ

腹が減っては戦はできない

足取りは力弱く

普段なら10メートル位平気で上がる木登りもうまくいかない

ただ歩いて

解け始めた雪の合間に落ちている木の実を食べるだけ

ということになる

こうなると熊もかわいいもんですね

         

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NO.5

「熊のお話3」

山菜狩り、登山、ちょっとした散歩、トレッキング・・・

どれもブームですが、熊をみてみたい気持ちはあっても出会いたくはないですよね

我々もそうなら、もちろん熊だって会いたくないに決まっている

では・・・どうすればいいか

よく言われるのが、鈴をつけていく・・・ラジオをかけながら進む・・・等々

実際に登山をしているとほとんどのグループで誰かが鈴をつけているし

山菜取りに行くと、一人歩きの人はラジオをつけている人が多い

ところが、確かに人間よりも熊の方が聴覚が優れているのは間違いないけれど

熊のよくいる笹の中などに入ってしまうと、音は消されて実はあまり聞こえない

そこで・・・・・

熊の研究の先駆者であり、熊を神とあがめる「アイヌ」から学ぶと

「熊の世界で嗅ぐということは、信じるということ」といわれているそうで

聴覚よりも嗅覚の方が数段発達しているのである

そうすると、鈴よりもたばこの方が利きそうだし・・・

ラジオを持っていくよりは、私のお薦めは「蚊取り線香」を持っていくこと

今はいいのがあって、腰からつるして持ち歩けるものがあり

まずこれをつけていればお互いに幸せで山歩きができる・・・というものだ。

生態系のピラミッド・弱肉強食のピラミッドで言うと・・・ひょっとすると

万物の霊長と喜んでいる人間より、

個体数の減っている熊の方が今は上にいるのかも・・・ね!

 

 

 

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NO.6                                                                          07hukurou03.gif (2734 バイト)

01green_mt.gif (2457 バイト)       森のお話                07hukurou03.gif (2734 バイト)  

 

森について少し・・・

日本の本来の姿は、西日本では何も手を加えなければ

すべて照葉広葉樹でモサモサと埋め尽くされてしまいます

東日本は、落葉紅葉樹と針葉樹の混合林

北海道の一部のみが針葉樹林帯です

つまり手を加えなければ、我々の住めるところなんて

ごくわずかな地域しかないのが日本なのです

そして、縄文時代の人々はその森に暮らし、森と上手につきあって

狩猟や採集を糧にしていました

縄文も終わり頃になると、様々なものを栽培するようになり、

さらに、弥生になって大陸から入ってきた人々によって稲がもたらされると

大々的に水を溜めて稲を栽培しようとしてきた

その証拠に関西平野には、今でも池の多いことといったら・・・・・

そして、蓄えることができ、収量が高く、しかも連作障害がない稲は富を集中させた

富が集中すると、権力誇示のために巨大な建造物が必要になる

いきおい、川を使っての木の伐り出しが始まる

木が伐り尽くされると木を求めて別な川の川下に都を移す

そうして都は次から次へと移り、関西平野からはいち早く森が消滅した

今も、関西地区にはげ山が多いのを見てもよくわかる

ただ、一部の「鎮守の森」や「神の住む森」だけは例外だった。

そして、やがて戦国・江戸時代となり・・・

巨大建造物や大火などにより、木はすっかり伐り出され

あの木曽地方でさえ、はげ山になりそうだった

そこで慌てて策をとったのが、尾張藩の留山であった

しかし、たいした効果がでなかったため、

かの「木一本・首一つ」政策が生まれた

これは、むごい策として有名だが、とにもかくにもこのような政策のおかげで

日本は禿げ山だらけにならずに済んだのである

また、古くからの「山の神」も森を守ってきた。

木を伐りすぎたり、尾根筋や急斜面の木を伐ったりすると必ず災害が起きてきた

それを「山の神」にお願いし、「山の神」を祀って

森を結果として守ってきた。

そして・・・自然との交流を絶ち、自然破壊をやめない現代には

もう・・・「山の神」はい・な・い。

「神の住む森」も・・・・・・・自然の植生も・・・・

 

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NO.7・・・・次回の「モリとヒト」のためにこの課題を・・・

人口のお話

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人口・・・って

人間の口・・・ということは、ヒトのくいっぷち=食い扶持

人口が人間の食い扶持だとすると日本の適正人口って

いったいどのぐらいなのだろう

日本という国はいったい・・・・

何人の人間を養えるものなのだろう。

つい先日・・・

日本の人口は1億2000万人を超えたと新聞にでていました

いやいや、食料の半分は輸入か・・・

いや、それ以上・・・

じゃあ、適正人口の目安は?

