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歌番号

 3620

作者

 

 

コイ シゲ ナグサ          ナク シマガゲ イホリ 

万葉歌

恋繁み 慰めかねて ひぐらしの 鳴く島陰に 廬するかも 

原文

故悲思気美 奈具左米可祢テ 比具良之能 奈久之麻可気ニ 伊保利須流可母

 あなたのことを思うとあまりにも心苦しくなるので、自分を慰める意味でも、ひぐらしの鳴いている、島陰に船を停泊させて仮の宿としよう。「ひぐらし」の言葉が非常に効果的。前句の悲しい感情と後句の島の情景をひぐらしが架け橋となって結んでいる。またひぐらしの声は、寂しさを誘発させるものだこの句も、それもその相乗効果か見られる。01/02/24