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歌番号

 3617

作者

 大石蓑麻呂

 

イシバシ  タキ     ナク セミ  コエ  キ    ミヤコ オモ

万葉歌

石走る 瀧もとどろに 鳴く蝉の 声をし聞けば 都し思ほゆ 

原文

伊波婆之流 多伎毛登ド呂ニ 鳴蝉乃 許恵乎之伎気婆 京師之於毛保由

 激流を下る瀧の音にも増して、蝉の鳴き声を聴くと遠い都が思い出される。蝉の音が望郷の念を思い出させるひとつのきっかけとなった。このように、蝉の声は、異次元的な世界に誘うものなのかもしれない。芭蕉の「しずけさや 岩に滲みいる 蝉の声」の句が頭に浮かんでくる。01/02/24