江戸時代末期の人口か・・・・鎖国していたときの・・・

18世紀となると約3000万人。

すると、せいぜい4000万人ってとこか

農薬・抗生物質バンバン使って・・・・。

ということは、ひょっとすると、

我々は本当はその人口で止める努力をしてこなければいけなかったのだろう・・か

それにしても、江戸時代って考えてみると、すごい。

限られた土地で・・・

農薬もなく・・・

連作障害などを自分たちの知恵で防ぎ・・・

耕作道具も進んでなく・・・

機械に頼らず・・・

飢饉にあったり、大火にあったりしながら・・・

3000万人の人口を養っていたのだから。

でも、それが適正人口だとすると

それを越えれば、かつての西欧諸国のように植民地政策になってしまう

なるほど・・・・日本も出て行かざるをえなかった訳か

とすると、

今の1億2000万人を抱えている日本はやはりおかしい

それは、

きっと食料による「侵略」

だって世界中の約半数の人々が今現在も食料に困り

栄養失調になっていっている・・・って新聞に載っていましたもの。

ヒトは所詮、草も含めた生き物を食べなければ生きては行かれない

どうやっても石油は食べられないのだから

もちろん

情報も、お金も・・・・

 

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NO.8

01green_mt.gif (2457 バイト)       「モリとヒト」               07hukurou03.gif (2734 バイト)

古来より、森と人間は深く深く関わってきました

縄文の頃は、木の実の採取や狩猟にサケ・マス漁など

落葉広葉樹の多い東日本や北日本の森が、鬱蒼とした照葉樹の多い西日本より

ずーーと多くの人間を養っていたのです

その数は、ざっと30万人。

日本中での数字ですから、なんてまばらな数でしょう

一説にいう、縄文の人々は一日2時間しか働かなかった、ということもうなずけますね

けものの数の方が当然圧倒的に多く

そのけものを食べたり、ある時は食べ物を争ったり

また、共存したりしながら

ヒトはその生活を養ってきたのです。

そして、そのけものを養っていたのも森なら

ヒトも森とともに生きてきたのです。

 縄文晩期になって稲が伝わると・・・

急流の流れている東や北日本の森はあまり開発できずに

西日本の人の数が圧倒的に増えていきました

それでも、森を切り開いて田や畑をつくっても

ヒトは常に森に対して畏怖を感じ

ときどき木を伐りすぎたが為に洪水を引き起こす森を

「山の神」をもって崇め治めてきました。

 ところが・・・人がどんどん増えると場所がないからと、森に進出していくようになる

灌漑の技術が上がると、急流の流れる森にも田圃を作り焼畑農業をおこなう

しかし、「ヒト」が森深く入れば「けもの」たちと生存域がどんどん重なる

そして、ヒトは武器を持って森を押さえにかかる

それでも、森のそばに作られた畑では落葉を畑に戻し・・・

連作障害をさける知恵を生かして、森と共存していた

 ところが、今でいわれる「里山」と呼ばれる小さな森とさえヒトは

最近共存しなくなってしまった。

理由はいっぱいある・・・

人があふれかえり、住むための場所づくりに森がじゃまになったこと

在来工法の凋落により国産の木が高く売れなくなったこと

その安くたたかれた木でさえ、ツーバイフォーなどという工法には必要とされないこと

そして・・・木の実や山菜も産み、連作障害を招かない落葉樹をどんどん切って

杉やカラマツや檜等々の森を増やし続けてきた、いえ未だに増やし続けている

営林政策の長ーーーい月日にいたる間違いなどなど。

それが、人に森の価値などを忘れさせ

連作障害を農薬で抑え・・・結果また土を殺してしまう。

と、過ちを繰り返しながら「ヒト」はさらに「モリ」を忘れていく

昔から、森や山には「神」が、ずーーーっといたのに。

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NO.9

 09uguisu.gif (2091 バイト)   高原の春・・・・山菜情報とその採り方      

 

私たち・・・・

毎年4月も中頃過ぎると「山に呼ばれて」

いえ、「山が恋しくて」山に入る。

しかし、少し歩くとすぐに声を上げることになる

「まだ全然、山が眠っているよ」と。

そして、しばらく経つと山が教えてくれるのか・・・

「山が笑っている」のに気づく。

冬の間に鈍っていた

「自然を自然のうちに感じる感覚」がよみがえってくるからだ

それは、まさに・・・雪解けとともにゆっくりと・・・・。

さあ、そして雪が解けると山菜の季節だ

「ふきのとう」は雪解けと同時に真っ先に採れる

その後すぐに芽を吹くのは「コゴミ」だ

そしてそして、その後はもう何でも来いだ・・・

GWの頃から、「タラノメ」「コシアブラ」「ハリギリ」「ウド」・・・これは天ぷらや「いくさ」和えに最適だ

「ウド」は生でみそをつけて食べてもおいしい・・特に黒姫のものは・・

そして、「ゼンマイ」「「ウドブキ」「ヨシナ」「アザミ」「フキ」「ワラビ」などとつづき

仕上げはやはり「タケノコ」だ

ここらあたりのタケノコはあの大きいものではなく、「ネマガリダケ」の子で

別名を「姫タケノコ」。

採ってすぐなら生で・・・そのまま焼いてよし、茹でてよし、皮をむいて天ぷらによし、煮物によし、・・・

でも、なんといっても「鯖の缶詰」を入れた「タケノコ汁」はここらの大名物!!

