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歌番号

 3580

作者

 遣新羅使人の妻

 

     ウミベ    キリ    ア    ナゲク イキ シ

万葉歌

君が行く 海辺の宿に 霧立たば 吾が立ち嘆く 息と知りませ 

原文

君之由久 海邊乃夜ドニ  奇里多多婆 安我多知奈気久 伊伎等之理麻勢

 君が行く海辺の宿に霧が立ったならば、私の嘆く息と思ってください。遠い航海にいる夫を思う妻の歌。霧を自分の悲嘆にくれている息と見なしてくれという、着想がすばらしい。霧に包まれ視界不良となった夫は、その時なんと思ったのだろう。01/01/15