そう・・・

それこそ山は、日々天然の旬の食材を提供してくれる

我々の「天然の食料庫」であり・・・そして、

自然のサイクルによるつきることのない食料庫なのである。

いや、だったはずなのである・・・・・・。

山を知っている者、山と共に生きている人、山からの恩恵に気づいている人、

山に感謝の気持ちを抱いている人、そして、強い山にも弱い一面のあることを知っている者

そんな人ばかりが山菜を採るのなら、

毎年同じところに顔を出して我々を十分に喜ばしてくれるだけの食材を山は提供してくれる。

ところがやはり最近・・・

生き物の限界を忘れ、ふだんの生活に・・・山からの水や、山から送られてくる貴重な酸素に

お世話になっていることを忘れ・・・ついつい採りすぎてしまう人たちがいる

一度採り尽くしてしまったら、山菜はもう私たちが生きているサイクルでは再生しない

では、どうすればいいか・・・自然観察インストラクターということもあって・・・ずっと考えてきた

入山の規制・採取の規制・・・でも、「山の恵みはもっとおおらかなもの」のはず

なら・・・「どう採って共存するか」「どう採れば毎年恵みを受けられるのか」

これを啓蒙していくのが山に住むもののつとめなのではないか・・

と、考えて・・・・ここにも少し書き記してみたいと思います・・・・

コゴミは、来年のために必ず3本は残す。

タラノメは、絶対に木をいじめない。

タケノコは、裏折りをしない。

フキは、根を抜かない。

ワラビは、採り尽くさないことが大事。

・・・手入れをしていい山なら時々草を刈ってやるとよくでる

お花の咲く花は、あまり採らないこと。

・・・ノカンゾウやヤブカンゾウ、ギボウシ(コーレッパ)、ハンゴンソウにアザミなど

ウドは多少深くから折っても大丈夫。

そう・・・

根がしっかりしているもの、順番に芽を出すもの・・・は生命力がとっても強いのです。

そして、山菜を採っていると山はもう一つの恵みもくれます

鳥の鳴き声です。

ホーホケキョ・ケキョケキョケキょと「うぐいす」が鳴き、

やがて「かっこう」がカッコウカッコウと鳴く

そして、カッコウに混じって鳴いているのは

ヒーツキーホシー・または月・日・星〜〜と鳴く「三光鳥」か「イカル」か

そして、そこに混じってくるのがキョキョキョ・キョキョキョ・トッキョキョカキョク

と忙しく鳴く「ホトトギス」だ

子孫繁栄のためにお互いを求めて・・・          

輝きをました声で精一杯鳴く・・・

そう、この時期は・・・一年で一番鳥の声が美しい時期でもあるのです

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森の効用について・・・・

森には様々な効果があります。

人間の身体のリズムを元に戻したり、心を癒したり、五感を鋭くしたり

第6感まで鍛えてくれたり・・・

で、

森の持つ効用について少し書いてみたいと思います。

まだまだ解明されていない効果がいっぱいあるのでしょうけれど

まずは解明されているものを・・・・・

 

フィトンチッド・・・副交感神経を刺激して、精神安定・開放感・ストレスの解消などの

「やすらぎ」を与えてくれる効果があります

医学的にはフィトンチッドの成分のαーピネンが疲労回復を高める効果が認められています。

また、ヒノキやマツやクロベなどに含まれる成分は肝臓の薬物代謝酵素チトクロームー450

の含量を高めるという作用も認められています

森林浴はやはり体にいいのです

 

マイナスイオン・・・とっても清浄な空気にいっぱい含まれているマイナスイオン

を吸うと皮膚機能が活性化し、寒暑への適応力が向上するのです。

そして、この空気に接することで皮膚感覚器官が活性化し、血液の循環が良くなります。

またマイナスイオンはプラスイオンが気分をめいらせるのに対して、副交感神経に作用して

身体をリラックスさせ脳波にα波を増やし快感を増幅させてくれます。

やはり、森の中や川のそば・・・特に「滝」はそこにいるだけで良いのですね

 

目に優しい「緑」・・・太陽光、花、鳥などの落ち着いた光や色が心身をリラックスさせるそうです。

特に緑というのは人間の目にもっとも優しい色とされ、生理的に穏やかになるそうです

やはり「目に青葉 山ほとどきす・・」ですね

 

1/fゆらぎ・・・風に揺れる木の葉の動きや、せせらぎなど森の中の音や揺れは、

不規則さと規則正しさが調和した「1/fゆらぎ」のリズムを持っているので

自然の織りなすハーモニーが気分を和らげ、快感を与えてくれるのです

小川のせせらぎ・・川や滝って昔からずっと見ていられるんですよね・・・なぜか

 

緑のフィルターを通した適度な日射し・・・森の中では緑のフィルターが80%の太陽光線を吸収し

真夏でも強い紫外線を浴びずに適度な日光浴が可能なのです。

夏に森林浴・・・気持ちがいいわけです。

 

こんな効用いっぱいの森へ

出かけないなんて、なんてもったいないのでしょう。。

ちょっと疲れたら

時間に追われていると感じたら

ミヒャエルエンデの「モモ」の世界へようこそ!

 

                       

 

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